岩手県薬剤師会の特徴と利用方法

概要と開示情報

岩手県薬剤師会は、平成27年3月31日時点で正会員1,634名と賛助会員92名が在籍しています。地域薬剤師会は、盛岡・花巻・北上・奥州・気仙・釜石・宮古・久慈・二戸の合計9つがあり、岩手県薬剤師はそれらの上で成り立っているというわけです。

住所や問い合わせ・アクセスに関しては以下の通りです。

〒020-0876
住所:岩手県盛岡市馬場町3番12号
電話番号:019-622-2467
FAX番号:019-653-2273

最寄り駅は、JR東北本線盛岡駅です。駅から徒歩15分から20分程度かかりますが、すぐ近くに岩手女子高や岩手公園があるので迷いそうになったら目印の一つとしてみてもいいかもしれませんね。

入会について

岩手県薬剤師会に入会するには、入会申込書を岩手県薬剤師会事務局に送る必要があります。地域薬剤師会に入会すると自動的に入会するという仕組みではありませんが、先に地域薬剤師会には一途会苦必要はあるので注意しましょう。

入会申込書は3枚複写になっているのですが、1枚目は自分自身が控えとして保管しておいて、残り2枚目と3枚目を事務局まで提出することによって申し込みが完了します。郵送でも直接持参するのでも問題ありません。

年会費については以下の通りです。

  • 正会員で開設者:44,000円
  • 正会員で勤務者
  • 薬剤師免許取得後20年以上:24,000円
    薬剤師免許取得後10年以上20年未満:18,000円
    薬剤師免許取得後10年未満:14,000円

  • 正会員で薬事に従事していない:3,000円
  • 賛助会員(薬剤師以外):44,000円

求人情報

岩手県薬剤師会には薬剤師無料職業紹介所があります。求人・求職ともそれぞれ求人票・求職票を登録した上で紹介を受けることができるという制度です。薬剤師が求人を探すときに登録するのは、求職票ですね。

求人情報に関してはホームページ内で掲載されていますが、求人票・求職票に関してはホームページでは手に入りません。登録を希望するのであれば、直接岩手県薬剤師会館に行って登録を行うか、電話で求人票・求職票を送ってもらうかのどちらかの方法で登録しましょう。

登録情報に関しては、受け付けてから3ヶ月間有効なもので、それ以上継続したい場合は事務局にその旨を伝えておかなくてはいけません。伝えるだけで簡単に継続してもらえるので、継続希望の人は一本電話を入れましょう。

求人情報に関しては、PDF・エクセルのどちらかで閲覧することができます。求人情報はリストになっていて、詳しいことは何も書かれていません。書かれているのは、受付年月日・種別(薬局・病院など)・就労場所・求人署名・施設名・勤務時間・休日・その他のみとなっています。

詳しい情報について知りたいのであれば、直接会館に出向くか電話で問い合わせるかなどすれば詳しい内容について知ることができます。会館に行くのであればそのまま申し込みや仲介が行われるので便利です。

薬の出前講座に力を入れている

岩手県薬剤師会は、薬の出前講座に力を入れているようです。薬剤師が講師を務めて、出前講座を行ったりしています。講師となるのは薬剤師会に所属している薬剤師なので、岩手県で働こうと思っている薬剤師の方はどのような講座なのかを知っておきましょう。

岩手県薬剤師会が特に力を入れて講座を行っているテーマが「ドーピング防止」「薬物乱用防止」についてです。スポーツファーマシストの資格取得も奨励しており、資格取得者が優遇される薬局も多いので知っておくと良いでしょう。

レセプト用紙注文書など

岩手県薬剤師会のホームページ内でレセプト用紙の注文書や、お薬手帳の注文書をダウンロードすることができます。そのほか薬歴管理簿(薬歴カード)や、補足紙A・Bのダウンロードが可能。そのほか社会保険や国保などの請求書もダウンロードできるようになっています。

