京都府で募集のある調剤薬局薬剤師の求人傾向

休日日数が多く、土日休みも多い

京都府の求人は、休日日数を多く設定している求人が比較的多くなっています。2015年10月時点の調剤薬局求人数を、薬キャリリクナビ薬剤師の両方で調べてみると、631件と555件。

そのうち、年間休日120日以上という求人の数が、薬キャリで221件。リクナビ薬剤師では284件見つかりました。これは比較的かなり多い割合です。全体求人数のだいたい3分の1は年間休日日数が120日を越えているということですからね。

他の地域だと、年間休日日数は100日満たないというところがかなり多いです。そう考えると年間休日日数120日というのはかなり多い数字で、それを保証している募集が多いというのは、かなり良い傾向と言えるでしょう。

ただ、休日日数が多いと年収が低いのではないかと不安に思う人もいるはずです。働く日数が多ければ自然と給料も高くなるものですからね。当然の不安でしょう。

ただ、京都府には休日日数が多くて、なおかつ高年収の求人も多いです。週休2日制で週40時間のシフト制の正社員求人に400万円から800万円の年収をうたっているところがありました。しかも残業代を含めずにこの年収です。

未経験者は400万円、経験者は経験を考慮して800万円までなら実績があるということ。これは宇治市での求人になりますが、基本的には京都市内の方が良い条件の求人が多くなっています。

在宅医療(在宅訪問)の薬剤師採用も比較的多い

京都府でかなり特徴的なのが、在宅医療の薬局求人の多さです。リクナビ薬剤師で在宅医療の公開求人数は、全国の薬剤師の働く場所全て合わせて(調剤薬局以外も)4973件しか表示されていません。

その中で、京都府の調剤薬局求人で在宅医療を行っているところは、163件も見つかりました。これはかなり多いですね。

それもそのはずで、京都府薬剤師会は在宅医療の普及に力を入れています。在宅医療というものがありますよという宣伝をしきりに行っていたり、薬局に行くと「在宅医療」がアピールされていたりということもある。

京都府は在宅医療にかなり力を入れているので、こういった調剤薬局求人がかなり多いということですね。在宅業務は特に京都市内に集中しているので、在宅医療を行いたいと思っている京都の薬剤師は京都市内で求人を探すとすんなり見つかるかもしれません。

在宅でも給料などは変わらず600万円程度の求人が多くなっています。場合によっては700万、800万円としているところもあるので探してみると良いでしょう。

京都府の薬局薬剤師のまとめ

京都府は日本人のみならず世界中の人が観光にくる屈指の観光名所でありながら、日本の歴史が集中している場所。京都は今となっては古都となってしまいましたが、現在でも日本国の要所として機能しています。

そんな京都府は、外国人も多く住んでいる街。京都の街を歩いていたり、京都のスーパーに行くと普通に外国人がお買い物しています。その光景がもはや日常の風景として溶け込んでいる街。調剤薬局で働く薬剤師にも、英語力が求められる傾向が強いです。

京都はどこで働くにも英語が必要とされる傾向がありますが、調剤薬局においてもそれは同じ。しかも薬について説明しなくてはならないので、ほかの仕事よりも英語の難易度が高い。英語ができる人材が一人でもいれば、外国人の人はその人に任せるということがあります。

もしも英語力がある人であれば、採用に有利ですし、採用後の待遇もかなり良くなるかもしれませんね。

また、京都府薬剤師会は在宅医療・おくすり手帳の普及につとめています。実際にどのような医療を行っているのかなどについてYoutubeでいつでも見ることができるので、在宅業務に興味のある人はYoutubeで事前にチェックしておくと良さそうですね。

京都の調剤薬局で薬剤師として働くのであれば、京都ならではの気をつけなければいけないことなどが結構多いというのが特徴的。調剤薬局で働くのであれば、そういったことも考慮して求人を探すというのが好ましいでしょう。

京都府で薬剤師の転職におすすめの調剤薬局

フタツカ薬局 京都桂病院前店
京都府京都市西京区山田平尾町6番15号
阪急京都本線・阪急嵐山線「桂駅」から徒歩15分のところにある調剤薬局です。総合科目に対応していて、一日の処方箋枚数は60枚程度。求人を出している2015年11月時点での薬剤師人数は薬局長が1人に常勤が2人と少人数です。少人数のため、ひとりひとり年収が高く設定されていて、モデル念宗派580万円から650万円となっています。

