石川県薬剤師会の特徴と利用方法

石川県薬剤師会の前身となる組織は、慶応3年(1867年)に誕生しました。そこから明治維新や廃藩置県などいろいろありつつも明治8年に石川県立医学館製薬所が設置され、明治12年には製薬学科という様相を呈してきたのです。薬剤師会という名前になったのは明治23年。そこから色々な法律改正などに翻弄されながらも石川県薬剤師会は研修会や部署などを広めていきました。

そして2004年には現在の形になったということです。現在は石川県薬剤師研修センター・薬事センター・公益社団法人石川県薬剤師会検査センターなどの施設を抱え、「公益社団法人石川県薬剤師会」として運営されています。

各施設の連絡先は以下のとおり。

・公益社団法人石川県薬剤師会
〒920-0032
住所:石川県金沢市広岡町イ25番地10
電話番号:076-231-6634
FAX番号:076-223-1520
・石川県薬剤師研修センター
住所、電話番号、FAX番号すべて同上
・石川県薬事センター
電話番号:076-231-6711
FAX番号:076-223-1520
・公益社団法人石川県薬剤師会検査センター
〒924-0032
住所:石川県白山市村井町330番地
電話番号:076-276-6333
FA番号:076-276-9669

外国語対応のためのツール集

石川県薬剤師会のホームページにアクセスすると、外国語での店頭対応に使うことができるツールをまとめてダウンロードすることができます。英語・中国語・韓国語・ポルトガル語について対応しているツールで、あると外国語対応が捗るツールです。

ツール集には、「言語確認ツール」「来局目的の確認」「医療機器・用具ツール」「衛星用品ツール」「お伺い書」「薬袋作成支援ツール」の6つのツールが入っています。ツール集のほかにも、「症状確認ツール」「服薬説明シート」「服薬説明ツール」「薬効ラベルシール」がダウンロード可能です。

それぞれPDFファイルでのダウンロードになっていて、ツールとはいいますがプログラムされたシステムというわけではありません。PDFファイルに書かれているのはマニュアルのようなものです。それを印刷して店頭においておけば対応に困ることもありませんし、外国人の患者さんも薬剤師との会話に四苦八苦することが無いというわけですね。

吸入指導連携システム

石川県薬剤師会では、吸入指導連携システムという取り組みが行われています。吸入薬というのはそれぞれ手順が違うもの。その手順についての指導を連携することができれば、それぞれかなり楽に吸入薬の導入が行えるというわけですね。

2015年11月現在、石川県立中央病院と金沢大学附属病院の連携システム・各薬剤の吸入手順について閲覧することができるようになっています。吸入薬の導入を考えている薬局の薬剤師や、吸入薬の指導について自信が無いという薬剤師はチェックしておくと良いでしょう。

研修会情報

石川県薬剤師会研修センターでは、研修会の情報を閲覧することができます。石川県薬剤師会ホームページから、研修センターのホームページにアクセス可能です。そこで研修会の開催予告情報について一覧で閲覧できるようになっています。

詳細や申し込みに関しては、日が近づいてくると閲覧可能になるといったところです。一覧表示には、開催月・研修会の名前と主要テーマ・開催日時・研修会場・単位数シール番号・主催・共催機関などの情報を閲覧することができます。

ここから研修会情報などを確認するようにしましょう。会員でなくても閲覧することができるので、入会前に、どのような研修会を行っているのか、研修会の頻度などについて確認しておくのも良いですね。

コラム

2015年12月現在、石川県薬剤師研修センターでは、コラムページの準備を行っています。研修センターのコラムということで、薬剤師に役立つ知識や情報について掲載されることでしょう。現在まだ準備中で内容については推測の域を出ませんが、メールマガジンなどとは違った角度からの情報が得られると考えられます。

このような取り組みを石川県の薬剤師会は随時増やしています。会員・非会員の境なく得ることができる情報量も多いです。入会前の参考にしましょう。

石川県病院薬剤師会の特徴と利用方法

・石川県病院薬剤師会 事務局
〒920-8530
住所:石川県金沢市鞍月東2丁目1番地 石川県立中央病院 薬剤部内
電話番号:076-237-5104
FAX番号:076-237-5104

入会申込書は、PDF形式で石川県病院薬剤師会からダウンロードできます。それを印刷してから、必要事項を記入して郵送またはFAXで提出するようにしましょう。新規入会の際には、必ず会費の入金を一緒に行わなければいけません。

書類を送ったらすぐに振り込むようにしましょう。

年会費は、日本病院薬剤師会の年会費8千円を含んで1万2千円です。これは他の都道府県病院薬剤師会と比べると、高くも低くもない金額になっています。ちょうど相場ですね。この年会費を、下記郵便局口座に振り込みましょう。

郵便振替口座:口座番号00770-1-12099
加入者名:石川県病院薬剤師会

年会費の納入が事務局で確認されたら、手続きを行ってくれます。入金が確認されるまでは書類が放置されることになるので、できるだけ早く納入するようにしてください。ホームページにも「直ちに」と書かれています。

石川県病院薬剤師会の求人情報

石川県病院薬剤師会のホームページ内で求人情報を閲覧することができます。この求人情報は、基本的には半年で消されるものですが、求人を出している施設が更新を望んだ場合は半年以上でも掲載可能です。

掲載情報は、施設名・所在地・担当者名・連絡先・条件・勤務日数・報酬・求人用URLとなっています。求人用URLに関しては無いところもあるので、その場合は「よろしくお願いします」などの一言コメントになっていることが多いです。

URLがある場合には、必ずURLをクリックしてリンク先の情報も得るようにしておきましょう。その施設のホームページ内にある求人情報を閲覧することができますよ。もっと詳しい情報を見ることができるので、気になる求人先のURLには必ずアクセスするようにすると良いですね。

この求人情報は、登録されたのが新しい順に並んでいます。ただ、そこまで活発に利用されていないようで、上半期は月に一度、下半期になると全く更新がありません。少なくとも、2015年の場合は上半期は毎月、9月からは12月までは全く求人が無いという状況です。

ものによっては、月日が経過していても採用を行っている場合もあります。連絡先も記載されていることですし、現在採用を行っているかどうか、それぞれの連絡先に問い合わせてみてもいいかもしれませんね。

URLがあるところは、求人情報のページがあるということなので、そこから「現在採用があるかどうか」がわかります。もしも現在採用を行っている求人がここに掲載されていない場合、薬剤師転職サイトを活用しましょう。

研修会情報

石川県病院薬剤師会が行っている研修会・講演会・セミナーなどの情報をホームページで閲覧することができます。一覧で日時・タイトル・場所・研修番号のみが掲載されているのでわかりやすいですね。表の順番ですが、開催日時が早い順から並んでいます。

それぞれのタイトルをクリックすることによって、詳細情報にアクセス可能です。詳細情報はPDF形式で閲覧することができます。日時や会場、対象者や参加費用について、詳しいプログラムなどもここに記載されているのでチェックしておきましょう。

場合によっては、参加申込書も一緒になっています。その場合は、ダウンロードして印刷、必要事項を記入してFAX送信するようにしましょう。申込用紙が掲載されていない場合、ホームページの「各種申請書類」というページに申請用紙があります。

これは研修会・研究会・学術講演会など、共通して使う用紙です。研修会のタイトルなどを正確に記入して提出するようにしましょう。

石川県病院薬剤師会では、毎月多くの研修会やセミナーを行っています。各種研究会も積極的に行われているので、興味のある分野の研究会に参加してみてもいいかもしれません。会員ではなくても参加できるものもあるので、入会前でも参加してみるのもいいですね。