沖縄県薬剤師会の特徴と利用方法

平成26年3月末の時点で、総会員数が1,208名となっています。そのうち、名誉会員が4名・薬局開設者が239名・一般販売業が13名・卸売り一般販売業が24名・勤務薬剤師が711名・その他が131名・賛助会員が86名です。

平成25年4月に一般社団法人へ移行したばかりで、2015年11月現在、運営体制が新しくなってからまだそれほど経っていませんね。住所や問い合わせ先などは以下の通りです。

住所・連絡先

  • 一般社団法人沖縄県薬剤師会館
  • 〒901-1105
    住所:沖縄県島尻郡南風原町字新川218-10

  • 1階:会営薬局 医療センター前
  • 電話番号:098-963-8940
    FAX番号098-963-8946
    月曜日から金曜日:19時から24時の営業(土日祝は9時から24時)

  • 2階:薬剤師会事務局
  • 電話番号:098-963-8930
    FAX番号:098-963-8932

  • 3階:薬事情報センター
  • 電話番号:098-963-8931
    FAX番号:098-963-8937

  • 3階:試験検査センター
  • 電話番号:098-963-8934

以上が問い合わせ先になっています。それぞれどこに問い合わせるのかを確認した上で問い合わせましょう。アクセスは、バスで県立医療センター下車してすぐになっています。モノレール那覇空港駅から行くのであれば、モノレールで県庁前駅下車。そこから徒歩で沖銀本店前のバス停へ。そこから2番・14番・5番いずれかのバスに乗って県立医療センター下車です。

入会について

入会金は、会員区分に関わらず一律1万円となっています。年会費に関しては、それぞれ区分ごとに異なる金額。区分は、A会員(薬局経営者および管理薬剤師)・B会員(それ以外の薬剤師)・特別会員(薬学生)・賛助会員A(希望する個人および団体)・賛助会員B(薬局)となっています。

それぞれの年会費については以下の通り。

  • A会員:54,000円
  • B会員:39,400円
  • 特別会員:1万円
  • 賛助会員A:15,000円
  • 賛助会員B:処方箋受付回数1階につき8円

A会員とB会員はそれに加えて、沖縄県薬剤師連盟の会費がそれぞれ12,000円・9,000円必要になります。

沖縄薬剤師会の求人情報

沖縄県薬剤師会は、薬剤師無料職業紹介所を運営しています。紹介所は沖縄県薬剤師会館内にあるものです。問い合わせ先は、沖縄県薬剤師会の事務局と同じ電話番号・メールアドレスになっています。求人情報に関しては、沖縄県薬剤師会のホームページ内で閲覧可能です。

求人情報はリストで表示されていて、少し見づらいですが必要最低限の情報が書かれています。「病院」「調剤薬局・一般薬販売店」「その他」と業態別で表がつくられている。それぞれの表には、受付番号・雇用形態・業種・求人数・所在地・勤務時間・給与・備考が表示されています。

必要最低限の内容が書かれていますが、それ以上の内容が見たいという人は、事務局の沖縄県薬剤師無料職業紹介所の責任者に問い合わせて、指示に従ってください。ちなみに、求人数は調剤薬局・一般薬販売店が最も多くなっています。

研修会について

沖縄県薬剤師会のホームページにて、研修会の情報を見ることができます。研修情報に関しては、カレンダー形式で表示されていて、それぞれタイトルだけが掲載されているという表示形式です。タイトルをクリックするとそれぞれの詳細に飛ぶことができるようになっています。

カレンダーは過去のものから現在のものまでがあり、一月以上先のものは掲載されていないようです。

沖縄県薬剤師会は、頻繁に講演会研修会を行っています。主催のものから後援のものまでいろいろとありますが、カレンダーを見ていると月によってはかなりギッシリ埋まっている。特に月始月末に多くなる傾向があるようです。

在宅支援・禁煙サポートが手厚い

沖縄県薬剤師会は、在宅医療支援と禁煙サポートを積極的に行っているようです。在宅医療支援や禁煙サポートを行っている薬局が一覧で表示されるようになっているので、そういった業務に興味があって沖縄県で働こうと思っている薬剤師はチェックしておきましょう。

