香川県における調剤薬局の薬剤師求人傾向

長期休暇合わせて年間休日130日

香川県の調剤薬局の公開求人を見ていると、他の地域と比べて休日日数がかなり多めであることがわかります。年間休日日数が120日を越えているところが多く、中には125日という求人もたくさん見受けられました。

そういった年間休日日数は、「長期休暇などの休暇制度を計算に入れないで」算出したものです。つまりは、長期休暇制度があれば実際の年間休日数はもっと多くなるということ。

香川県の薬剤師採用情報で長期休暇制度があるところは多く、休暇制度が整っていないところのほうが珍しいです。中にはボランティア休暇や自由休日(有給ではない)・メモリアル休暇などを設けているところもあり、珍しくはありません。

そういった長期休暇制度をあわせると、年間休日日数が130日を越えるところがほとんどです。例えば、年間休日が120日となっている求人。休日などは隣接している医療機関に準じています。夏季休暇が3日間で、年末年始は6日間。

年末年始が6日間あるというところは、全国的に見てもかなり珍しいです。たいていは31日から3日という短い日数になっており、約1週間丸まる休むことができるというのはなかなかありません。

この求人は、そこに自由休暇が5日あるので、それら全てを合計すると、年間休日は134日となります。

他の募集を見ても、年間休日125日で夏季休暇3日、年末年始は31から3日の4日間。全てあわせて132日というところも結構多く、香川県は年間休日日数が十分多い傾向にあると言えるでしょう。

在宅訪問ありの求人のほうが高年収

香川県の調剤薬局は、休日日数が多い代わりに年収が全国平均とほぼ同じかそれ以下になっているところが多いです。ただ、全国平均以下つまり400万円以下になっているところは定期昇給があると記載されています。

転職・就職した時点での年収は320万円から500万円が相場。高くても600万円となっています。

香川県で600万円を超えるところや、パートの時給が2500円を超えるところを探していると、自然と「在宅訪問あり」という言葉に行き当たるのです。香川県の求人には、在宅訪問ありというところも少なくはないのですが、香川県は在宅訪問ありとしているところが高年収になっている傾向があります。

全体的に見ていると、香川県で700万円の年収を超えるところはなかなか見つからないのですが、在宅訪問ありの求人に絞って探してみると、かなり多く見つかります。

あまり薬剤師は不足していない

先述したとおり、香川県の調剤薬局の薬剤師求人は他の地域に比べると高額年収が少なくなっています。その理由には、薬剤師の人数が多いということが挙げられるのです。

人口10万人に対する薬剤師の割合が、全国平均を上回っています。薬剤師会にある青年薬剤師部会がかなり活躍していて、若手薬剤師が中心となって香川県の薬局業界などを盛り上げているのです。県内で2000人を超える薬剤師がおり、その半数以上が調剤薬局で働いています。

調剤薬局における薬剤師の需要は充足傾向にあるので、年収が少なくなっているというわけです。また、多くの薬剤師が働いているからこそ、ひとりひとり多くの休みを取ることができるということでしょう。

まとめ

香川県は、徳島文理大学に薬学部があります。県内の薬学部はそこだけなのですが、そこを卒業した薬剤師がそのまま香川県で就職する傾向が強いのです。薬剤師が多いのはそのためですね。

薬剤師業界がかなり盛り上がりを見せている県と言えるので、青年薬剤師部会などで活躍したい人にとっては、香川県は良いところかもしれません。高額年収を期待して転職するには、かなり不向きですが。

それでも年間休日日数が多いことや、各種休暇制度が充実しているということは大きな魅力です。

香川県の求人は高松に集中しているので、香川県の調剤薬局で働くなら高松市内で働く方が多いです。

交通アクセスもそれほど不便ではなく、県内では便利なほうなので問題はありませんね。年収以外にやりがいを求める人ではないと、厳しいかもしれませんが、そういう人にとっては香川県は良い職場になるでしょう。

