埼玉県薬剤師会の特徴と利用方法

埼玉県薬剤師会の概要

埼玉県薬剤師会館は、「さいたま市北区土呂町1丁目50番地4」にあります。事務局は違うところにあり、「さいたま市浦和区仲町3-5-1埼玉県県民健康センター4階」にあるので注意しましょう。事務局と会館が同じ建物にあるという勘違いが多いようです。

2015年現在会長の任についているのは鯉渕肇氏。埼玉県は全国で最も高齢化の進むスピードが速い県。それゆえに2025年問題に備える動きを埼玉県薬剤師会全体でとっています。在宅業務・訪問業務・介護現場における薬剤師の存在意義などの確立を推進しているようです。

入会案内

正会員と賛助会員のどちらかに入会することになりますが、薬剤師は正会員ですね。正会員はA会員とB会員とにわかれています。Aは、薬局・店舗販売業を管理する薬剤師となっており、Bはそれ以外の薬剤師となっています。

賛助会員は薬剤師以外の埼玉県内の薬学生などが分類されるものです。

入会金は、A会員が10万円。B会員が1万円で賛助会員が無料です。年会費は別で払うことになっていて、A会員が7万2千円、B会員が2万2千円、賛助会員は9千円となっています。そこからさらに地域薬剤師会が独自に定めている会費が徴収されるので、他の都道府県薬剤師会に比べて高くつきますね。

埼玉県薬剤師会の求人・求職システム

求職情報の登録・閲覧、求人情報の登録・閲覧がホームページ内から可能です。これは埼玉県内で薬剤師として働きたい人・薬剤師を探している人のための機能。求職情報の登録は会員以外でも可能ですが、閲覧は会員のみに許されています。

求人情報に関しては、登録が会員限定となっていて、閲覧自体は会員でなくても可能です。求人を探している薬剤師が利用するのは求人情報の閲覧なので、非会員でも問題はありませんね。

ただ、掲載されている求人情報の数は圧倒的に少ないです。登録日も新しいもので2015年10月8日(2015年11月27日現在)となっています。現在3つの求人情報が登録されているのですが、登録日からして現在も募集が行われているのかは謎です。

求人情報には施設名・所在地・電話番号・担当者名・メールアドレス・業務内容・条件が書かれています。求人の数も少なければひとつひとつの情報量も多いとは言えませんね。埼玉県薬剤師会では求職情報を薬剤師が登録し、職場側が拾い上げる仕組みのほうが利用されている傾向があると言えるでしょう。

会員限定とそうでないものの関係を考えるとそうなるのも必然ですね。

研修会案内

研修会・講習会のお知らせもホームページ内から見ることができます。埼玉県薬剤師会が主催している研修会・講習会の情報から、他の団体が主催している研修会・講習会の情報までが掲載されている。数ヶ月先の研修会・講習会の予定まで掲載されていることを考えると、詳細が決定した時点で載せているのでしょう。

日時や場所、申し込みについて、会場までの地図・費用・定員などが事細かに記載されています。必要に応じてリンクを設け説明しており、このサイト内の情報・サイト内リンク先からの情報だけでその研修会・講習会の情報がわかるようになっていて便利ですね。

埼玉県薬剤師会が主催している研修会・講習会に貼り付けられているリンクのリンク先は他のホームページではなく、PDFになっています。どこか別のサイトに飛ばされるということもなくて安心ですね。

販売資材・検査器具貸し出し案内

これは薬局経営者や管理者向けですが、販売資材の案内や検査器具の貸し出し案内も閲覧することができています。薬剤師であれば誰でも購入できるものもありますが、ほとんどは会員店舗のみ購入可能のものです。

レセプト関連用紙・お薬手帳・日本薬剤師会斡旋図書・コバトン薬剤師バッジを全て薬剤師会のページ内で購入できるのは便利ですね。

貸し出しされている検査器具の一覧はそれぞれPDFで確認可能です。わかりやすくリスト化されていて、申し込みも可能になっています。環境衛生検査器具・薬物乱用防止教室・くすり教育資材の貸し出しを行っているほか、環境衛生検査資料の販売も行っています。

