宮崎県薬剤師会の特徴と利用方法

宮崎県薬剤師会は、1500人程度の会員数で成り立っている薬剤師会です。災害時や緊急時に向けての医薬品預かり事業や会員の派遣事業などに力を入れています。健康寿命日本一を目指している宮崎県の行政に協力できるよう、薬剤師会という立場を活かした取り組みも行っているようです。

住所や問い合わせ先は以下のとおりです。

・一般社団法人宮崎県薬剤師会
〒880-0813
住所:宮崎市九島町2-5
電話番号:0985-26-7755
FAX番号:0985-25-8069

日豊本線宮崎駅が最寄り駅にはなりますが、徒歩でだいたい15分から20分程度かかります。近くには宮崎来た警察署や宮崎第一ホテルなどがあり、目印には不自由しません。すぐ近くには小学校や中学校もあります。迷うことは無いでしょう。

求人検索システム

宮崎県薬剤師会は、九州山口ブロック薬剤師会求人情報WEBサイトを利用して求人の斡旋をしています。この求人情報システムは、九州全域で使われているもので、九州全域の求人情報について閲覧することが可能です。

求人検索をするには、まず宮崎県薬剤師会ホームページにアクセスし、そこから「薬剤師求人情報」というバナーをクリックしましょう。クリックしたら今度は「求人検索」というボタンをクリック。実際に利用するにはまず求職申し込みをしなければなりませんが、その前にどのような求人があるのかを見ておきましょう。

システムの使い方は簡単。検索したい県を選択して、市区郡を記入したら、事業内容と職種・勤務形態・休日についてチェックボックスにチェックを入れます。そして検索実行を押すだけです。宮崎県全域で検索してみたところ、2015年12月現在5つの求人が見つかりました。

サイト内で閲覧することができる情報にはたいしたものはありません。受付NO・市区郡・業種・職種・勤務形態・勤務時間・休日という情報のみです。詳細については問い合わせることによって情報開示されます。

求職登録を済ませて、ログインしてから求人検索システムを利用して求人を探してみましょう。薬剤師会が斡旋しているので、ほかのところよりも安心感がありますね。

宮崎薬草の部屋

宮崎県には色々な薬草が自生・栽培されています。そのため、宮崎県薬剤師会のホームページには薬草の情報を閲覧することができるページがあるのです。「宮崎 薬草の部屋」というページですが、宮崎に自生している・宮崎で栽培されている薬草について紹介されています。

薬草の情報については五十音の行ごとに紹介されているので、宮崎県で働くのであれば見てみましょう。薬草というのは古典的ではありますが、その分今も薬品に使われている成分源となっているものも多いです。薬草について知ることは薬品について知ることと同義。

勉強になるので一度見てみてもいいかもしれませんね。

残薬計算ソフト

宮崎県薬剤師会に入会すると、ホームページの会員専用ページが閲覧可能になります。また、会員専用の情報も見ることができるようになるのですが、そのうちのひとつに残薬計算ソフトというものがあります。

これはその名前のとおり残薬について計算してくれるソフトウェア。内容は使い方については会員しか情報を得ることができないので不明ですが、薬局などで導入すると業務が捗るソフトウェアということです。

このようなソフトウェアの提供や外部ツールの紹介などを宮崎県薬剤師会は頻繁に行っており、薬局の業務の簡略化とシステム化を図っています。その取り組みのひとつが、残薬計算ソフトで、2015年11月27日時点でver1.4まで開発されているとのこと。

おくすり整理そうだんバッグを使った残薬確認の強化など、残役確認について特に力を入れていることがわかります。それらの情報は会員にしか閲覧することができないということですが、会員になる特典はその分大きいですね。

宮崎県病院薬剤師会の特徴と利用方法

〒889-1692
住所:宮崎県宮崎市清武町木原5200 宮崎大学医学部附属病院薬剤部内

入会すると、研修会や講演会に参加することができるようになり、研修会の案内がFAXで送信されるようになります。会誌や名簿の無料配布はもちろん、日本病院薬剤師会の賠償責任保険の加入も可能です。

入会するには、まず宮崎県薬剤師会のホームページから入会申請書をダウンロードしましょう。エクセルファイルにてダウンロード可能です。そのままエクセルファイル内に必要事項を記入し、メールに添付して事務局まで送信しましょう。

または、それぞれの地区担当理事を通じて入会したいという意思表示をすることによって手続きが進みます。

年会費は、1万2千円で、日本病院薬剤師会の会費8千円を含む金額です。

求人について

宮崎県病院薬剤師会では、求人の掲載や紹介は行っていません。そのため、宮崎県の病院で転職を考えている薬剤師は、薬剤師転職サイトなどのその他の求人媒体を利用することが一般的です。

もしも薬剤師関連団体を介して採用を得たいという人は、宮崎県薬剤師会のホームページにアクセスしましょう。そこでは、九州全域で使われている求人紹介システムを利用することができます。これは宮崎県薬剤師会の薬剤師無料職業紹介所が行っているサービスです。これを利用すると、そのシステムに登録されている九州全域の求人を検索することができます。

病院薬剤師に絞って検索することができるので、使ってみてもいいかもしれませんね。

研修会情報

宮崎県病院薬剤師会のホームページ内で、研修会や講演会の案内を見ることができます。主催しているものや共催しているものがありますが、それぞれ別々で表示されているので見やすいですね。一覧でズラリと並べられているのではなく、直近のもののみ掲載されています。

主催の研修会は毎月行われるものではなく、行われない月もありますが、共催の研修会や講演会などは毎月何かしら行っているようです。過去の主催研修会開催報告は、一覧で見ることができますが、共催のものについて、過去のものを閲覧することはできません。

主催も共催も共通して言えることですが、宮崎県病院薬剤師会はあまり頻繁に研修会や講習会を開いていないようです。月に1度は開いているようですが、月に3回、4回・・・というのはあまりありません。他の都道府県病院薬剤師会と比べると、数が少ないですね。

研修会の案内について確認する方法は、ホームページの案内を見るか、FAXによって送信される案内を見るかという二通りの方法があります。

研修会といっても、フォーラムや研究会を含むのであればもう少し数が多くなるようです。宮崎県病院薬剤師会では、県民向けのフォーラムを毎年行っており、薬剤師向けのものではないイベントをしっかりと行っています。

小グループ研究会

宮崎県病院薬剤師会では、小グループ研究会という研究会が設けられています。専門性の高い薬剤師が求められてきている現代において、がん・感染制御・栄養管理・精神疾患の4つの研究会が宮崎県病院薬剤師会内で発足されました。

他の研修会や薬物療法・栄養研究会など大きな研究会とは違って小規模体制になっていますが、それぞれの専門分野に興味関心のある薬剤師たちの意見交流の場となっています。この小グループ研究会に参加するには、宮崎県病院薬剤師会事務局に「○○に所属したい」という内容のメールを送ることが必要です。

また、原則としてひとりひとつのグループとなっているので、どの研究会に入りたいかをしっかり考えてから送るようにしましょう。なお、メールのタイトルは「小グループ研究会メーリングリスト登録」としていなければいけません。

無題だった場合などは、読まれずに削除されてしまいます。上記タイトルを記載した上で、名前・希望するグループ研究会名・自分が所属する施設・連絡先・メールアドレスを本文に記載し、送るようにしましょう。

専門薬剤師資格取得の手助けにもなりますし、意見交換・交流の場にもなります。一石二鳥なので、入ってみるといいでしょう。