第一三共の薬剤師求人傾向
年収は平均どれくらい?
第一三共の過去5年の有価証券報告書から、5年間の平均年収の平均を出してみました。第一三共の5年間の平均年収平均は、1024万円です。平成26年度は1111万円、平均年齢が42.5歳、平均勤続年数が18.1年となっています。ただし、これは全職種を合算したものであって、薬剤師限定ではありません。薬剤師資格を持っている人に限定すると、もう少しだけ変わってくることでしょうが、製薬会社においては多くの部署に薬剤師がいますから、平均年収としては大差が無いのです。
ちなみに研究開発職は1ヶ月に30時間程度の残業があるとのことです。ただし、会社に申請せずに行われる休日出勤は0日となっているところや、残業代が支払われるところは良心的と言えます。
福利厚生やその他待遇について
住宅手当、こども手当、通勤手当、出張・外勤手当、時間外労働手当、休日労働手当があります。また、提携している施設が全国であり、その施設を格安で利用できるというシステムがあるとのことです。ただし、会社で直接予約することは不可能で、予約の際には間に違う会社が入ってしまい、少々面倒なシステムになっています。
健康診断など、人間ドックを無料で受けることができます。社員だけでなく、社員の家族も無料になるので、そういったところは良いところと言えるでしょう。社員交流のだめの部活動もありますし、毎週一日だけノー残業デーがあるとのことです。
福利厚生の面で他社に劣っているところは無いでしょう。
第一三共における薬剤師の就職・転職活動について
選考方法とエントリーシートについて
第一三共の選考は、エントリーシート・会社説明会・Webテストにグループディスカッション・集団面接・個人面接とが行われています。エントリーシートはWebで記入し、そのまま送信する形式がとられているとのことです。この際、会社の採用ページから記入及び提出をすることになります。新卒採用・中途採用に関わらず、採用ページに求人が載せられているので、一度チェックしてみると良いでしょう。
エントリーシートは職種によって細部が異なります。たとえばMRと研究開発職の場合。MRでは学生時代に何を努力したのか・何を工夫したのか、学生時代に一番良く取り組んだこととその成果、さらには成果を挙げるためになにをしたのか。修士論文のテーマなどがエントリーシートの項目となっています。
研究開発では、創薬に対する意気込みや、これから何を挑戦したいのか、その挑戦に活かすことのできる経験やスキルはあるか。英語での自己紹介文。チャレンジしたエピソードを写真や絵・文章として自由に表現するというような項目もあります。それぞれの職業でそれぞれのエントリーシート対策をしましょう。
面接対策はどうすればいい?
研究開発職の一次面接は個人面接となっていて、研究発表をするというものになっています。さらにそれに対しての質疑応答などもあり、厳格なイメージがありそうですが、内容が硬いイメージがある反面、雰囲気は和やかなものだそうです。
MRの一次面接はプレミーティングのようなもの。その次が個人面接で、学生時代がんばったことを7分間スピーチするというものがあります。さらには学生時代がんばったことやエントリーシートの内容が質問されるとのことです。最終面接は個人で、人によっては3回目の面接が無いということもあります。
研究開発の2次試験はエントリーシートの内容が半分で、そこから話を膨らませる形の質問がされることがあるとのことです。
まとめ
第一三共は年収も高く福利厚生も比較的充実しており、残業手当も支払われる・・・。それだけ聞いていれば、昨今の日本における一般企業と比べるとホワイト企業と言えるのではないでしょうか。実際にブラック企業だという話は耳にしませんし、そういったところは全く問題がありません。
選考に関しては和やかな面接でリラックスしすぎないようにすることが大切です。適度な緊張感を保って面接に挑みましょう。人によっては最終面接のタイミングが変わることもありますが、他人と比べて一喜一憂することなく、自分を貫き通すことが大切です。