寮付きの薬剤師求人はどんな職場?

薬局かドラッグストア

寮付きという条件に合った薬剤師の仕事は、調剤薬局またはドラッグストアでの仕事です。雇用形態は、正社員・派遣・契約社員になっています。パートやバイトには寮付きという条件は適用されないところが多いです。

寮完備の病院について

病院でも、寮完備のところが見受けられます。調剤薬局やドラッグストアほど求人数が多くはないのですが、全体数との割合で考えると、とても多いです。特に地方の病院は寮を完備していることが多くなっています。

例えば、都心部から少し離れた千葉県や埼玉県などです。地方と言っても、田舎ではなく地方都市に寮付きの病院が多い傾向があります。都市部から人を集めるために、寮を用意しているのです。都市部から近いけど、通うには遠い。しかし、引っ越すのにもお金がかかるから躊躇している人を引き込む戦略です。

公務員薬剤師という働き方もある

寮付きという条件を満たす薬剤師の仕事と言えば、公務員薬剤師も挙げられます。公務員薬剤師の求人への応募は調剤薬局や民間病院に比べるとハードルが高いですが、公務員であれば、寮以外の福利厚生についてもしっかりと得られることが多いです。

公務員寮は都心の一等地にあることも多いので、寮の設備について不満・立地についての不安を抱えることもありません。ハードルの高さを乗り越えると、とても良い職場であると言えるのではないでしょうか。

国家公務員強制組合連合会運営の病院

これは数が多いわけではなく、希少な例ですが、国家公務員強制組合連合会が運営している病院というものがあります。国家公務員強制組合連合会が運営しているだけであって、国家公務員になるわけではありません。

ただし、国家公務員強制組合連合会が運営している病院は公務員のような待遇で働くことができます。運営元が運営元だけに、いい加減な福利厚生・採用条件では採用を行いません。公務員寮に入ることができるということだけでなく、他の福利厚生についても充実しています。

希少な例ですが、頭の片隅にでも留めておきましょう。

寮付きの薬剤師求人を探すときのポイント

社宅なのか寮なのか

寮付きの薬剤師求人を探すときのポイントとしてまず挙げておきたいのが、「寮」なのか「社宅」なのかを注意深く見ておくということです。寮と社宅は、同じ意味合いであるかのように聞こえるのですが、実際は違う意味合いを持っています。

寮は、その企業が事前に用意している物件で、そこにはその企業の社員が住みます。食事・風呂・トイレなどが共同であることが多く、部屋もドミトリーの場合も多いです。もちろん、個人部屋だというところも多いですが。

社宅は、完全に個人の部屋です。事前に用意せず、社員が入社するたびに賃貸アパートや賃貸マンションなどを借り上げるということが多いですね。そのため、家賃に関しては自己負担になることが多くなっています。

寮は、様々なものが共同になる代わりに、家賃を含めた生活費が浮くのです。食事が用意される寮であれば、食費が浮きます。

以上のような違いがあるので、その企業が備えているのは「寮」なのか「社宅」なのかをしっかりと見ておかなければなりません。寮のつもりだったのに社宅だったというのでは、事情が一変します。

独身寮か家族寮か

しっかりと、「寮」完備であるということを確かめることが大切ですが、それだけでは不十分です。寮完備としている求人は、独身寮であることが多くなっています。中には家族寮に入りたいという人がいるでしょう。

配偶者や子供と一緒に引っ越すことを考えている人は、独身寮ではいけません。家族寮に入りたいのであれば、その企業が「家族寮を用意しているのか」ということを確かめる必要があります。求人に書いている場合が多いのですが、書いていない場合もあるので、そういった場合は直接問い合わせてみましょう。

まとめ

寮付きの職場というのは、それぞれ地域で探しても一定数見受けられます。少し都市部から離れたところで仕事を探そうと思っている薬剤師の方は、調剤薬局・ドラッグストア・病院あたりを候補に入れて探しましょう。

社宅なのか寮なのか、家族量はあるのかということにだけ注意して、求人を探していれば、良い条件の求人が見つかるはずです。