50代・60代・70代・定年後の薬剤師求人例

調剤薬局

50代で転職を考えている人や、定年後に仕事をしたいと考えている人には、調剤薬局で働くということが考えられます。薬局では50代・60代・70代といった世間一般で言うところの高齢の薬剤師の需要が高いです。

日本は高齢化社会で、これからもどんどん高齢者の数と割合が増え続けると考えられています。そこで重要視されているのが、セルフメディケーションです。老老介護などが叫ばれていましたが、これからは健康も自己管理することが大切になっています。

セルフメディケーションは高齢者だけの問題ではありませんが、高齢者にはとても大きな問題です。そこで、高齢者の健康管理について助言することができる人材というのが求められています。それが、50代以上の薬剤師というわけです。

ドラッグストア

ドラッグストアも、50代・60代・70代の薬剤師の需要のある職場として挙げることができます。若い薬剤師だけでなく、人生経験と業務経験が豊富な年齢層の薬剤師に問い合わせをしたい、相談に乗ってもらいたいという人も多いです。

ドラッグストアでは薬剤師の常勤が義務付けられており、市販薬を求めて多くの人が訪れます。患者さんは市販薬に対して、少なからず不安を抱えていることが多いです。効き目があるのかどうか、副作用が無いかどうかといった不安を解消するには、経験豊富な薬剤師の存在はとても大きなものになります。

高齢者・定年後の薬剤師求人を探すときのポイント

企業薬剤師からならドラッグストア

定年前もしくは50代での転職を考えるまで、ずっと企業薬剤師として勤めていたという人もいるでしょう。MRやDI業務などをしていた人は、調剤業務に対する経験がありません。調剤薬局に高い年齢層の薬剤師の需要があるとしても、調剤経験が無いというのでは厳しいところがあります。

一般的に、50代を超えた人が新しい業務にチャレンジするのは厳しいという認識があるので、調剤薬局への転職は厳しいです。企業薬剤師からなら、OTC販売のみを行っているドラッグストアに転職をするというのが良いでしょう。

ドラッグストアを中心に求人探しをすることをおすすめします。

その職場の平均年齢に注意

求人を探す際、その職場の平均年齢に注意しましょう。若い人が多い職場では、なかなか職場になじむことができずに人間関係のストレスを抱えてしまうことが考えられます。若い人との方針・意見が一致せず、その仲介をすることができる人もいなければ、働くのも大変です。

そのため、平均年齢が比較的高めのところを探すようにしましょう。平均年齢に関しては、求人内に記述があるものもありますが、無い場合もあります。無い場合には、実際に働いている人の年齢はどのくらいなのかを直接連絡をとって確認してみましょう。

実際のその職場を訪れて様子を見るというのも良い方法です。

提案を受け入れる姿勢

これは面接の際に注意するべきところなのですが、相手に何か提案をされることがあります。自分が50代や60代・70代であれば、面接をする人は十中八九年下でしょう。自分のキャリアに自信がある人だと、職場からの提案や要望を拒否してしまうことがあります。

ただし、拒否してしまえばなかなか転職先が見つからないということになりかねません。自分のキャリアに自信を持つことも大切ですが、相手の要求は最初から拒否するのではなく、とりあえず受け入れましょう。その上で、自分の条件を伝え、話し合う姿勢が大切です。

まとめ

高齢者・定年後の転職活動において大切なのは、自分の市場価値を見極めることです。薬局やドラッグストアに高い年齢層の需要があるというのは、経験豊富である人が患者さんに求められているため。そういったことを理解し、自分がそれに当てはまる人材かどうか、自分の強みは何かを理解しましょう。

それを相手にアピールしていくことによって、就職先・転職先は見つかりやすくなります。