レセプト用紙などは会員価格で買うことができるので、用紙ダウンロードページを活用して購入すると経費節約になりますね。

岩手県病院薬剤師会の特徴と利用方法

概要

・岩手県病院薬剤師会 総務委員会
〒020-8505
住所:岩手県盛岡市内丸19-1 岩手県医科大学附属病院薬剤部内 岩手県薬剤師会
FAX番号:019-654-7560
メールアドレス:join@iwate-byoyaku.jp

入会について

岩手県病院薬剤師会ホームページ「入会案内」ページから、PDF形式で入会申込書をダウンロードすることができます。ダウンロードしたら、印刷して必要事項を記入しましょう。必要事項を記入したら、郵送またはFAXにて岩手県病院薬剤師会の総務委員会に提出します。

宛先は「岩手県病院薬剤師会 総務委員会宛」となるので、間違えないようにしましょう。

年会費は、日本病院薬剤師会の年会費8,000円を含んで9,000円となっています。岩手県病院薬剤師会の年会費だけで見ると、たったの1,000円ですね。ホームページ上に書かれた情報というのは、ごくわずかな情報でしかありませんが、年会費が安いので、とりあえず入会してみるのが良いでしょう。

研修会情報

岩手県病院薬剤師会ホームページから、研修会案内を見ることができます。研修会は、一覧で表示されている中からタイトルをクリックして閲覧可能です。これから予定されている研修会の情報を得ることができます。

リスト表示からクリックして詳細にアクセスするという方法で研修会の詳細を見ることができますが、研修会がいつどこであるのかだけを手っ取り早く知りたいという人は、研修会カレンダーを見ると良いでしょう。これには、日付や曜日・時間と会場・タイトルなど必要な情報が書かれています。

主催や共催についての情報や、参加費についても書かれているので、とてもわかりやすいです。すべて表で表示されているので、必要な情報だけを手っ取り早く得ることができます。PDFにて閲覧可能なので、いつどんな研修会がどこで開かれるのかだけを知りたいという日とは利用するといいでしょう。

より詳しい案内を見たいという人は、最初のリストから詳細にアクセスして閲覧するといいですね。研修会カレンダーに書かれている情報に加えて、詳しいプログラムなんかも掲載されています。わかりやすく、見やすい書式のものが多いので、チェックしてみましょう。

求人は掲載ナシ

岩手県病院薬剤師会のホームページでは、求人情報の掲載はありません。また、岩手県薬剤師会のホームページでも求人情報は掲載されていないので、岩手県の薬剤師関連機関を仲介して採用を得ることはできないということに気をつけましょう。

岩手県の病院で就職・転職を考えている人は、薬剤師転職サイトも多くあるので、そういったところを利用すると採用を得やすいです。いい条件のところも多く掲載されていますし、いつ見てもフレッシュな情報があります。

病院薬剤師を増やす取り組み

岩手県病院薬剤師会では、病院薬剤師を増やすための取り組みを行っています。ホームページ上に、薬学生のページ・高校生向けの紹介ページがあり、そこで病院薬剤師の仕事や役割について紹介しているのです。

病院薬剤師の役割については、動画形式で紹介されており、なかなか興味深いものになっています。学生向けですが、一度チェックしてみてもいいかもしれません。知り合いに薬剤師を目指している人がいれば、そっと教えてあげるのもいいですね。

このような「県の薬剤師を増やすための取り組み」というのは、県薬剤師会では行っているところが多いのですが、病院薬剤師会で独自に行っているところは少ないです。その点、岩手県病院薬剤師会は熱心に活動をしていると言えるかもしれませんね。

岩手県病院薬剤師会の詳しい活動の内容や、活動記録は会員でないと見ることができないページにあるので、入会前に確認することはできません。研修会についても会員限定のものについて情報をあらかじめ得ることができず、不安かもしれませんが、年会費も安く、独自の取り組みも行っていることを考えると、入って損は無いでしょう。

不安要素があったり、気になることがあれば、ホームページ上の「お問い合わせ」から問い合わせてみることをおすすめします。