履歴書を書くにあたって注意すべきこと

履歴書というのは、自分自身の分身。仕事を探すにあたって最も大切なことは、履歴書をきっちりと書くことだと言っても過言ではありません。それほどまでに大切なこと。大切な履歴書を作成するために注意しておくべきことを説明します。

履歴書の写真

履歴書に貼る写真ですが基本的にインスタント写真は避けたほうが良いと言われています。一番良いのは写真館で写真を撮ってもらうことですが、お金もかかりますし、時間もかかる。写真館で写真なんて撮ってられないという場合は、駅などにあるスピード写真が良いでしょう。

スナップやインスタントはご法度。髪型もきっちりと常識的な形に整え、エリ・ネクタイがきっちりとしているか確認。写真館で撮る場合は指摘したりしてくれるので良いですね。スピード写真の場合は自分自身でしっかり悪人しましょう。

薬剤師だけでなく全ての職種で共通して服装はスーツが基本的です。スーツを着用しない職場であればスーツでなくても良いという場合もありますが、スーツの写真を撮っておくとどこでも使えますから、スーツがおすすめです。

履歴書の日付

履歴書に書く日付に注意しましょう。日付は必ず和暦西暦どちらか一方に統一して書くというのが基本です。基本的なことですが、たまに忘れる人が多いので気をつけなければいけません。日付は最初にまとめて書いてしまいましょう。

最初に書く日付は履歴書を書いた日を書くのではありません。履歴書を郵便で送るという場合には、ポストに投函する日付。履歴書を書いた日に出すのであれば、書いた日を書くということです。郵送ではなく面接当日持参する場合は、面接日を書いておきましょう。

その他注意事項

他に注意すべきことと言えば、ふりがなの表記。「ふりがな」なのか「フリガナ」なのかきっちり確認して書くこと。印鑑はシャチハタを使わないことなどですね。

履歴書の各項目別のポイント

学歴・職歴

履歴書には学歴と職歴を書く欄があるかと思います。学歴に関しては、中学校から書くというのが一般的です。中学は義務教育ですから、卒業年次のみでOK。

ただし、高校以上は入学年次と卒業年次の両方を記載するのが基本です。人によっては浪人している人もいるかもしれませんからね。また、高校からは学部や学科も記入しましょう。普通科なのか総合学科なのかなんなのか、ハッキリ示しておかなくてはいけません。

大学はほとんどの人が薬学部と書くと思いますが、そこもきっちりと書きましょう。大学からは何を専攻していたのかも書かなければいけません。

学歴を書いたら、一行空けて職歴を書く。職歴は今に至るまでどんな会社に入職し、退職したのかを書きます。退職してから面接を受ける場合、「一身上の都合により退社」と記入。退職は決まってるけどまだ退職していない場合「現在在職中」と最後の職歴には書いておきましょう。

志望動機

履歴書の中で、面接官がもっとも良く見る項目のうちのひとつが志望動機。もうひとつは自己PRですね。志望動機はどうしてそこに入りたいと思ったのかを書くものですが、馬鹿正直に書く必要はありません。

例えば給料が理由という場合、「給料が良いので志望しました」と書くと印象が悪い。給料が理由と言う場合でも違う理由を書くという方法をとると良いでしょう。それでも給料という理由を書くのであれば、どうしてお金が必要なのかを記載するとOKです。

「子供を養っていくため、前職の給料では足りなくなった」などの都合を付け加えると印象は悪くなることはありません。

ただ、それだけだと「お金がよければどこでもよかった」と思われてしまうので、どこかその職場特有の特徴を挙げてそこを志望動機に含ませて書くようにしましょう。それだけかくと、履歴書の志望動機欄は8割以上埋まるはずです。

自己PR

自己PRは、ひたすら自分をポジティブにPRする欄です。よく「あまり自分の良い点ばかり並べると押し付けがましくないか?」と思って「私は典型的なモラトリアム人間でしたが、○○という体験を通じて・・・」と否定から入る、ネガティブな情報から入る人がいます。

でも、基本的にはやらないようにしましょう。

あなたが採用者側だったとして、「自分は駄目な人間です」と最初に述べるような人と仕事をしたいと思いますか? 相手の立場にたって考えると、書くべきことがおのずと見つかるはず。ここでは多少押し付けがましくなってもいいので、自分をプロデュースするため、ポジティブんところを自己の職務経験などから語りましょう。

まとめ

履歴書を書くにあたって注意すべきことはいろいろありますが、基本的に「履歴書とは自分を知ってもらうためのものである」という意識を崩さずに書いていれば間違いはありません。細かいところに注意をする必要もありますが、最低限「志望動機」「自己PR」だけはきっちりと書くようにしましょう。