北海道の病院薬剤師は年収相場が高め

北海道の病院薬剤師の年収相場は、どの都道府県と比べてもかなり高いです。だいたい500万円程度が相場になっています。450万円から500万円とすると、かなり多くの求人が当てはまりますね。500万円から550万円程度ならかなり多いです。

600万円以上としている求人もかなり多くなっています。2016年1月7日現在、薬キャリの公開求人で北海道の病院は、281件ありました。そのうち、年収600万円以上という条件にあてはまるのが94件です。これはかなり多いですね。

だいたい3分の1が年収600万円以上の高年収求人になっているというわけです。だからこそ、相場は500万円程度か500万円から550万円程度になります。専門分野に特化した病院が特に年収が高いですね。外科系に特化しているところ、精神科、神経精神科などが特に高年収です。

神経精神科のある病院で、年収の例を出してみると、600万円から750万円。もちろん、これは一例なので、神経精神科がすべてこの年収になるわけではありません。ただ、こういった専門的な科目だと年収が600万円を超え、700万円を超えるところも多くなるということです。

手当てと福利厚生について

手当てがしっかりとある

北海道の病院は、手当てがしっかりと支給されるところが多いです。住宅手当や扶養手当・職務手当てなど、基本的な手当てはもちろんのこと。北海道ならではである「燃料手当て」もあります。燃料手当てについては、2万5千円から10万円程度というところも多いです。

他にも資格手当てや残業手当がしっかりつくところも多くなっています。手当てがしっかりとつく病院の種類というのは、特にありません。北海道内の求人の多くが、手当てがしっかりと付くと考えても問題はないですね。

託児所付きがほとんど

北海道の病院の薬剤師求人募集を見ていると、託児所付きのところがほとんどです。フリーワード検索などでわざわざ探そうとしなくても、託児所付きの求人が多く見受けられます。託児所があるよとアピールしているところは多くないですが、制度について見ていると「託児所付き」となっているのです。

また、託児所が無いところでも保育費補助制度があるというところもあります。これは、共働き・片親などの事情でなかなか子供の面倒が見れないので保育所・外部の託児所に預ける場合の手当てですね。上限3万円というのが相場です。

休日制度について

土日休みが多い

北海道の病院では、土日にしっかりと休むことができるところが多いです。毎週土日であったり、隔週土日であったり。隔週土日休みというところだと、かなり多くなります。薬キャリで「土日休み」という条件をつけて探してみると、86件見つかりました。

282件中の86件というのは「多い」という感じがあまりしないかもしれませんが、病院薬剤師の中ではかなり多いほうです。急性期病院は土日休み・休日日数が多いところが少ない都道府県も多いのですが、北海道は急性期病院でもしっかり休むことができます。

年間休日120日以上が多い

年間休日120日以上という条件で採用を行っている病院も、北海道では多いです。リクナビ薬剤師では2016年1月7日現在、107件の北海道の病院薬剤師の求人があります。そのうちの38件が年間休日120日以上の求人です。

だいたい3分の1ですね。120日から125日というところが多いのですが、中には126日・130日間の休みがあるというところもあります。そういうところは年収が600万円を超えるところは少ないので、550万円程度で探すことにはなりますが、休日日数と年収の両立は十分できますね。

まとめ

北海道は、全体的に条件が良い求人が多いですね。年収の相場も高く、高額年収求人も多い。条件がいいのは高い年収だけではなく、「託児所・保育系の制度がある」「手当てがしっかりつく」と福利厚生も充実しています。

年間休日日数と年収の両立もでき、土日休みのところも多いということで、どの条件で探しても条件の良い求人にたどり着くことができるでしょう。北海道の病院で就職・転職するという人は、それぞれ自分が重視する条件で探すという方法で、その中から他の条件が良いところを探すと良いですね。

ブランクがあったり、病院は未経験の人でも年収550万円を超えるのは難しいことではありません。未経験可能のところも多いので、薬局から病院への転職を考えてみてもいいかもしれませんね。