アステラス製薬の薬剤師求人傾向
年収は平均どれくらい?
アステラス製薬全体の平均年収を有価証券報告書を元にして算出してみました。過去5年間の平均年収の平均は、1022万円です。平成26年度の平均年齢は41歳、平均勤続年数は16年となっています。これは薬剤師以外の年収も全て含むものなので、薬剤師の年収としては不正確です。
福利厚生やその他待遇について
ゴールデンウィーク、夏季休暇、年末年始がそれぞれ10日前後あるとのことです。そういったシーズンごとの長期休暇は、多くの場合3日から長くても5日間という期間が一般的となっています。アステラス製薬はそれを10日間にまで支給しているとのことですから、休暇制度に関しては充実していると言えるでしょう。休日に仕事ということもありませんし、ワークライフバランスが良いと言えます。
福利厚生については以前は保養施設やレジャークラブの会員制度などがあったようですが、会社が所有していた保養施設は売却されて、レジャークラブの法人資格会員もその多くが解約されているとのことです。その点、福利厚生全体で考えるとあまり充実しているとは言えないかもしれませんね。
ワークライフバランスがとれているのであって、福利厚生が充実しているのではないということです。
残業について
正社員とそれ以外でハッキリと線引きされ、非正規雇用だと残業が全くなく、正社員だと残業があります。ただし、水曜日と金曜日はノー残業デーとされているとのこと。ICカードで勤務時間がしっかり管理されていて、残業した分は残業代が支払われるとのことです。社員の年収の内訳などについて見てみても、残業代が数万円支払われていますから、残業代は心配しなくても良いでしょう。
アステラス製薬における薬剤師の就職・転職活動について
選考方法とフロー
アステラス製薬はWebからエントリーをします。エントリーをした後に課題を提出し、適性検査を行うのです。そうして説明会の案内が届き、エントリーシートを提出。MRも研究開発職も、エントリーシートはWebで記入をしてそのまま提出する形になっています。近年多いスタイルですね。
MRのエントリーシートには、「自分の「明日を変えた経験」または自分が今後どのように明日を変えていきたいか」ということと、志望動機・志望理由を書く欄があります。最も特徴的なのは、明日を変えた経験というところですね。これは「明日は変えられる。」という企業キャッチコピーにちなんだものでしょう。
エントリーシートを提出したら、今度はグループディスカッションがあります。その後に面接です。グループディスカッションは少人数の質問会のようなもので、あまり堅苦しいイメージのものではありません。できるだけ気楽に挑みましょう。
面接対策はどうすればいい?
面接で質問されるのは、エントリーシートの内容が中心となっています。エントリーシートについて説明した部分で触れたようなことを留意しつつも、緊張せずに挑むことが大切です。雰囲気は非常に和やか。自己分析を怠ることがなければ、全く問題がありません。
中途採用について
薬剤師が応募できるものであれば、品質保証部・研究本部・開発本部・技術本部などでキャリア採用が行われています。キャリア採用の情報については、求人サイトに出回るというより、企業ホームページの採用ページ内に出回るといった形式になっているので、採用ページをチェックするようにしましょう。
まとめ
アステラス製薬は年収が比較的高いのですが、福利厚生はあまり充実しているとは言えません。とはいえ、残業代がしっかりと支払われることや、ノー残業デーがあるということは魅力的な条件。新卒採用・中途採用に関わらず、とても魅力のある企業だと言えるのではないでしょうか。