コールセンターで働く薬剤師の給料

デスクワークとしての薬剤師。コールセンターで働く薬剤師は医療情報を扱うスペシャリストという役割を与えられますが、その給料はどのようになっているのでしょうか。

コールセンター薬剤師の平均年収

薬剤師が正社員としてコールセンターで働いた場合は、400万円から600万円ほどが平均であり相場です。ドラッグストアや調剤薬局でも400万円から600万円ほどの相場なので、あまり変わりはないですね。

むしろ少し安いかなあと感じる人も多いかもしれません。その分、勤務先が企業になるので、福利厚生は充実しています。8時間労働で残業は無し、コールセンターの時間が終われば終わることができる。年間に120日ほどの休みがあり、土日はしっかり休む。手当ても出るし場合によっては社員食堂もあったりします。

給料よりも、そういった福利厚生や労働条件に惹かれる人は多いでしょう。薬局やドラッグストアにはそういったものがなく、残業もありえます。病院で働いた場合は残業が当たり前といった世界です。そういうことを考慮すると、コールセンターでの薬剤師の給料は「そう安くはないかな」という感じに思えてきますね。

初年度の年収相場

コールセンター薬剤師の初任給、初年度の年収相場は大体360万円ほどです。月収にして30万円といったところですね。1年目はボーナスが付かないところがほとんどなので、本当にその月収の額だけという漢字でわかりやすいです。

中には最初から400万円のところもありますが、ほとんどのところは350万円、360万、370万円の間を行ったりきたりしているという幹事ですね。初年度から400万円の年収を得ることができるところは、本当にごく一部。ほんの一握りです。

コールセンターのパート・アルバイトの時給

コールセンターにはママさん薬剤師が多いです。最初は病院や薬局でバリバリ頑張って働いていたけれども、結婚と出産を経て退職し、育児が落ち着いてまた仕事に復帰するというときにコールセンターを選ぶママさんが多くなっています。

そのためパートで募集している企業もかなり多いです。パートやアルバイトでの給料の相場は、時給で2200円から2500円。働く時間は9時5時でフルタイムだったり、その間の5時間だけ働いたりといったところですね。それでもパートにしては十分な年収を得ることができます。

地域差はある?

全国のコールセンターでの薬剤師の求人を見ていると、給料に地域差はあまり無いように思います。ただ、東京都内の求人に350万円から500万円というところが多く、平均給料よりも少し低めといった感じになっているところがありますね。

400万円スタートとなっているところは、関西の地方都市に多いかなといった感じです。関西でも大阪や神戸といった都市部になると年収は下がっています。やはり地方都市のほうが年収がやや高い傾向にあるようですが、それも微々たるものです。

地域で差がつくよりも、そのコールセンターを有している元の会社の大きさで差が開きますね。大手の薬品メーカーだと平均年収を超えるところもありますし、中小企業も結構年収が高かったりします。上場企業の場合は、あまり高い年収は期待できませんが、これから上がる可能性もあるのでなんとも言えません。

まとめ

コールセンター薬剤師の給料は400万円から600万円が平均であり相場。初年度の年収は360万円つまり初任給は月収30万円が平均的。パートは2200円から2500円という高時給で、正社員の求人に地域差は感じられないが、地方都市のほうが年収が高い。地域よりも企業の大きさや体系によって差がつくことのほうが多いということでした。

コールセンター薬剤師の給料は、高いとは言えませんが、それよりも充実している福利厚生が魅力的でしょう。ボーナスもきっちりと出るみたいなので、実際にもらえるお金は平均年収より高いということも十分にありえますよ。