薬剤師の求人が多い時期

薬剤師の求人には、多くなる時期というものがあります。どのような時期かというと、退職者が多い時期・年度末・ボーナスなどがある時期。ボーナスの時期は退職者が多い時期とも重なっています。

では何月ごろなのか。ボーナスの時期といえば、7月と12月。この時期と年度末である9月、3月は退職者が増える傾向があります。退職者が増えるということは、その分穴がたくさん空くということ。採用枠が増えるわけです。

その時期に転職をすると薬剤師の募集を見つけやすく、比較検討がしやすいというメリットがあります。

でも、その時期に特別転職がしやすいのかというとそうでもありません。転職のしやすさ自体は年中変わらずといったところです。求人を見つけやすくなるという点では、転職しやすいと感じるかもしれませんが、見つけた後の難易度を考えると、どんぐりの背比べ。

募集が時期は退職が多い時期です。退職者がないと求人はなかなか出回りませんからね。そこの企業や薬局などで求人が出ているということは、退職者がいるということに他ならない。そうなると、もともとその枠にいた人も同じように転職をしているかもしれません。

もちろん、本当の意味で退職した人もいるでしょう。でも薬剤師は転職の多い職業。転職をしている人もまた多いはずです。そうなると競争率が高くなります。競争率が高いと、求人を見つけやすくても結局は難易度的に変わらないということもあり得るというわけですね。

ただ、条件の良い求人はその時期に多いので、競争率が高くなることを覚悟して飛び込んでみるというのも良いでしょう。

求人の時期で転職のタイミングを考えるのであれば、そこのところを頭に入れておいておいて損はありません。

薬剤師の転職に適したタイミング

薬剤師の転職のタイミングとしておすすめなものを、求人数以外の観点で紹介します。

2013年にある言葉が流行りました。「いつやるの?」という問いかけに対しての答え。そう、「今でしょ」ですね。

「転職、いつやるのか。今でしょ。」

ということで、おすすめな転職のタイミング。「今」です。この今というのは、あなたが、転職をしたい、転職をしようと強く思ったとき。「転職しようかなあ」という段階では、まだ転職のタイミングではありません。

転職しようかなあという気持ちが転職したいなあという気持ちに変わる。やがてそれは脅迫をはらんでくるようになり、転職しなきゃなという使命感に変わります。そこが転職のタイミングとしておすすめです。

頭で考えてばかりだと、どうしても好機を逃してしまいます。ベストなタイミングをデータを元に熟考していったり、求人数が多い時期はどこだと考えるのは良いことです。ただ、そうこうしているうちにモチベーションも下がってきます。

転職にはある意味勢いが大切なところもある。それは否定できません。モチベーションが下がってしまっては、結局転職できなかったり、妥協してしまったりということもある。転職における好機というのは熱が冷めないうちなのです。

転職しなきゃなと思っている人は、今すぐに求人を探し初めてみてください。そのなかで心惹かれる求人があれば、そこに飛びついてみるというのがおすすめです。

悪い転職のタイミングは?

薬剤師の転職に悪いタイミング、時期というものもあります。それは、勤続3年以下の時期。

世間の時期というよりは、自分自身の時期ですね。薬剤師は転職が多い職業だということは先述しましたし、ご存知の人も多いでしょう。回数なら2,3回。頻度なら3年に1度の頻度が多いのです。最低でも3年近くは耐えている人が多いということ。

もしも今、転職したいと強く願っていて勤続3年も経っていないというのであれば、もっと耐えましょう。ここで踏ん張ることができずに投げ出してしまっては、転職をするとき「この人は続かない人だ」と思われても仕方がありません。

事実、次の職場でも続かないかもしれない。ここが踏ん張り時だ、どうせ3年経ったらやめるんだと強く自分に言い聞かせ、自分自身を説得するようにしましょう。そうすることによって気持ちよく転職ができるというものです。

まとめ

薬剤師の転職が多く出回るのは3月・7月・9月・12月。ただ、今が勤続3年以上経っていて「転職しなければ」という強い意志があるのであれば今転職するというのがベスト。

人間は作戦を練れば練るほど深みにはまり、自らの作戦におぼれてしまうもの。鉄は熱い打ちに打たなければ完成しない。転職も、求人の時期などを考慮することも大切ですが、やはり転職熱が熱いうちに転職するというのが時期としてベストということです。