派遣で働く薬剤師の時給相場

派遣薬剤師は、給料の相場が高いです。平均的に見ても時給3000円程度。

もちろんこれは全国で見ての話です。求人数の多い都内などでは比較的時給が低いですが、それを合わせても平均が3000円程度となっています。派遣の給料が高いというのは、意外に思う人も多いかもしれませんね。

薬学部が6年制に変わってからというものの、薬剤師不足が続いています。特に、正社員で働く薬剤師が不足しているのです。薬剤師の多くは女性。女性といえば結婚に出産にいろいろありますね。出産したらしばらく仕事から離れる人がほとんどです。

それで子育てが落ち着いた頃にまた復職する。でも、ブランクもあるからと派遣へと流れていくわけです。正社員雇用がなかなか落ち着かない・安定しないことに頭を悩ませた企業は、とにかく人材が欲しいと躍起に。

そこで派遣会社からの派遣を受けるわけです。とにかく人材が欲しいので時給を引き上げます。同じ地域のどこかが引き上げると、違うどこかも引き上げざるを得ません。そうして数年かけて時給の引き上げ合戦が続いて・・・現在の高い時給があるというわけです。

時給4000円以上!高収入の派遣薬剤師

派遣の求人を見ていると、時給4000円以上というものも多く見かけます。都内ではそこまで多く見かけないのですが、地方求人を見ていると結構多く見かけますね。特に地方都市なんかでは4000円の時給となっているところが多くあります。

4500円や5000円という求人もありますが、そこまで数は多くありません。非公開求人ならもう少し多くあるのでしょうが、公開求人だと全国でも100件あるかないかですね。それでも各地域ひとつくらいは見つけることができるので、時期的な運などが良ければ時給4000円から5000円程度で働くこともできるかもしれません。

また、派遣で飛びぬけて時給が高い求人が一番多い業種は、調剤薬局となっています。時点で病院・ドラッグストアですね。企業への派遣求人がもともとそんなに多くないということもあるのでしょう。

派遣薬剤師の正社員やバイトとの給料比較

派遣、バイト、正社員どれが稼げる?

正社員やバイトで働く薬剤師の給料と、派遣の丘陵を比べて見ましょう。正社員は時給ではなく月給で働いているので、時給・月給・年収の3つのパターンで比較してみます。なお、それぞれの給料はあくまでも平均給料であり、相場です。

  • アルバイト・・・時給2500円。月給40万円。年収480万円。
  • 正社員・・・時給ナシ。月給46万円。年収550万円。
  • 派遣・・・時給3500円。月給56万円。年収670万円。

平均的な値で見ると、派遣の給料がとても良いですね。給料という条件だけで見ていると、派遣がとても強いといったところでしょうか。もちろん、給料面だけでは見ることのできないデメリットもありますが、稼ぐという点に限って言えば派遣が強いです。

派遣薬剤師は正社員より稼げる?

派遣薬剤師は場合によっては、派遣のほうが正社員よりも多く稼ぐことができます。最初に比べた平均年収でもそうでしたね。ただ、派遣社員が働く時間や日数などによっては難しいかもしれません。時給が高い代わりに短時間労働だったり、日数がそれほど多くはなかったりすると、やはり正社員には勝てなくなります。

また、派遣薬剤師には昇給がきかないということもあるようです。高いけどそこから多くなることがなかなかありません。そのため、最初は正社員より勝っていてもそのうち抜かれてしまうということも考えられなくはないです。

そもそも派遣は同じ職場に3年以上いることができないので、昇給に関してはそこまで考えなくても良いですね。問題なのは勤務時間と日数です。フルタイム派遣の場合は、正社員よりも稼げるでしょう。時給4000円や5000円というところならなおさらですね。

年収が700万円を超える、人によっては1000万円を超えるような派遣薬剤師もいるようです。

まとめ

派遣の給料は、相場で見ても高いですが、高いところを見ると5000円とはるか高みですね。2時間働いて1万円。5000円でなくても、場合によっては正社員よりも多く稼ぐことができます。派遣薬剤師は、そのことも念頭において賢く稼ぎたいものですね。