ダイエーの薬剤師求人傾向

求人数は多い

ダイエーの薬剤師求人は中途採用の求人数が多いです。薬剤師専門の転職支援サイトなどで探してみても、一定数の求人が見つかります。2016年1月現在、どのサイトでも求人がある程度は見つかり、どの地域にも求人がありますね。

ダイエー自体、店舗数が多いです。イオングループの完全子会社になってからというものの、以前よりも経営状況がよくなりつつあります。薬剤師の職場としてのダイエーも、全国に多くあり、求人数が多くなっているとのことです。

新卒より中途採用

ダイエーの薬剤師求人は比較的多いので、新卒を狙うのはもちろんいいですが、中途採用で狙うのも採用を得やすいです。むしろ、新卒よりも中途採用のほうが倍率が低くなるので、経験者の中途採用のほうが就職しやすいでしょう。

調剤業務経験があれば、それが考慮され年収も上がります。

新卒の求人は、ダイエーの薬剤師採用ページからマイナビ薬剤師などの転職サイトの特集ページに飛んで閲覧可能です。募集人数が少ないので、倍率については高くなっています。2016年の新卒採用は、募集人数が20名です。

ただ、離職者が多めなので、中途採用で転職を狙うのであればダイエーは狙い目かもしれません。

ダイエーで働く薬剤師のお給料

正社員

正社員の給料は、550万円程度が平均年収になっています。これは、長く働いている人も計算に入れての平均ですが、10年以上働いている人については計算に入っていません。ほとんどが3年か、3年以上10年未満の人の年収データからとってきています。

長い間勤めていてもいなくても、ダイエーはあまり変わらないようです。500万円から550万円程度の年収が期待できます。薬剤師業界の平均年収と比べると・・・平均的ですね。

実際にダイエーで働いている・働いていた人の話によれば、年収は3年程度で頭打ちしてしまうそうです。正社員でも、満足に昇給していきません。中途採用の求人は年収が公開されており、500万円から550万円程度で募集しているところがほとんどです。

最初からほぼマックスの年収が得られるため、頭打ちが早いということですね。

パート・アルバイト

パート・アルバイトの給料は、時給2000円から2200円程度がダイエーの相場です。これはドラッグストア業界全体から見れば平均的ですね。ただ、パートやアルバイトはマネージャークラスになっても、手当てがかなり少ないようです。

「手当てはほとんど無い」という声もありますが、パートやバイトという雇用形態全体にそういった傾向があるので、ダイエーに限ったことではありませんね。給料の面は決して低いということはなく、高くもありません。

ただ、パートとして働くメリットが無いわけではないです。ダイエーの薬剤師は、正社員よりもパートやアルバイトの人のほうが数が圧倒的に多くなっています。そのため、正社員よりもむしろパートのほうが人間関係は良好なようです。

正社員はパートよりも立場が上にはなりますが、打ち解けて良好な関係を築いていくことができるかというと、そうでもない様子ですね。

ダイエーの特徴

ダイエーは、イオンが運営になってから薬局にも着手しています。OTC薬局・調剤併設型の薬局・調剤薬局の3種類があります。ダイエーの調剤薬局は、作業の効率化を重視し、調剤するための過程を分担して作業を行っているようです。

自分はピッキングをする、監査をする、投薬をする。決められた仕事をしていき、一人が調剤すべての過程を担当するというようなことは、ダイエーではありません。そのため、調剤業務全般について学びたい・調剤業務全般についてかかわりたいという人には物足りないかもしれませんね。

将来性に関してですが、以前よりは将来性が上がりつつあります。ただ、それは「以前よりも」ということです。ダイエーはイオンの子会社になってきたから、前よりも経営状況がいいですが、それでもまだ経営状況は赤いです。

そのため、いつまでダイエーがもつか、500万円から550万円という年収を保っていけるか、わかりません。ダイエーは将来性は薄いです。