求人探しの指標になることでしょう。とはいっても、県内でかなり多くの薬局がそれらを行っているので、意図せずとも見つかるかもしれません。

沖縄県病院薬剤師会の特徴と利用方法

概要

〒903-0215
住所:沖縄県西原町上原207番 琉球大学医学部附属病院 薬剤部内
電話番号:098-895-1347
FAX番号:098-895-1487

入会について

沖縄県病院薬剤師会に入会するには、ホームページから「県病薬入会・異動届出」をダウンロードして、必要事項を記入する必要があります。届出はエクセルでダウンロードできるので、エクセルシート内に必要事項を記入しましょう。

記入が終わり、保存したら、ホームページの申し込み・お問い合わせフォームに添付して事務局に送付します。申し込み・お問い合わせフォームを使うのが最も便利ですが、確実に届いたという確証が欲しい人・不安な人は概要に記述している住所に郵送しましょう。郵送する際の宛先は、「沖縄県病院薬剤師会事務局」です。

年会費は1万円で、10月以降の入会の場合でも同額を支払います。支払いは、7月以降から9月末まで。それ以降に中途入会した場合には、その月末までには振りこまなければいけません。振込先は、ホームページに記載してあるとおりです。

年会費に関してですが、1万円というのは日本病院薬剤師連盟には加入市内場合のB会員の会費になります。B会員は、日本病院薬剤師会と沖縄県病院薬剤師会の年会費だけで1万円。A会員になると、日本病院薬剤師連盟の会費3千円が加わって1万3千円になります。

なお、会費は9月を過ぎても振り込まれない場合には問答無用の退会扱いになるので気をつけましょう。

求人について

沖縄県病院薬剤師会のホームページにアクセスすると、病院薬剤師向けの求人案内を閲覧することができます。とはいっても詳しい条件などの詳細が記載されているわけではなく、あくまでも「こんなところが採用を行っているよ」という告知です。

詳細情報を知りたいという人は、それぞれの施設に問い合わせると良いでしょう。問い合わせ先については、それぞれの求人情報に記載されています。

ここで閲覧することができるのは、施設名・職種・採用予定人数・業務内容・病院の概要・所在地や連絡先です。ホームページがある病院についてはホームページへのリンクが掲載されています。リンク先で採用情報の詳細を掲載しているところもあるので、必ずチェックしておきましょう。

沖縄県病院薬剤師会の求人案内は、求人数が少なく、更新頻度も低いです。2015年12月現在、最新の求人は同年8月に掲載されたものとなっています。更新頻度が低い中でも、とくに下半期の更新頻度が低く、ほとんど求人が掲載されません。

というのも、来年度の新卒採用情報を掲載しているところが多いのです。掲載日は2015年4月となっていても、採用は2016年4月予定としているということですね。また、そもそも沖縄県の傾向として、上半期に求人が多く出されるということもあります。

それでも毎年求人情報が掲載されているので、沖縄県の病院で働くことを考えている薬剤師は、一般の就職・転職サイトを利用する前に一度チェックしてみると良いでしょう。

会誌と分科会活動について

沖縄県病院薬剤師学会では、さまざまな分科会活動を行っています。沖縄県病院薬剤師会で行われている分科会は、下記の8つです。

  • がん化学療法分科会
  • 感染症分科会
  • 精神科分科会
  • 糖尿病分科会
  • 緩和ケア分科会
  • NST分科会
  • HIV分科会
  • 妊婦・授乳婦分科会

8つの専門分野に分かれての分科会活動。他の都道府県と比べても数が多いですね。興味のある専門分野がこの中にあるのであれば、ホームページの分科会活動の項目をチェックしてみましょう。それぞれ分科会の名前をクリックすると、活動報告を見ることができます。

その年度にどのような講演会・勉強会を行ったのか。病院薬剤師会員の中で、その専門分野の専門薬剤師資格の取得状況はどうなっているかなど、それぞれの分科会の現状を知ることができます。

入会したら、興味のある分野の分科会に参加して、専門薬剤師資格を取ってみてもいいかもしれません。キャリアアップに繋がり、病院薬剤師会の活動にも貢献し、一石二鳥です。