薬剤師は高収入な職種であることで世間的にも有名ですが、バイトはどうなっているのでしょうか。

薬剤師のバイト時給の相場

薬剤師の時給相場はトップクラス

バイト薬剤師の時給の相場は、どの職種と比べてもトップクラスです。薬剤師のパートの時給は全国平均で2000円程度。全職種・全地域での平均はだいたい970円程度なので、それを大幅に上回る金額ですね。薬剤師と同じで専門職系のバイトはどれも時給が高くなっています。

その中でも薬剤下トップクラスということですが、他の職種がどれほどなのかも参考までに紹介しておきましょう。

まず家庭教師が薬剤師についで「時給」だけで見たら高いです。1800円程度となっています。その次にプログラマーが1500円程度。塾講師が1300円程度。エンジニアが1100円程度で、建築・土木が1065円程度。歯科助手と衛生士が1064円程度となっています。

どの職種と比べてもかなり高くなっているのがわかりますね。また、薬剤師の次に時給相場が高い家庭教師に関しては「時給が高いが日給は安い」傾向があるので、一日全体のことを考えるとプログラマーが2位のようなものです。プログラマーと薬剤師の間には500円程度の隔たりがありますね。

薬剤師の時給はどうして高い?

薬剤師の時給相場が高いのは、薬剤師は国家資格が必要な職種だからということがまず最初の理由として挙げられます。バイトでも「薬剤師免許保持者・薬学生」となっていて、薬剤師免許を持っているか、薬剤師免許の取得見込みがあるかという条件を満たしていなければ働けません。

免許を取るだけでも能力と時間・費用が多く必要。取得するのが難しい資格であることから、時給が高くなっています。

ただ、それだけではありません。薬剤師のパートの時給が高くなっている原因として最も大きな割合を占める理由は、薬剤師不足です。薬学部が6年制になったことから、薬剤師が2年間全く供給されないということがありました。ハードルが上がってから薬学部の生徒も減ったそうで、2015年11月現在、まだ人手不足は続いています。

人手不足であるにも関わらず少子高齢化社会によって調剤薬局や病院・介護の現場で働く薬剤師などの需要がどんどん増えているということも理由です。そのため、人材確保のためにバイトの時給が高くなっているというわけですね。

給料の職種・業種による薬剤師バイト時給の違い

薬剤師と言っても、いろいろな職種があります。調剤薬局・病院・ドラッグストア・・・パートの募集はドラッグストアと薬局が一番多いですが、それぞれ職種や業種によって給料に違いはあるのでしょうか。

結論から述べると、そこまで大きな違いはありませんが、OTCのみのドラッグストア求人と調剤薬局の求人では多少の違いがあります。

薬剤師のバイト時給の相場が2000円ほどと述べましたが、ドラッグストアの募集を見ていると、どの地域でも「2000円」程度という求人が多いです。

高くても2500円前後。2000円から2500円までという求人であれば多く見受けられますが、3000円以上というのはあまり見かけられません。それに比べて薬局でバイトを探すと、3000円以上の求人も多く見受けられました。

高収入の薬剤師バイト

薬剤師のバイトで高収入な求人を探すのであれば、調剤薬局が良いでしょう。バイトの求人数が多いということもありますし、時給も相場より高い求人が多いです。2000円から2500円という求人が多く見受けられます。

時間帯によっては時給3000円から3500円という求人も見受けられました。

特に時給が高いのは遅くまで営業している薬局です。夜の遅めの時間に働く場合などは3000円以上が多く、午前から夜遅い時間までの間でシフト勤務という場合には2500円以上3000円未満の求人が多くなっている傾向があります。

ただし、駅からは遠いところが多いので、そこには注意して求人を探すようにしましょう。