香川県で薬剤師の転職におすすめの調剤薬局

レデイ薬局 朝日町店
香川県高松市朝日町2丁目2番7号
琴平電気鉄道「片原町駅」が最寄り駅の調剤薬局。総合科目・内科・小児科の処方箋を扱っています。24歳のモデルで年収が27万円以上となっていて、比較的高いです。休暇制度は少し珍しく、4週9休制となっています。週によっては3日間休みであることもあるということですね。

誕生日休暇などの休暇制度も整っていますし、社員旅行などの福利厚生もしっかりしています。制服は貸し出されるので安心ですね。

株式会社フロンティア きたちょう店
香川県高松市番町2丁目5-8
JR土讃線「高松駅」からバス五番丁で下車して徒歩5分程度のところにある調剤薬局です。求人を出している2015年11月現在、常時2名の薬剤師が総合科目に関しての処方箋を一日に60枚程度さばいています。年収は400万円以上で交渉によって決定するとされているので、決して低いということはありません。

電車にバスにと乗り継ぎが必要な場合もありますが、通勤手当は5万円まで支給されます。足りないということはないでしょう。

株式会社ファーマシィ たかまつ薬局
香川県高松市福岡町4-28-30
高松琴平電気鉄道「松島二丁目駅」が最寄り駅の調剤薬局。内科・産婦人科・頻尿器科についての処方箋を受け付けています。水曜日と土曜日は12時30分までの営業となっていて、半日勤務です。半日が二日で1日とする休暇制度があり、週休二日制となっています。

先輩薬剤師がマンツーマンで教育・指導をしてくれるマンツーマン制の教育プログラムをとっているのが大きな特徴です。ひとりひとりに合わせた教育をしてくれるので、未経験でも安心ですね。

株式会社ニチホス
香川県木田郡三木町木田郡大字池戸甲1745-20
高松琴平電気鉄道「池戸駅」が最寄り駅の調剤薬局。求人を出している2015年11月現在、9名の薬剤師が働いています。処方科目は総合科目です。忙しそうに感じるかと思いますが、電子薬歴や自動薬袋印刷機・散剤全自動分包機・自動血圧測定器・レセコンなど、システム化できるところはシステム化されています。調剤と服薬指導に専念できますね。

ミネラルウォーターも設置されているので、水分補給もしっかりと行えます。完全週休二日制で年収は400万円から550万円程度。休日重視の体制になっているようです。

京町薬局 高瀬店
香川県三豊市高瀬町下麻1382-1
JR予讃線「高瀬駅」が最寄り駅の調剤薬局。内科・消化器科・循環器科のクリニックからの処方箋を受け付けています。500万円から700万円程度と年収が高めになっているのが特徴です。香川県で数店舗展開している小規模チェーンで、店舗同士のつながりがかなり深くなっています。

ヘルプ制度があるので、忙しい時期などにはお互いカバーし合っているようです。そういった体制になっているということもあり、職場の雰囲気は明るくなっています。

クオール薬局 飯山店
香川県丸亀市飯山町川原1088-5
JR予讃線「宇多津駅」が最寄り駅の調剤薬局。内科・循環器科・小児科のクリニックからの処方箋を受け付けています。求人を出している2015年11月現在、常勤で2名の薬剤師が働いており、職場の人間関係は比較的良好なようです。

休日制度がしっかりと整っていて給料も平均的になっています。

のぞみ薬局
香川県さぬき市寒川町石田甲173
JR高徳線「神前駅」が最寄り駅野調剤薬局。病院から総合科目についての処方箋を受け付けています。年収は350万円から800万円とかなり高めです。各種手当てなどもしっかりと整っていて、休暇制度も整っています。

夏季休暇は4日間、冬期休暇は5日間となっていて、比較的長いです。普段の休日も完全週休2日制となっていて休日日数が多くなっています。

さくら調剤薬局 医大前店
香川県高松市前田東町538-2
琴電長尾線「高田駅」から徒歩15分程度のところにある調剤薬局です。病院から総合科目についての処方箋を受け付けています。電子薬歴と全自動分包機を導入しています。年収は480万円から550万円と大幅な昇給は望めませんが、最初から高めの給料を得ることができるのが特徴です。