大阪府で病院薬剤師の求人をリサーチして分かった転職事情

大阪府で働く病院薬剤師の求人傾向

病院の種類によって給料に違いが出ています。総合病院は平均的な給料の枠に収まっている安定したところが多いです。経験や能力によるふり幅が小さく、上限も結構落ち着いています。急性期病院は他の種類の病院に比べて給料が低いことが多いです。

診療科によっても給料が違っています。給料が高い傾向にあるのが脳神経外科・放射線科・人工透析など難しい分野の診療科がある病院は給料が高い傾向が強いです。小児科や産婦人科はそこまで給料が高くありません。

小児科や産婦人科は、給料の代わりに「女性に優しい制度」が充実しています。ほとんどのところで産休・育児休暇がありますし、託児所の用意があるところも多いですね。クリニックや診療所もそれらの制度が充実している傾向があります。

大阪府の病院は、比較的に福利厚生が充実している傾向が強いです。中でも、寮を用意してくれるところが多くなっています。オートロックのワンルームマンションタイプの借上げ寮を用意しているという病院が多いですね。

月に3万円前後であれば住宅手当もつくということで、他の地域からの転職の際には大阪府は受け入れ態勢が良いと言えるでしょう。借上げではなくとも、社員寮を設けているところが多いですし、社員寮だと無料のところもあります。

小児科や産婦人科で託児所の用意があるところが多いと述べましたが、それ以外でも大阪府は全体的に託児所の用意がある病院が多いです。育児休暇や出産休暇であればほとんどのところで取得できると言ってもいいでしょう。

手当ても、職能手当て・扶養手当・住宅手当・通勤手当・調整手当てがしっかりと出されるというところが多いです。ただ、残業手当に関しては、そこまで期待できません。病院でなくてもそうですが、大阪府は残業手当を出さない事業所が多いですね。

大阪府の中で、環状線・市営地下鉄に求人が多い傾向が強いです。市営地下鉄であれば千日線や谷町線に求人が多くなっています。それぞれ沿線の病院の求人は、年収が高いところも多いです。500万円から600万円というところも他の地域より多く見受けられます。

給料だけではなく、採用条件が良いところが多いですね。

大阪府の病院薬剤師の年収相場は、だいたい350万円から500万円程度です。350万円・360万円程度というところが多くなっています。その中でも、350万円から500万円と下限・上限をつけているところも多いため、相場は350万円から500万円となっているわけです。

これはあくまでも相場であり平均なので、ひとつひとつ見ていくと500万円以上の求人ももちろんあります。数は少ないですが、550万円から600万円程度であれば求人が見つかります。600万円よりも高いようなところは、ほとんどありません。

低くても350万円、高くても600万円というのが傾向のようです。

大阪府の病院薬剤師の年間休日日数は、110日前後のところが多くなっています。105日を下回るところは少なく、ほとんどが105日以上はあるといったところですね。105日から115日程度になっているところが多いです。

中には年間120日を越えるところもあります。そういったところも東京に比べると多いですね。全体的に休日日数が多く、しっかり休むところが多いのが大阪府と言えます。

ただ、その反面、年間休日70日程度というような極端に休日日数が少ないところも東京都に比べて多い傾向があることに気をつけましょう。

大阪府の病院薬剤師の求人は、年収よりも手当てや福利厚生・休日日数など採用条件に重点を置いているという傾向がありますね。決して年収が低いというわけではありませんが、350万円からスタートするということも考えておかなければならないでしょう。

寮や借上げ社宅・住宅手当などが充実していて、他の地域からの転職には非常に向いていると言えます。近隣の地域から大阪に転職を考えている人でも問題なく転職活動を行うことができるでしょう。

大阪府に住んでいてそのまま就職・転職するという人は、社宅や寮の心配をする必要がないので、その分年収に重点を置いて探してみてもいいかもしれません。平均的に年間休日日数が多いので、極端に少ないものを避けるようにだけ気をつければ、休日日数を気にする必要はないです。

年収はややふり幅が大きいので、高めのところを探してみることをおすすめします。ママさんであれば、年収よりも託児所付きの小児科や産婦人科の中で年収が高いところを探すといいでしょう。そういう求人も意外と見つけることができます。