化学メーカーの薬剤師求人

さまざまな化学製品を作っている化学メーカー。薬剤師が活躍できる場所でもありますが、働くためにはまず求人を見つけなければいけません。

化学メーカーの求人はどれくらいあるのか、求人の現状はどのようになっているのか、選び方などを紹介していきます。

化学メーカーの薬剤師求人の現状

化学メーカーの求人は、薬剤師の採用情報の中では数が少ない方です。というのも、離職率が高いわけではないので、あまり新規労働力を必要としていないという面が強いのです。

ただし、化学メーカーの薬剤師の求人を調べてみると、数種類の求人が見つかります。少ないですが、転職サイトで一般公開されている募集もあるにはあります。非公開求人のほうが圧倒的に数が多いですが、インターネットなどで探しても見つかるので、まだ就職や転職はやりやすいでしょう。

とはいえ、本気で探すのであれば、転職サイト・人材紹介サービスを利用するのが良さそうですね。

化学メーカーの薬剤師求人の選び方

化学メーカーで選べるほど求人があるかといえば、そうでもないのですが、それでも求人を選びたいという方のために求人の選び方について紹介します。これはあくまでも一例であり、必ずしもあなたに当てはまるといったものではないのでご注意ください。

Aさんは化学メーカーといっても、毛髪やスキンケア、界面化学などに興味があったのでシャンプーやコンディショナーを作っているメーカーに就職しようと思っていました。ドラッグストアからの転職です。転職なので、やはり給料が高いほうが良いと思い、「応相談」と書かれている求人に絞りました。

応相談と書かれている中でも、「年収○○○万円から~」ときっちりと書かれているもの。もっと言えば、基本給がどれくらいで各種手当てがどれくらいで、昇給や賞与は一年に何回あるのかが詳しく書かれている求人に焦点をあて、数件に絞るという作業をしたのです。

福利厚生についても書かれているものがいいなあと思いましたが、優先事項は給料なのであまり気にしないことにして求人を探します。見つかったのは年収300万円から応相談と書かれていて、内訳も書かれている求人でした。

このように、年収に焦点を当てるならば、きっちりと「年収○○○万円から応相談」と書かれているところに絞る。賞与昇給がどれくらいなのか、どんな手当てがあるのか福利厚生はしっかりしているのか。そういったことで選ぶと、いわゆる地雷の職場にはあたらずに済みそうですね。

また、化学メーカーと一口で言っても何を作っているのかは各メーカーで違うもの。どのような製品があるのか、どのような成分が主力製品に含まれているのかなどをきっちりと把握しておくと良いですね。把握して、そこから自分の興味のある分野のメーカーに進みましょう。

化学メーカーの薬剤師転職の事情

化学メーカーからどこかへ転職をするという場合や、他のどこかから化学メーカーへ転職をするという場合。前者は割と簡単にできるのですが、後者はかなり茨の道を進まなければいけません。

化学メーカーの一般公開求人は少なくはないのですが、それは「全国で」「全分野の」求人を調べた場合です。地域を限定したり、「シャンプー」「洗剤」と分野を特定したりすると、かなり求人数は少なく感じてしまいます。

実際、たくさんあるとは決して言えませんからね。そもそも転職の求人を探すのが少し難しいです。とはいえ、「化学製品であれば何でもいい」というのであればそんなに難しい話ではありませんけれども。そういった人はごくわずかでしょう。

化学メーカーへ転職をするのなら、それ相応の覚悟が必要です。

化学メーカーに採用されるための面接テクニック

化学メーカーへの転職をするのであれば、面接で必ず「そのメーカーの製品に含まれている主成分」について触れておきましょう。シャンプーやコンディショナーであればどんなエキスが入っているのか、シリコンが入っていないけどその代わりに何を入れているのかなどですね。

主力製品や主力の成分について触れることは、必要です。その成分に関する自分の見解や、シャンプーやコンディショナーにはどのような成分があれば良いのか、どのような成分をこれから開発していければ良いのかなどを明確に述べておくとなお良いですよ。

まとめ

化学メーカーの求人は一般公開されているものも少なくはないのですが、地域や分野を限定するとかなり少なくなる。求人は、どのような製品を作っているのか、福利厚生はしっかりしているかなどに着目すると良いです。転職は茨の道で、面接ではそのメーカーの現在の主力となっている成分について触れるということでした。

かなり狭い茨の道を突き進むことになり、何本もの棘が刺さってしまうことでしょうが、めげずに頑張りましょう。