埼玉県病院薬剤師会の特徴と利用方法

概要

一般社団法人埼玉県病院薬剤師会
〒331-8631
住所:埼玉県さいたま市北区土呂町1-50-4埼玉県薬剤師会館2階
電話番号:048-776-9385
FAX番号:048-776-9386

入会について

入会は、入会届けを埼玉県病院薬剤師会ホームページからダウンロードして記入してメールまたはFAXにて送ることになります。入会届けに関しては、正会員・特別会員用と賛助会員用の二種類があるのでそれぞれ注意しましょう。

PDFかエクセルか、どちらか好きな形式のファイルでダウンロードすることができます。それに記入したらメールで送るのが一番手っ取り早いですね。早く見られる可能性が高いのは、FAXでしょうが、どちらにしても手続きの進行の早さは変わらないでしょう。

会費区分については、A会員・B会員・C会員・D会員の4つの区分があります。

  • A・・・正会員でなおかつ日本病院薬剤師会と埼玉県病院薬剤師会両方に入会する人
  • B・・・正会員で埼玉県病院薬剤師会にのみ入会する人
  • C・・・正会員以外で日本病院薬剤師会にも入会する人
  • D・・・正会員以外で埼玉県病院薬剤師会にのみ入会する人

それぞれ払うことになる実際の会費については、ホームページ上に情報があるわけではないので注意しておきましょう。問い合わせるなり、入会届けを出すときに確認するなりという方法で確認する必要があります。それぞれ確認するようにしましょう。

会員施設求人案内

埼玉県病院薬剤師会では、ホームページ上で求人情報を掲載しています。掲載しているのは、会員施設の求人情報のみです。その時点で少し安心感がありますね。ただし、病院薬剤師会が内容を保証してくれるというわけではないので注意しておきましょう。

問い合わせにも対応できないようになっています。問い合わせについては、掲載されている施設の連絡先に直接問い合わせるようにしなければいけません。

求人情報は、すべて一覧で掲載されており、検索機能などは特につけられていません。一覧には、施設の名前と仕事内容だけが書かれています。仕事内容は改行せずにズラリと書かれているので、少々見にくいかもしれません。

それぞれ施設名をクリックすれば、見やすくなった仕事内容の項目と、勤務地・勤務時間・休暇・待遇・連絡先・詳細打ち合わせ担当者・施設ホームページアドレスが閲覧可能になります。基本的に、かたっぱしからクリックして情報を閲覧するようにしましょう。

仕事内容に書かれているのは、現在の薬剤指数・行う業務内容・システム導入があるかどうかなどについてです。もちろん、各求人によりけりなところがあるので、それぞれ確認しましょう。

埼玉県病院薬剤師会の会員施設の求人情報については、数も少なく、更新頻度もそれほど高いとは言えません。あてにしすぎるのはだめですが、一度見てみるくらいはしておいて損は無いでしょう。待遇は良いことが多いので、更新してすぐのタイミングに偶然出くわすと良いところに就職できますね。

研修会カレンダー

埼玉県病院薬剤師会のホームページ上には、研修会のカレンダーが掲載されています。グーグルカレンダーが使われている病院薬剤師会が多いですが、埼玉県はグーグルカレンダーは使っていません。独自のカレンダー表示になっています。

と言っても、表示形式はほとんどグーグルカレンダーと同じ。月曜日から日曜日まで、6週間分の情報が一気に閲覧できるようになっています。研修会のタイトルと講演時間がカレンダー上で確認可能です。それぞれタイトルをクリックすると、詳細にアクセスすることができます。

詳細には、社外文書のような形式で研修会情報が掲載されています。日時・場所・申し込み方法・締め切り・研修講師の所属と名前・プログラムと参加費用などについて必要な情報を一気に確認可能です。

普段は多くの研修会や勉強会・セミナーを行っているのですが、12月など年末になるとその数が少なくなってしまいます。情報更新は頻繁に行われているので、こまめにチェックしておきましょう。