薬剤師の求人を探している人で「よし!ヒノミドラッグで働こう!」という人はあまり多くないでしょう。
都心を中心とした店舗展開をしている店ですが、小型の店舗が多く看板のデザインなどもバラバラなため、小さな個人営業のドラッグストアと間違えられてしまうことが多々あります。
神奈川と東京で9店舗の出店なので店舗数もそこまで多いわけではありません。
ヒノミドラッグを運営している会社はG&Gワークスホールディンクスという会社であり、求人もG&Gホールディングスが一括して行っております。
この企業は「中川薬局」というブランドをはじめとした複数の薬局ブランドを持ち、東北から近畿まで幅広く展開しています。
「え?個人の薬局じゃなかったんだ」というような薬局で幅広く展開しているちょっと面白い企業です。創業は昭和60年、資本金は1000万円と規模としては小さいです。
従業員は450人で105億円の売上があります。規模はかなり小さいですが、従業員数を考えると小さいながらかなり堅実な経営をしています。
経営戦略として売上150億円、店舗数100店舗を打ち出しています。今がまさに成長過程で、今後の飛躍がとても期待できる企業です。
ヒノミドラッグの薬剤師求人の特徴
ヒノミドラッグ単体ではなくG&Gホールディングスとして求人を出しています。ヒノミドラッグではなく、中川薬局を始めとした他のブランドの店舗に配属されます。
近年は毎年10人前後の薬剤師を採用しています。従業員数から考えると募集人数はやや多いといえます。
仕事内容
募集要項の「仕事内容」は、「服薬指導、薬歴管理、在宅服薬管理指導等」となっています。
薬剤師は調剤薬局での勤務を前提としており、ドラッグストアでのOTC販売などは行わないといえます。「調剤よりはOTC販売の方がやりたい!」という方にとってはあまり向いていない企業です。
給料情報
薬剤師の初任給は270,000円です。ボーナスが年二回出ることを考えると年収にして350万円~400万円になります。他の企業と比べると圧倒的に安いです。
ドラッグストアを展開している企業でここまで給与が安い企業はあまりありません。「給与第一!」という方ならば他の企業を検討するのが良いでしょう。
非常勤採用
非常勤採用に関してもG&Gホールディングスが一括して行っております。時給は1800円~2300円であり、他業種と比べると見劣りする金額です。
小規模の調剤薬局での勤務になります。薬剤師の人数が少ない店舗の場合はなかなか休みが希望通りにならなかったり、急なお願いをされたりする機会が多いでしょう。
近年の動向
近年吸収合併を繰り返し急成長している企業です。もともとは小規模調剤薬局を展開していた企業ですが最近になってドラッグストアなども吸収合併しています。
調剤併設型ドラッグストアを展開するよりは小規模調剤薬局を中心に新しい店舗を出しており、薬剤師の場合はほとんど調剤薬局での勤務になります。
職場の雰囲気
小規模調剤薬局なので当然のことながら勤務している人数も少ないです。狭い人間関係の中で仕事をしますので、人間関係が順調ならば温かみのある雰囲気の中で仕事ができます。
しかし、人間関係が悪化してしまうとトラブルに発展しやすいという短所も抱えています。
また、クリニックの隣などにある薬局の場合はクリニックの診療科によって調剤する薬剤もかたよります。
自分の興味のない分野の診療科等だとあまりモチベーションが上がらないということも考えられます。
休日数
年間休日は118日です。一般企業であれば普通の日数かもしれませんが、薬局業界においてはかなり休日が多いです。大体週休二日プラス祝日がすべて休める計算になります。
ゴールデンウィークと年末年始がしっかり休めて、他の休日もしっかり休めるイメージです。給与は安いですがその分しっかりと休みをくれる企業だといえるでしょう。
ヒノミドラッグの薬剤師に向いているのはこんな人
前述してきた特徴を踏まえてどのような方がヒノミドラッグの薬剤師に向いているのかを見ていきましょう。
調剤薬局で働きたい方
G&Gホールディングスは薬剤師の配属を調剤薬局にしています。ドラッグストアも展開している他の企業だと調剤かOTC販売かの希望は聞いてくれますが、どこに配属されるかはわかりません。
「どうしても調剤薬局での勤務がいい」という方にとっては非常に良い求人だといえるでしょう。
小規模店舗で働きたい方
ヒノミドラッグの店舗はその多くが小規模です。まさに地域との顔ともいえる小規模調剤薬局は色々な魅力がつまっています。
大規模店舗の中で右往左往するよりも、小さなお店の温かい人間関係の中で働きたい方にとってはまさにうってつけです。
きちんと休みを取りながら働きたい方
ヒノミドラッグの特徴は、他企業と比べて圧倒的に休みが多いことです。小売店の宿命である、「盆暮れも休めない」状態ではなく、ちゃんと休みを取ることができます。
調剤薬局での勤務になりますので、店舗にもよりますが日曜日が休みのところは多いでしょう。
「給与は安くてもいいからとにかくちゃんと休めるところ!」という方にとってはとても魅力的な職場です。