イオンの薬剤師求人傾向
中途採用（キャリア採用）について
イオンの薬剤師求人数は、かなり多いです。全国にイオンはかなり多くあるので、その分求人が多くなっています。どの地域で薬剤師の求人を探してみても、イオンの薬剤師求人が見つかりますね。薬剤師求人サイトなどで探すと、その多さがわかります。
イオンのホームページで採用情報を見てみると、中途採用（キャリア採用）にはいくつか区分があるのです。「薬剤師（総合職）」「薬剤師地域限定社員」「パートタイマー」の3つの区分ですね。パートタイマーはわかりやすく、パートのお仕事です。
薬剤師地域限定社員というのは、近場の医薬品取り扱い店舗で就職するという採用形態になっています。これだと、転勤などがなく、その地域だけで働くことができます。薬剤師の求人サイトで地域の求人を見て、イオンの求人を見つけると、たいていがこの「地域限定社員」というものです。
総合職というのは、地域が関係ありません。「全国のイオン医薬品取り扱い店舗」が勤務地となります。そのため、転勤があるのが基本です。「イオンの薬剤師は転勤の覚悟がいる」と言われていますが、それはこの「総合職」のためですね。
新卒採用
新卒採用は、中途採用で言うところの「総合職」が主に募集されています。総合職のほかに、地域専任職と呼ばれている採用形態もありますが、これは枠が狭いです。新卒となると中途よりも倍率が高くなるようで、特にこの地域専任職の倍率は高くなっています。
具体的にどれくらいの倍率なのかということは明確ではありませんが、「その地域特定の人材」と「全国に派遣できる人材」のどちらが門が狭いのかは、言うまでもありませんね。そのため、多くの人が総合職で就職するようです。
イオンで働く薬剤師の給料
正社員の年収
イオンの薬剤師は、初任給の地域差がありません。正社員だと、学部卒で29万円から33万円・大学院卒だと30万円から35万円と給料が高いです。では、新卒ではなく転職者の場合はどうか。たとえば他の調剤薬局からイオンに転職した場合です。
調剤経験や服薬指導の経験があり、知識や技術があって即戦力になると判断されると、35万円以上の給料が期待できます。キャリアを積んでから転職すれば、初任給から年収が500万円・600万円ということも可能です。
どの地域であっても、そういった高年収を得ることが可能ということで、イオンは年収においてはかなり優遇されていることがわかるでしょう。地域専任以外は転勤が必須ということもあり、年収が高いのには納得できますね。ただ、将来性が高いと言えます。
パート・アルバイトの時給
イオンのパート薬剤師・アルバイト薬剤師の時給は低くて1,800円。高くて3,000円程度です。正社員よりはかなり収入が少なくなり、将来性も低くなるでしょう。ただ、イオンにおいてはパートで働くメリットも大いにあります。
転勤の危険性・引越しの危険性を回避できるので、その地域で働き続けることが可能です。給料も他の企業と比べて低いというわけではありません。パートとしては平均的か少し高い程度ではあります。そのため、パート・バイトで働くことも視野に入れておくと良いですね。
まとめ
先ほどからも述べているように、イオンは転勤が必須と言っても過言ではありません。ホームページから直接応募する場合は、ほとんどが総合職と言っても良いでしょう。転職コンサルタントに紹介してもらったり、薬剤師求人サイトで探す場合は、地域限定も見つかります。
引越しが気になる人は、パートもしくは地域限定の求人を見つけるために努力すると良いですね。
イオンの薬剤師の将来性についてですが、正社員の場合かなりあります。給料のところで述べたように、イオンは長く勤めれば、それだけで給料がどんどん高くなっていきますからね。薬剤師の平均年収400万円から600万円以上も可能になってきます。
キャリアを積んで、年収として結果を得たいという人には、イオンは良い職場と言えるでしょう。
