コールセンター薬剤師の求人

コールセンターの薬剤師求人の現況

コールセンターの薬剤師募集数

コールセンターでの薬剤師求人は少ないというわけではないのですが、お世辞にも多いとは言えないのが現況です。そんな中でも、コールセンターでの薬剤師は門戸がそこそこ広く開かれているのです。

転職サイトで公開されている求人だけの調査ですが、全国でも30件程度。転職が多い時期でもその程度しかありません。また、その半分くらいはパートで、半分くらいが正社員です。

それでも関西なら大阪神戸岡山と都市や地方都市にはきっちりと採用情報がありますし、関東なら東京都内や神奈川などにはきっちりと求人があります。アクセスが便利な場所に求人がきっちりとあるというのは強みかもしれませんね。

業務委託で働くという選択肢もある

薬剤師のコールセンターでの仕事は、普通はその製薬会社などに所属して自社製品を管理し、情報を提供するというものです。それが一般的だったのですが、最近では製薬会社が、学術業務や医薬品情報管理業務などを外部に委託するという傾向も強くなってきています。

近頃は製薬会社向けにコールセンター業務の委託を請け負う企業も多く生まれてきていて、それに伴って薬剤師の募集も多くなっています。業務委託を考えて探すのであれば、先ほど述べた「少なくは無いけど多くない」という現状が「若干多い」という感じの状況に変わります。

それでも募集が多いと断言できる状況にはならないのですが、コールセンターでの薬剤師としての仕事がしたいのであれば、業務委託というのも視野に入れてみてもいいかもしれません。

業務委託という形式でコールセンターに就職した場合、薬剤師の雇い主は外部委託会社ということになります。つまりは外部委託会社の正社員として入社するわけですね。そこから、製薬会社のお客様相談部門などに人材派遣として送られるという形です。

この形式だと一社にのみ滞在しているわけではありません。ほとんどの場合は複数の製薬会社を行ったりきたりして働くことになります。いろいろな企業の医薬品について詳しくなれるので、薬剤師としては嬉しいですね。

薬剤師のコールセンター転職事情

コールセンターで働く人は転職が多い

コールセンターで働いている人は、最初はドラッグストアや薬局などで働いていた人の転職が多くなっています。あとは、転職というより仕事復帰のためにコールセンターを選ぶという人も多いです。

後者は、結婚したり子供が生まれたりして職場を離れていたけれども、育児が落ち着いてこれからお金がかかるからと仕事復帰するときにコールセンターを選ぶママさんたち。前者は「医薬品についての情報を専門的に扱いたい」「もっと深く知りたい」という人たちが転職先にコールセンターを選ぶようです。

コールセンターは部署移動で働く人も多い

コールセンターで働いている人たちの中には、もともとその製薬会社の社員で部署移動の結果コールセンターに移動になったという薬剤師も多いです。薬剤師としての経験を経て総合職として働いてもらうということですね。

その場合は400万円から600万円という平均年収の限りではなく、元いたポジションよりも年収がアップするということもあります。

コールセンターは、最初に選ぶ職場というよりは、薬剤師としての経験を積んでから働く場所といった色の強い職場です。

まとめ

まとめると、コールセンターの募集情報は少なくはないが多くもない。地方都市や都市部にはきっちりとある。業務委託という形式も増えてきていて、業務委託を視野に入れるなら門戸は広い。コールセンターは転職や仕事復帰、部署移動で働く人も多く、薬剤師としての経験を積んだあとの総合職としての色が強い職場ということでした。

転職をするにしても、求人数には注意しましょう。業務委託という形でも良いというのであれば、そちらを視野に入れると良い感じです。業務委託だとむしろ色々な会社の医薬品について扱うことができるので楽しいかもしれませんよ。