日本調剤の薬剤師求人傾向

中途公開求人、とても多い

日本調剤は、大手の調剤薬局チェーンですが、公開求人数がとても多いです。マイナビ薬剤師にて、2016年1月時点での公開求人数を調べてみたところ、全国で520件見つかりました。日本調剤だけで500件を超えているので、とても多いですね。

どのエリアで探しても、数十件以上は見つかるので、エリアによって求人が見つかりづらいということはありません。どこも似たような状況になっています。北から南まで、日本調剤の薬局があるところには求人があるという状況です。

そのため、中途採用で日本調剤に転職するのに苦労はしないでしょう。求人を見つける段階においても、応募する段階においても難しくはありません。倍率も、中途採用であれば低いです。自分の住んでいる周りの地域で探してみて、応募しましょう。

新卒採用の枠が大きい

中途採用で入りやすいと述べましたが、新卒採用も比較的枠が大きくとられています。他の薬局チェーン・ドラッグストアチェーンなどでは100名から200名の枠をとっているところが多く、それより少ないところもありました。

ところが日本調剤は、200名から300名としています。こういった広めの枠を取っているところもあるのですが、その数は決して多くはありません。日本調剤は大手かつ有名企業なので、枠が大きくても応募する人も比較的多いです。

他の業界と比較すると倍率なんてほとんど気にならない程度なのでしょうが、薬剤師業界の中では倍率が高めになっています。新卒採用で日本調剤に就職したいと考えている場合は、少し注意しておきましょう。

日本調剤で働く薬剤師のお給料

正社員

日本調剤で正社員として働く薬剤師の給料は、それほど高くはありません。かなり安定していて、平均的な給料になっています。30代の平均年収は、だいたい550万円程度です。飛びぬけて高いわけではなく、平均的ですね。

それでも、新卒で入っても中途で入っても決して他と比べて給料が低いということがないので安心です。どんな人でも平均程度の給料を得ることはできます。ただ、年収アップはかなりしにくく、伸びにくい状況になっているようです。

そのため、平均よりも高い年収を得るのは難しくなってしまっています。調剤薬局業界では売上げランキングがかなり高いのにも関わらず、平均年収は毎年全然伸びていません。年収に不満を感じる正社員も多いです。

ただし、決して年収が低いわけではなく、平均程度は得られるので、他の条件などで満足している人が多くなっています。給料の地域差というようなものもなく、どこでも安定した給料を得ることができるのも良いところです。

パート・アルバイト

日本調剤のパート・アルバイトの時給ですが、公式採用ページによると「時給1,800円から」となっています。ただし、週20時間以上勤務するという場合には、時給2,000円からの採用になるようです。「から」ということなので、経験・年齢などに応じてあがることがあります。

ただ、口コミを見ていると、高くても2,500円程度の時給に留まるようです。それよりも高い時給を得るということはまず無いのだそう。それでも、薬局のパート薬剤師の時給相場からすると平均的なので問題は無いでしょう。

日本調剤の特徴

日本調剤は年収面で不満を挙げる人が多いですが、それ以外で不満の声があがることが少ないです。資本力がとても高いので、薬剤師の教育にはどの企業よりも力を入れることができます。実際、教育制度は充実しています。

調剤未経験だという人・ブランクがあるという人でも積極的に採用を行っているのも、教育やバックアップ体制がしっかりとあるからこそですね。

また、日本調剤で働く契約社員・パート・アルバイトは残業と異動が全くありません。パートなどであっても、残業や異動が「ほぼ」ではなく、全く無いというのはなかなか無いのです。そういったところがきっちりとしているのも、日本調剤の特徴と言えるでしょう。

正社員は異動がありますが、「転居を伴わない」ものとなっているので、同じエリア内・通勤可能範囲内での配属店舗変えに留まります。全体的な特徴をまとめると、ライフスタイルを崩さずに働けるのが特徴と言えるでしょう。

調剤薬局では最大手企業のうちのひとつなので、将来性は業界内では抜群に高いです。安心して働けます。