大塚ホールディングスは、大塚製薬などを抱えるグループ企業です。大塚製薬のほかに、大塚製薬工場・大鵬薬品工業・大塚倉庫・大塚化学・大塚メディアデバイスなどがあります。誰でも一度は名前を聞いたことがあるであろう大塚ホールディングスですが、そこに就職・転職したいと考える人も多いでしょう。

その際気になるのが、求人の傾向や面接対策などです。大塚ホールディングスの求人傾向などを大塚製薬をメインに説明します。

大塚ホールディングスの薬剤師求人傾向

年収は平均どれくらい?

大塚ホールディングス・・・特に大塚製薬の年収について説明します。大塚製薬で実際に働いている人の平均年収は、30代の男女ともに600万円程度です。20代だと500万円程度、40代は800万円から900万円の間となっています。これは実際に働いている人・働いていた人のデータです。大塚製薬で働いている人は年収が高いですね。

大塚ホールディングスの有価証券報告書を見てみても、平均年間給与が1100万円程度となっていて高いことがわかります。実際の求人を見てみると、500万円から700万円程度に設定されているような高年収求人も多いです。これは大塚ホールディングス全体の傾向となっています。

福利厚生やその他待遇について

特に福利厚生に優れているわけではありませんが、福利厚生施設はあるとのことです。年末年始と夏季休暇は原則連続5日間取得できるとのことですが、忙しいときには取得できないこともあります。自社運営の保養所が三箇所あり、格安で宿泊できる契約施設が全国のいたるところに確保されているところが魅力的です。

休暇制度のような会社が「与える」福利厚生については場合によって得られないこともありますが、保養施設や各所にある契約施設など、社員自らが主体となって利用することができる福利厚生は魅力的。アルバイトはボーナスはもらえないのですが、インセンティブがあるというところも良いですね。

薬剤師は女性が多いですが、近年は徳島オフィスや大阪オフィスなどに企業内託児所を設けるなどして、女性に優しい企業になっています。育児休暇などの制度も整っているとのことです。

必要になる知識やスキル・経験はあるか

大塚ホールディングスは、場合によっては英会話のスキルが必要になることがあるとのことです。大塚製薬をはじめとする大塚ホールディングスはグローバルに事業展開を行っています。管理薬剤師やDI・薬事担当などは海外と連絡を取ることもあるでしょうから、英語の読解力・英作力・英会話スキルが必要になるのです。

大塚ホールディングスにおける薬剤師の就職・転職活動について

面接対策はどうすればいい?

新卒採用の面接で実際に質問された内容を紹介します。1次面接ではくじ引きをし、そのくじに書かれていた内容を即興で90秒間プレゼンをするという選考。二次面接は近年ありがちの、自分を物にたとえるのなら何かという質問。三次面接では自己PRなど、履歴書などに書かれている内容を元に自分自身について伝えるものが中心となっていたとのことです。

質問は毎年変わったりするものですが、面接の目的自体は変わりません。

中途採用について

大塚ホールディングス・・・特に大塚製薬は、中途採用がほとんどありません。大塚製薬の採用ページを訪れてみても、中途採用は障がい者採用中心です。ホームページを訪れた時期が5月なので当然と言えますが、どの時期でもあまり中途採用に力を入れられないとのことです。

大塚製薬は入社後の研修に力を入れています。自社で人材をイチから育てることを大切にしているようなところがあるため、中途採用はなかなか出回らないのでしょう。

まとめ

大塚ホールディングスは、年収が高く福利厚生も決して悪くはありませんが、中途採用で入社するハードルは高いです。新卒採用であれば、面接対策と筆記試験対策さえ怠らなければ問題ないでしょう。セミナーの参加などは選考に直接関わることがなく、気休め程度ですが、参加して損はありません。そういった採用関連のイベントなどに顔を出しつつ、機会をうかがってみるのも良いでしょう。