アットホームな雰囲気の中、きっちりと稼ぎたいという人には良い薬局ですね。セミナーや勉強会なども行っています。

マリーングループ 調剤薬局薬手院
京都府京都市伏見区下鳥羽南柳長町6−2
京阪宇治線「伏見桃山駅」が最寄り駅の調剤薬局です。循環器内科に対応しています。薬剤師資格を持っている人であれば誰でも歓迎する体制をとっているので、慢性的に薬剤師が不足している薬局のようです。

求人にはあまり多くの条件を出しているわけではないのですが、年収などが交渉によって決まるということなので、求人に書かれている以上の条件での待遇を期待することができるでしょう。局内の雰囲気もかなり良いようです。

わかくさ薬局 梅津店
京都府京都市右京区梅津後藤町7-34
阪急嵐山線「松尾大社駅」が最寄り駅の調剤薬局です。調剤薬局なのですが、施設内にマッサージルームを設けているのが特徴。患者さんも薬剤師もリラックスした雰囲気の中で過ごすことができるようになっています。

処方箋が無くてもいらっしゃる患者さんも多いので、処方箋枚数以上に受付業務などをしなくてはならないという大変さがあります。でも、その分年収も高くなっているので問題なさそうですね。変わった調剤薬局で働きたい人にはもってこいかもしれません。

フラワー薬局 宇治店
京都府宇治市南陵町1丁目371
JR奈良線「小倉駅」が最寄り駅の調剤薬局です。完全週休二日制で、年間休日日数が125日と比較的休日日数が多くなっています。夏季休暇・年末年始休暇・有給休暇なども揃っているので、きっちりと休みたいという人には良いかもしれません。

年収は、24歳のモデル年収で370万円から600万円程度となっており、経験や能力によっては若手薬剤師でも600万円程度の年収が可能になっています。

ながい薬局 金振店
京都府八幡市男山金振27-3
京阪本線「樟葉駅」が最寄り駅となっていますが、実際には樟葉駅からくずは線6樟葉駅行きに乗車して、しで原のバス停で下車。そこから徒歩4分の薬局です。交通は少し不便かもしれません。

ネット発注・散薬監査システム導入・自動分包機・液剤分注機など、細部にわたってシステム化されています。2階が休憩室になっているので、しっかり気を休めることもできます。休憩室では朗らかでゆったりとした時間が流れていて、雰囲気の良い薬局です。

株式会社サンプラザ加地 京都駅前局
京都府京都市下京区東塩小路町841-15
JR京都線「京都駅」が最寄り駅の調剤薬局です。交通の便はかなり良いですね。総合科目に対応していて、年収は380万円から500万円以上で経験や能力に応じて相談によって決められます。一見低そうですが、自分の能力次第では600万円程度の年収も可能です。

白衣はきっちり2着準備されていて、育児手当てや家族手当などもあります。

はやぶさ薬局烏丸御池店
京都府京都市中京区御池通柳馬場西入御所八幡町231番地 SHICATA QUATORZE BLDG 1階
京都市営地下鉄烏丸線・東西線「烏丸御池駅」が最寄り駅で好立地な調剤薬局です。木曜日と土曜日だけは午後までの営業になっています。日祝が休みですが、木曜日と土曜日の午後も休みなので、体感的にはたくさん休んでいるように感じるでしょう。

子供が生まれることになっても、産児休暇育児休暇を取得することができるので安心です。出産が決まった時点で、手続きがいくようなシステムが作られていて、手続きもスムーズに行うことができます。

宇治駅前フレンド薬局
京都府宇治市宇治戸ノ内4
JR奈良線「宇治駅」が最寄り駅の調剤薬局です。総合科目に対応していて、処方箋枚数は一日に100枚程度と結構多めになっています。給与は、完全に年齢や経験・能力を考慮したうえで決められるため公表されていません。

借り上げ社宅の自己負担額は8000円となっているので、転居することになっても安心ですね。専門教育や研修認定薬剤師取得制度などもあるので、スキルアップを目指したい人におすすめの薬局です。