ローソン併設薬局の薬剤師求人傾向

最近始まったばかりで傾向と呼べるものはない

ローソン併設薬局のヘルスケアローソン。2015年2月5日に1号店ができたばかりです。これは、ツルハホールディングスとの業務提携で生まれたもので、1号店は仙台にあります。まだまだ店舗数が少なく、求人もほとんど見つかりません。

2016年1月現在は「薬剤師の求人を出す」よりも「出店を募る」段階ですからね。マイナビ薬剤師で公開求人を探してみると、1件でした。その1件も「ヘルスケアローソンのFCオーナー募集」というもので、まだまだ薬剤師の従業員を募集する段階ではありません。

もちろん薬局なので、その求人の「オーナー」というのは薬剤師です。

出店事例一覧

ローソン併設薬局の出店事例をローソンのホームページで見ることができます。その中の例をちょっとだけ見ていきましょう。例えば港北新横浜二丁目店の場合です。処方箋からの調剤・第1類服務OTC販売をしています。

クオール薬局が併設融合されたもので、店内は普通のローソン。そこに調剤薬局が少し加わったというものです。コンビにスペースと薬局スペースがあるというよりは、処方箋受付窓口が端のほうにあるといったところです。

その受付窓口周辺でOTC販売を行っています。

問題の求人についてですが、ローソンの採用ページを見てみても薬剤師の採用が行われているというような内容はありません。ただし、過去の募集の口コミなどを見てみると「応募が殺到した」という話をよく目にします。

店舗数がまだまだ100店舗にも満たないので、倍率は異常に高いです。今後いつ求人が出るのかわからないので、今後の動向に期待ですね。

ローソン併設薬局で働く薬剤師のお給料

正社員

ローソン併設薬局で働く薬剤師の給料については非常にデータが少ないのですが、給料は400万円から750万円程度だそうです。管理薬剤師・在庫管理・製品の受発注というような管理する側の業務に携わることがあれば600万円から750万円も可能。

それ以外では400万円から500万円程度となっているようです。かなり幅がありますね。ボーナスは年に2回きっちりと支給され、昇給も毎年1回あるのだそうです。ただ、店舗によって給料や就業時間が少ないということもあるので、気になる人は問い合わせてみると良いでしょう。

パート・アルバイト

パートやアルバイトの時給についてですが、全くデータがありません。まだまだ店舗数が少なく、そもそもパートやバイトを必要とするほど人手が必要ということでも無いのでしょう。1店舗あたりの薬剤師の従業員数はかなり少ないという話です。

そのため、パートやバイトについては今後も募集されるかどうかはハッキリ言って不明ですね。

ローソン併設薬局の特徴

ローソン併設薬局は、まだまだ発展途上。ローソンの話によれば「2017年には100店舗を目指す」のだそうです。そのため、数年後も変わらず求人数が少なく、給料などのデータも少ないでしょう。倍率も変わらず高いかもしれません。

ローソン併設薬局の特徴としては、「コンビニに併設されている」ということです。「当たり前じゃないか」と思うかもしれませんが、コンビニの中にあることでひとつ注意しなければならないことがあります。

それは、休日と働く時間ですね。コンビニは365日営業しています。そういった営業形態からして、どうしても土日両方を休むということは他の薬局やドラッグストアなどに比べると難しいです。日曜日プラス平日1日を休みとすることがほとんどの場合になっています。

まだまだ求人がほとんど行われていないということもあり、ローソン併設薬局の求人を探すには転職エージェントに登録するのが得策ですね。リクナビ薬剤師やマイナビ薬剤師など薬剤師専門転職サイトに登録して、幅広く求人を探してみましょう。

将来性についてですが、「まだわからない」というのが本当のところです。ローソンがこのコンビニ併設薬局事業をどこまで進めるのかがわからないので、なんとも言えません。ただ、現時点でローソンは2020年までに1000店舗の展開を目指しているのだそうです。