アボットジャパンの薬剤師求人傾向

アボットジャパンの年収について

アボットジャパンの全体的な平均年収は約800万円です。MRをはじめとする営業職は700万円から750万円程度、研究開発などの専門職は850万円から940万円程度が平均年収となっています。若手社員であったとしても基本給が高くなっていて、MRなどの営業職は業績次第ではインセンティブを得ることも可能です。インセンティブに関しては事業部ごとによって異なるのですが、これによる恩恵は大半の事業部で大きくなっています。

製薬業界では特別給料が高いというわけではありませんが、平均的と言えるような水準となっていて、不平不満の声は小さいです。

手当・福利厚生・その他待遇

同業他社によくあるような専用保養施設の無料利用などは、アボットジャパンにはありません。その点が気になるという人は多いようですが、その他の福利厚生についてはある程度充実しています。ただし、福利厚生を理解していないという人が多く、活用率が2割前後となっているようです。そういった状況なので、福利厚生は削減されるのではないかという見方が2016年現在強まっています。

家賃補助があり、都道府県によっての差はあるものの、8割負担してもらえることもあるとのことで、自己負担額は少ないです。野球部など部活動もあり、職場でマラソン大会に出場したりと社内交流も盛んに行われています。

問題なのは福利厚生の内容について詳しく知る機会が無いことです。ベネフィットクラブなどに入っていて便利かつお得な福利厚生があるのですが、周知されず活用率が低くなっています。中途採用は特に情報開示がほとんど無く、一見して福利厚生が皆無に見えるのがもったいないところですね。

福利厚生について情報を集め、しっかりと活用することが大切です。

残業について

アボットジャパンの残業時間は製薬会社の中では平均的か少し長い程度です。専門職は毎月20時間以上40時間未満の残業時間となっていて平均的なのですが、営業職では残業時間が月々40時間以上60時間未満とやや長くなっています。

MRに関しては営業所によって大きな差があるようです。営業所の上司によっては、営業所を経由しての外回りを義務付けている人もいます。朝営業所に出勤して外回りに行き、終わったら営業所に帰ってきて会議をする・・・。病院がしまる18時ごろに外回りが行われることが多いため、このような上司のいる営業所で働くことになったならば、残業時間が長くなってしまいます。

直行直帰ができる営業所であれば、外回りを行う時間になったら外回りに行き、家に帰って日報を打ち込むだけです。会議が無ければ残業はほとんど無いと言えるでしょう。営業所によって左右されるということで、MRの残業については完全に運ですね。

アボットジャパンにおける薬剤師の就職・転職活動について

中途採用について

アボットジャパンの中途採用情報ページは日本国内以外の情報も掲載しています。必ず勤務地でフィルタをかけて検索するようにしましょう。中途採用情報ページには、4月・5月に求人が載ることが多いようです。特に営業関連の職種の募集が多く、専門職の募集は少ない傾向があります。管理薬剤師などの薬剤師向け求人も出されますが、割合は低いです。

新卒採用について

アボットジャパンは外資系ですが、入社選考の際に語学力が重視されるということは特にありません。専門職では英語力は特に必要とされず、MRでも入社後にキャリアアップなどで語学が必要になる際には語学研修制度などを利用して語学を習得することを促しています。

配属先は会社の要望と本人の希望のすり合わせによって行われるとのことで、異動もあるとのことです。専門職だと職場はある程度限られますが、MRなど営業職なら同じエリア内において異動をすることもあることを念頭に置いたほうが良いでしょう。

まとめ

アボットジャパンは職種や職場による違いというものが大きく、働きやすいかどうかは運の要素も絡んできます。運よく働きやすい職場に配属されれば、とても良い環境で仕事をすることができるでしょう。中途採用者に対する情報開示が少ないため、転職者はとても苦労するかもしれません。