京都の薬剤師を募集している病院の年収傾向
年収・給料の相場
京都の病院薬剤師の求人募集を見ると、600万円以上の高年収求人があまりありません。京都の病院の求人で多いのは、350万円から400万円程度の年収です。月給だと22万円程度からというところが多いですね。
年収の開示がなく、「能力・経験・年齢を考慮し、規定にて決定」としているところも多いので、この年収相場はあくまでも目安です。開示している中であれば、350万円から400万円が平均的ということになります。
高年収も可能な病院の例
600万円以上の年収を出している求人が少ないとはいっても、中には700万円までの年収を可能にしている求人もありました。2016年1月現在の求人ですが、科目などが書かれていないため、少しだけ実例を挙げて紹介します。
嵯峨野病院という、介護療養型病床と医療療養病棟が合わさっている療養型病院があります。合わせて180床の病院で、経営元の法人は介護に力を入れた医療を行っているところです。年収は380万円から700万円以上としています。
ただ、急性期病院や総合病院だと高年収のところが少ないです。
福利厚生や採用条件について
半数以上が未経験・ブランク可能
京都の病院求人の半数以上が、未経験・ブランクのある人でも採用しています。調剤経験が無い薬剤師や、調剤経験があるけど病院勤務は経験が無いという人でも安心して転職できますね。未経験・ブランクがある人OKとしているところが特別給料が低いということもありません。
全体と同じで、350万円から400万円程度が相場であり平均になっています。
休日日数115日以上120日未満
年収が比較的低めではありますが、その分京都の病院は全体的に休日日数が多くなっています。とは言っても、120日以上というところを探すとそれほど多くはありません。120日を越えるところは少ないのですが、115日以上120日未満というところが多いです。
病院薬剤師のなかには、80日程度の少ない休日日数で働いている人も、全国的には多いです。京都ではそういった100日を下回るような求人はほとんどありません。100日を越えるのは基本で、115日以上のところがとても多いのです。
中でも、ケアミックス型病院・療養型病院など「介護」の分野に関わることになる病院では120日以上の休日日数になっているところもあります。総合病院や急性期病院、救急の分野など忙しいとされているような病院でも休日日数は115日を越えているところが多いので安心ですね。
京都はママさん薬剤師に良い環境
京都の病院は、院内託児所・院内保育・院外託児所・を設けているところが多いです。院内・院外に限らず「託児所あり」「保育あり」という条件で探すと、かなり多くの求人が出てきます。ケアミックス病院だと院内保育室があるというところも多いですね。
産婦人科の病院も、院内託児所や院内保育室があるところが多くなっています。小児科もまた然りです。全体的にママさん薬剤師に優しい職場が多いですが、「特にママさん薬剤師におすすめ」ということであれば、産婦人科・小児科・ケアミックス型病院をおすすめします。
全体的に福利厚生が充実
京都の病院は全体的に福利厚生が充実していますが、中でも救急病院はその傾向が特に強いです。救急という分野は医者も薬剤師も大変ですが、その分勉強会をきっちり行っています。育成制度がしっかりとしているため、スキルアップ・キャリアアップをするためには最適です。
そういった「学習面」の福利厚生もですが、団体生命保険や保養所などの福利厚生も充実しています。フィットネスクラブや、休日に体を休めることのできる療養施設、クラブ活動なども行っているところが多いですね。職員食堂が安いというところも多くなっています。
まとめ
京都で年収を重視して働きたい人は、根気強く探す必要があります。実例を挙げましたが、それ以外でも介護療養型医療に特化している病院つまり療養型病院は年収が高めに設定されていることが多いです。「療養」をキーワードにして求人を探してみましょう。
