北海道薬剤師会の特徴と利用方法
北海道薬剤師会は明治41年に発足し、平成24年に現在の形になりました。
概要
北海道薬剤師会の総会員数は2015年11月時点で4,760名。正会員A会員が2,293名・B会員が2,464名です。賛助会員はたったの3名となっています。A会員というのは管理薬剤師で、B会員はそれ以外。賛助会員は薬剤師以外で薬剤師会の理念・目的・活動に賛同している会員ということです。
所在地と連絡先は以下の通り。
北海道札幌市豊平区平岸1条8丁目5-12
電話番号011-811-0814
最寄り駅は地下鉄南北線平岸駅となっています。薬剤師会の会館すぐ隣には、北海道薬剤師会公衆衛生研修センターがあり、近くに薬剤師関連の建物が固まっているのでそれぞれのアクセスが楽ですね。周りは完全に住宅街なので、目立ったものはありません。
入会案内
北海道薬剤師会の入会案内は少々不便かもしれません。ホームページ上に入会案内の項目があるのですが、ホームページ上ではほとんど説明がありません。北海道薬剤師会の活動目的と簡単な紹介文、会員になった際に受けることのできる特典くらいしか情報が載っていないのです。
年会費や入会費についてはここでは触れられていないので、直接問い合わせた際に確認するしかありません。他の都道府県の薬剤師会だと、ホームページ上でしっかり入会金や年会費について触れているところが多かっただけに、不便さを感じます。
また、北海道薬剤師会は、普通に「北海道薬剤師会」と検索すると真っ先に一般向けのホームページが出てきます。そこには薬剤師向けのサービスや情報などは一切掲載されていません。一般向けサイトには医療従事者向けサイトへのリンクがなく、存在を知らないとたどり着くことはできないようになっています。
北海道薬剤師会の派遣登録と求人紹介
医療従事者向けサイトにアクセスすると、派遣薬剤師募集・薬剤師登録派遣事業についての項目というのがあります。その項目をクリックしてページを閲覧すると、さまざまな情報が載っています。現在、日本全国で薬剤師の登録派遣事業がどのようになっているのかなどのデータがあったりするのですが、このページはわかりやすくいえば「派遣登録できる」ページです。
派遣薬剤師を雇いたい側と、派遣薬剤師として登録したい側の両方にとっての登録ページ。派遣事業を行う側に必要な費用などの情報も得ることができます。
実際にどのような求人があるのか、派遣依頼情報という形で閲覧することができます。さらに、派遣薬剤師として登録する場合の実施要綱・覚書・登録票をPDF形式でダウンロードすることができるようになっているので、派遣に興味がある人はダウンロードすると良いでしょう。
また、北海道薬剤師会は、派遣だけではなく薬剤師就業支援事業を行っています。厚生労働省の職業紹介事業の許可を得ており、ハローワークと同じような形態で運営されている。つまりは無料で登録・紹介を受けることができるというわけですね。
派遣事業に力を入れたいようですが、こちらのほうが利用者が多いです。求人一覧表を閲覧することができ、最終更新日も見ることができます。2015年11月現在、最終更新日が2015年3月31日となっていることを考えるとあまり活発に利用されてはいないようです。
研修会
研修会のお知らせについて、近いものを閲覧することができます。それぞれタイトルのみで一覧表示されており、それぞれのタイトルをクリックすることによって説明を見ることができるようになっています。
また、JPALSの研修会コード表や、広報スライドを閲覧することも可能。JPALSの超簡単マニュアルというものもあり、アクセス・ログインから実際の使い方などが丁寧に説明されています。実録記録は18個のファイルが掲載されていて、JPALS活用術というファイルは10個掲載されている。JPALSをつかった学習・テストをする人にとっては優しいですね。
北海道薬剤師会のホームページはところどころで不便な面が目立ち、薬剤師会自体の活動などもそこまで頻繁に行われているわけではありませんが、こういったところは便利で良い傾向にありますね。
北海道病院薬剤師会の特徴と利用方法
概要
北海道病院薬剤師会は、北海道内の病院や診療所に勤務している薬剤師による団体。2015年時点で会員数が2,600名以上となっています。これは都道府県別にすると、全国の都道府県病院薬剤師会の中でも4位に入るのだそうです。
〒078-8510
住所:北海道旭川市緑ヶ丘東2条1丁目 旭川医科大学病院薬剤部内
電話番号:0166-69-3493 0166-69-3495
FAX番号:0166-65-1392
メールアドレス:hokubyo@asahikawa-med.ac.jp
入会について
北海道病院薬剤師会に入会すると、ホームページの会員情報を閲覧することができます。IDとパスワードが配布されるので、それを入力することによって閲覧可能になるというわけです。さらに、北海道病院薬剤師の会誌が年に2回送付されます。各種研修会や講演会・北海道薬学退会などは会員のみ参加可能となっているので、会員になっておくと良いでしょう。
会員になるには、会費を払わなくてはいけません。正会員も特別会員も年額は1万円となっています。そこに支部の会費を加えると全体的な年会費となるわけですね。この1万円という金額には、日本病院薬剤師会の会費である8,000円を含んでいます。
そう考えると、北海道病院薬剤師会の会費自体はかなり少ないですね。あとは支部の会費によって全体的な会費がかなり変わってくるといったところです。支部の会費についてはホームページ上では記載されていないので、それぞれの支部に問い合わせるようにしましょう。
また、半期会員についても同じ年会費を払わなければならないので、10月以降の入会に伴う半額の年会費の支払いなどはありません。
入会手続きをするためには、入会申込用紙をPDFもしくはワードファイルでホームページからダウンロードする必要があります。ダウンロードして、必要事項を記入して、所属している支部の事務局に申し込まなければいけません。
そうしたら会費納入の案内がくるので、その案内にしたがって会費を納入します。そこで入会申し込み手続きが完了です。あとは事務局の人が手続きを行ってくれ、会員になることができます。
北海道病院薬剤師会には求人情報がない
北海道病院薬剤師会では求人情報の掲載などを行っていません。ホームページを見てみると、会員専用ページ以外には「概要」「入会案内」くらいの情報しかありません。求人情報に関しては、北海道薬剤師会のホームページを見るようにしましょう。
北海道薬剤師会のホームページの求人情報は、更新頻度が低いという特徴がありますが、病院の求人が多く出ています。そこに、会員施設の求人情報が載っているのでそこを見るようにすれば良いでしょう。求人情報といっても、詳細を閲覧することはできません。
一覧で掲載されており、整理番号を元に北海道薬剤師会に問い合わせるという方法でのみ詳細を閲覧することができます。気になる求人があれば、問い合わせてみると良いでしょう。求人案内については、誰でも利用できるので会員になっておく必要はありません。
研修会情報は会員専用
研修会情報に関しては、北海道薬剤師会と病院薬剤師会では別物です。そのため、北海道薬剤師会のホームページで代用することはできません。研修会情報は会員専用ページになっているので、会員にならない限り見ることができないようになっています。
タイトルくらいなら見ることができるという病院薬剤師会も多いのですが、北海道では研修会のタイトルすら伏せられているようです。トップページのお知らせで「学会・研修会など」と表示されているものが会員専用の研修会案内になっています。
2015年12月8日現在、表示されているお知らせは全て会員用のお知らせになっています。北海道病院薬剤師会のホームページは、一般向けの情報が少ないです。ホームページを見るのは概要を見たいとき・入会について知りたいとき・入会申込用紙をダウンロードしたいときに限られてきますね。