管理薬剤師の求人

薬局やドラッグストアや企業などで活躍する薬剤師。医薬品の保管状況と情報を管理し、責任を持って医薬品を安心安全な状態に保つ仕事。

そんな管理薬剤師は、働く場所も多ければ求人も多くなっています。

管理薬剤師の求人状況

管理薬剤師の各職場での求人数

管理薬剤師の求人。管理薬剤師は、調剤薬局・病院・ドラッグストア・企業で活躍することができます。医薬品を取り扱う場所には、1拠点につき管理薬剤師は1人はつかなくてはいけません。そのため、どこの職場であっても欠員が出れば募集が出回ります。

管理薬剤師の求人で一番数が多いのは、調剤薬局です。まず薬局の数自体が多いですし、管理薬剤師をおく義務もある場所。パートタイムで働く人も多く、各時間帯で1人ずつ管理薬剤師が必要になるので、管理薬剤師の採用を積極的に行っています。

次に求人が多いのが企業です。転職サイトなどで公開されている求人を検索すると、薬局は1000件近く求人がありますが、企業は大体150から300ほどの求人がある場合が多いです。その次に多いのはドラッグストア、一番少ないのが病院になっています。

調剤薬局の管理薬剤師求人

調剤薬局の傾向としては、年収500万円から600万円の募集になっていることが多いです。

勤務時間は、9時から13時という昼の時間と、9時から18時という長い時間での募集が多いですね。

休日に関しては完全週休2日制のところは少なく、日・祝日の週休2日制(祝日がなければ週1日)というところが多くなっています。

企業の管理薬剤師求人

企業の管理薬剤師求人の傾向としては、年収が400万円から500万円の間ほど。

勤務時間はパートタイムではなくフルタイムでの募集が多く、9時から18時というのが平均的な時間です。中にはフレックスタイム制のところもありますよ。

休日に関しては完全週休2日のところが一般的で、ここが企業と調剤薬局などとの違いでしょうか。年末年始・夏季休暇・年次有給休暇・産休・育児休職などの福利厚生も充実しています。

企業の管理薬剤師求人で最も多いのは、製薬企業と物流センターです。

契約社員で働く管理薬剤師

ドラッグストアなど、OTCを扱う場所での管理薬剤師求人は契約社員が多くなっています。

時給は3000円ほどが相場となっており、勤務時間は実働8時間のシフト制というところがほとんど。休日は、シフト制なので週に2日としか書かれておらず、あとは面接後に決めるというところが多いですね。シフト製以外のところは土日祝の休日が多くなっていますよ。

管理薬剤師の転職

管理薬剤師の転職は、決して難しくはありません。

転職の難易度は低め

転職の難易度は、どの職場からどの職場へ移る場合も低めになっています。管理薬剤師としての経験があれば、転職先を見つけることは容易でしょう。

実際、調剤薬局などで管理薬剤師を任されていたという人が製薬会社に転職する例も多々あります。

企業から薬局へ移るという例は、管理薬剤師の場合はあまり多くはないようです。無いわけでもありませんが、企業のほうが福利厚生も充実しているので、わざわざ「管理薬剤師として」転職する必要もないということでしょう。

管理薬剤師の転職、注意点は?

管理薬剤師の転職で注意しておくべきこと。それは、何を目的に転職するのかをはっきりとすることです。管理薬剤師の仕事内容は、どこにいっても「大差は」ありません。細かく見れば違うところは結構ありますが、大きく見れば医薬品の管理です。

仕事のやりがいは、どこでも似たようなものだと思っている薬剤師も多いようなので、それ以外の目的を見つけて転職しましょう。その目的を、面接のときは正直に話すほうが面接の成功例は多いようです。

転職自体は管理薬剤師としての経験があれば難しいことではありませんが、転職先でどう過ごすかが、今後の自分の薬剤師としてのあり方を変えるということもあります。転職するまででなく、してからが勝負ということですね。

まとめ

管理薬剤師の求人は、全体的に見ればかなり多いです。どの職場へ転職するか。それによって求人の見つけ方や難易度は変わりますが、それ以上に得られるものも多いはず。管理薬剤師として就職・転職するという場合は、「入ってからが勝負」という意識で頑張りましょう。