土日休みの条件に該当する薬剤師の求人例

企業は土日休みが多い

土日休みの条件に該当する薬剤師の職場といえば、企業ですね。CRA・MR・MSなどは土日祝日にきっちり休みを取ることができるところが多くなっています。

ただ、企業の求人はそれほど多く出回っているわけではありません。そもそも薬剤師が関わることのある企業の数自体が、それほど多いわけではないです。企業のある地域も限られてきます。この「多い」というのは、企業の求人数に対する土日休みの割合がとても高いということです。

特にCRAなど、治験に関わる企業は特に土日休みのところが多くなっています。

2016年1月時点での、東京とにおける企業の土日休みの比率はマイナビ薬剤師で90%近く、薬キャリで89%程度、リクナビ薬剤師で77%程度となっています。求人数はそれぞれマイナビから、10件中9件、167件中149件、13件中10件です。

企業の次は病院が多め

企業勤務以外で土日休みがある求人先といえば、病院ですね。割合としては大きく下がってしまいますが、薬局よりも比率が高いです。総合病院や救命救急などでは、土日休みが少ないのですが、リハビリテーション科の病院・精神科の病院は土日休みが多くなっています。

療養型病院も狙い目ですね。クリニックも土日休みというところが多くなっています。病院で土日休みが多いところは、門前薬局に調剤を任せていることが多いところですね。医薬分業が進んでいるところに、土日休みの病院が多くなっています。

割合は、マイナビ薬剤師で7.8%、薬キャリで13.6%、リクナビ薬剤師で9.3%です。求人数自体は、マイナビから243件中19件、446件中61件、257件中24件となっています。

求人数だけなら薬局が一番

求人数だけで言えば、薬局が一番多いです。参考までに2016年1月時点での各就職・転職サイトでの東京都における求人数を見てみましょう。

全体数から見ての割合はとても低いのですが、求人数だけならトップですね。調剤薬局の求人数が、他の業態と比べて圧倒的に多いということが原因になっています。企業だとほとんどの確立で土日休みですが、薬局で探してみてもいいかもしれませんね。

土日休みの薬剤師求人を探すときのポイント

企業は休日出勤に注意

企業は全体の求人数に対する土日休みの求人数がとても高いですが、休日出勤がある場合もあることに注意しておきましょう。品質管理や、品質保証の仕事をすることになった場合は、たまに休日出勤があるということを念頭に置いておかなければいけません。

これは、納期など全体スケジュールによって動いている部署だからです。そのため、スケジュールによっては休日出勤をしなければならないことがあります。営業関連や新薬に関係する仕事でも、特許の申請・売り込み時期などの際には、休日出勤をすることもあります。

まとめて言えば、「企業は忙しい時期に休日出勤がある」ということですね。

薬局は門前薬局以外

企業は求人数も少ないし、薬局などに比べて採用ハードルが高い。そもそも地域に企業の求人が無いという場合は、薬局で土日休みの職場を探すという人も多いでしょう。その際に気をつけるべきポイントがあります。

それは、門前薬局以外を探すということです。門前薬局は隣接している病院やクリニックの状況・スケジュールによって動いています。隣接した病院・クリニックが休みであれば休み、診療時間が延びていれば残業があるなどですね。

そのため、総合病院や忙しい病院などの門前薬局だと土日休みは期待できません。

門前薬局以外で土日休みの求人を探すことになります。その際のキーワードとなるのが、先述している「リハビリテーション科」「療養型病院」「精神科」などです。企業の求人が見当たらない場合や、企業の採用ハードルが高いのが気になる場合は、そういったところで求人を選んでみてもいいでしょう。