子育てと仕事を両立するには生半可な気持ちではできません。たとえ子どもを預けていたとしても、いつ体調を崩すかわかりません。

勤務中に預け先からお迎えの電話がかかってくることなんてしょっちゅうです。それでも家庭を守るために働かなければならないのです。ましてや子どもが2人、3人と多ければ多いほど手のかかり方も増します。

子ども1人でも大変ですが世の中のママたちは何人子どもがいようとしっかりと子育てと仕事を両立していますね。ではどうやって両立しているのでしょうか。

充実した子育て支援を持つ職場を探す

子育てをしながら仕事もするとなると、周りの手助けが欠かせません。夫だったり実家だったり様々な人に助けてもらいながら子育てをします。

しかし、子育てをするのに必要なのは何も身内の助けだけではありません。職場の支援も欠かせないのです。

職場内に託児所がある職場を選ぶ

託児所を備えている職場は病院で多く見られます。病院では薬剤師以外にも医師や看護師などたくさんのスタッフたちが働いています。どの職業も多忙であることから、少しでも働きやすい環境を、ということで託児所を設けてあるのです。

職場内に託児所があることで出勤前にわざわざ預け先まで行く必要もないので忙しい朝を少しゆっくり過ごすことができます。また、子どもが熱を出してもすぐに駆けつけることも可能です。

子どもが何人かいる場合、職場から遠い保育園だとお迎えも大変ですが、職場内に託児所があればそんな苦労とはおさらばです。

できるだけ長い期間、育児短時間勤務制度を使える職場を選ぶ

女性が7割と言われる薬剤師社会。女性の割合が多いことから育児短時間勤務制度などの制度を整えている職場は多く存在します。しかし、ここで一つ注意してほしいことがあるのです。育児短時間勤務制度を使える年数が職場によってかなり違うんです。

あるところでは子どもが小学生になるまで。あるところでは子どもが小学3年生になるまで。このように職場によって数年単位で制度を使える期間が違います。小学生といえどもまだまだ手はかかります。

何人か子どもがいる場合、さらに育児の負担は増えますよね。少しでも子育てと仕事を両立したいのなら、職場の制度が子どもが何歳になるまで使えるのかをチェックしないと、後々、後悔することになってしまいます。

どこで働くかを考えてみる

ほとんどの薬剤師が病院、調剤薬局、ドラッグストアのどこかで働いています。複数の子どもがいる場合、どこで働くのがおすすめなのでしょうか。

病院

病院という組織には様々な医療スタッフの方たちが所属しています。そのため先にも述べたように託児所を併設している病院もあります。たくさんの人が働いているという性質上、仕事が忙しいことも育児が大変なことも周りの人と共有しやすい特徴があります。

子どもを何人も育てながら仕事もこなすベテランもいれば始めての子育てで分からないことだらけの人もいます。複数人の子どもを育てていくのは大変ですが、子育ての先輩にアドバイスを貰いながら働けるため、両立はしやすい職場です。

調剤薬局

地域に根ざした薬局を作ろうと取り組んでいるところも多く、そのため比較的子育てに理解のある職場が多いのが特徴です。チェーン展開しているような大き目の調剤薬局であれば、自宅や保育園の近くの店舗に異動させてくれることもあります。

育児休暇や育児短時間勤務制度を備えている場合も多く、子育て中のママ薬剤師にも働きやすい環境が整っています。

ドラッグストア

こちらも子育てをしやすいように考慮して店舗を異動させてくれることがあります。パートであればかなり自由に勤務時間を決めることができるのでお子さんの手が離れない間はドラッグストアで無理なく働くというママ薬剤師も少なくありません。

子育て支援の制度も整っているところがほとんどで、時間に融通を利かせて働くことができます。

まとめ

子育てと仕事を両立するためには周りの協力と適した職場選びが欠かせません。子どもが何人かいる場合は職場の環境が特にこの二つを両立する上で大きなウェイトを占めます。

どの職場で働くかによってママ薬剤師への負担は大きく変わってるので職場選びは慎重に行いましょう。良い職場に巡り会えれば大変ながらもきっと子育ても仕事もこなせるママ薬剤師への一歩を踏み出すことができます