ヤンセンファーマーの薬剤師求人傾向

ヤンセンファーマーの年収について

ヤンセンファーマの平均年収は、全体で810万円程度です。MRなどの営業職は810万円程度、研究開発などの専門職では930万円程度が平均となっています。職種ごとの年収データを取った社員の平均年齢の違いが5歳ほどあったので、そのことを考えると営業職と専門職の年収の差はそれほど高くはならないでしょう。それぞれ十分に年収が高いと言えます。

給料の水準が高いのですが、既存社員には厳しいようです。中途採用者には給料面で待遇が手厚くなっています。そのため、中途採用のほうが給料においては有利であると言えるのではないでしょうか。ただし、新卒で入社した既存社員と中途採用で入社した社員との人間関係は良好とは言えないようです。

手当・福利厚生・その他待遇

これまでは家賃補助の中に社宅が適応されていました。単身者は会社が9割負担してくれ、家族持ちは8割5分会社が負担してくれたのです。しかし、福利厚生の見直しによって段階的に個人負担額100%となっていっているとのことで、家賃補助については期待できません。その減額分はインセンティブとしてボーナスに反映されます。

実績によっては家賃補助が出ていたころとあまり変わらないとのことですが、実績を上げることができなければ低くなるということですから、実力主義と言えるでしょう。

有給休暇については上司にメール連絡によって、取得したいときにすぐ取得できるようになっているとのことです。有給休暇の休みもありますが、取得しようとする動きも取得させようとする動きもあまり見られません。

業界内において、福利厚生が不十分であると言えるでしょう。同業他社と比べると、どうしても劣って見えてしまいます。

残業について

MRなどの営業職でも、研究開発などの専門職でも、残業時間は変わりません。残業は月々20時間から40時間となっています。毎日残業があると考えると、一日に9時間労働から10時間労働になるということですね。

営業職はある程度個人の裁量によって昼休みや勤務時間などをずらすこともできるとのこと。営業所によっても残業の多少に差があります。どの営業所に配属されることになるのか、どのような上長の下で働くのかによって働きやすさも変わるでしょう。

ヤンセンファーマーにおける薬剤師の就職・転職活動について

中途採用について

研究開発関連の募集が中途採用によって行われることが多いです。新卒採用の入社数が少ないこともあり、4月または5月に中途採用が行われています。中途採用は年収の面で新卒以上の水準となっているとのことで、高年収の製薬会社への転職を狙うのであればおすすめです。人間関係にさえ目をつぶれば、転職者にとって良い会社と言えます。

中途採用の募集数も多く、比較的見つけやすいです。

新卒採用について

新卒採用の面接は2次面接から行われます。1次面接は面接というよりグループディスカッションとなっており、応募者の中で議論をするという形になっているのです。2次面接からは一般的な面接が行われ、さまざまな質問を受けることになります。2次面接は一問一答のような形ではなく、どちらかといえば対話形式となっており、対話をする中で自分自身の答え・考え方・人間性を引き出されるとのことです。

よく質問されるのは、大学時代に努力をした経験・今までの人生で挫折した経験・どうしてこの業界なのか・誰にも負けないと自負する自分自身の強みなど。自己分析関係の質問がメインになります。自分のことを正しく伝えることができるように、何度も自己分析をし、さらに何度も練習をしておきましょう。

まとめ

ヤンセンファーマは新卒採用者に厳しく、中途採用者には手厚い会社です。転職を考えているという人は、自分の経験や能力などをよく考えてそれに見合う年収を設定してもらえるように必要とあらば交渉をしながら納得のいく条件で働きましょう。入社後は既存社員とビジネス上の上手な関係を築くことができるように注意しましょう。