田辺三菱製薬の薬剤師求人傾向

年収について

田辺三菱製薬の有価証券報告書から、5年間の平均年収のデータを抜き出し、さらにそれを平均してみました。平成22年が860万円、平成23年が878万円、平成24年が872万円、平成25年が868万円、平成26年が870万円。それを平均したところ、5年間の平均は869万円となりました。平均年齢は44歳、平均勤続年数は20年程度となっています。
20代後半の研究開発職で、年収は600万円程度となっており、30代後半では900万円を超える人もいるとのことです。MRだと20代後半で550万円程度、30代後半で700万円から800万円程度となっています。大塚製薬やエーザイなどと比べると劣りますが、特別年収が低いとは言えないでしょう。

50代になれば1000万円を超えている人も多いです。

手当・福利厚生・その他待遇

田辺三菱製薬においては、有給休暇は好きなときにとれるようです。取得しにくいような職場の雰囲気などもなく、取得することができます。ただし、消化率はそれほど高くなく、50%程度とのことです。有給休暇に加えて、連続3日間の休暇を取得できたり、アニバーサリー休暇などの制度があります。ただし、それらの制度は有給消化にあてられているそうです。

家賃補助や、各種祝い金などもあります。社員のサポート体制がしっかりしているようです。特に住宅補助関連は業界の中でも特に手厚くなっている傾向があります。ただし、待遇については満足していない人も多いのが現状です。

残業は?

残業はありますが、定時後の30分間だけは休憩時間として計上されてしまうため、その分についてはサービス残業になってしまいます。定時後30分を越えた場合は、30分単位で計上が可能となっており、サービス残業となることはほとんどありません。特に届出をすることなく、自己申告制で上司の承認さえ得ることができれば残業として認められます。

そういった体制になっているということは、どのような上司の下で働くのかによって残業代の有無が大きく異なるということです。幸い残業代を出さないような上司は少ないようですが、上司によってはそういうこともあると思っておいたほうが良いかもしれません。

また、社内一斉退社デーというものが決められているのですが、守っている人はほとんどいないようです。

田辺三菱製薬における薬剤師の就職・転職活動について

エントリーシート

田辺三菱製薬のエントリーシートでの設問の例を少し紹介します。

  • 学生時代に最も力を入れていたことは何か
  • 田辺三菱製薬で実現したいことは何か
  • 大学入学以降、研究または勉強で最も苦労したことは?
  • 大学入学以降、研究または勉強以外に力を入れたことはあるか、それは何か

以上のような設問内容もあるのですが、職種によって異なる設問を出していることもあります。たとえば研究開発職は研究内容にまつわる設問がメインとなっているのですが、MRでは学生時代全般のことにまつわる設問がメインとなっているのです。

面接など採用の傾向

田辺三菱製薬の面接は、たいてい2回あります。面接の雰囲気は人によってさまざまな感じ方をするのでしょうが、和やかだったと答える人が多いです。適度な緊張感を保ちながら、リラックスして面接に挑みましょう。

  • 志望動機
  • 学生時代何をがんばったのか
  • 研究内容
  • 周りから見た自分はどのようなものか

以上は新卒採用の際に面接で質問されることの例です。中途採用だと、学生時代にまつわる質問が前職にまつわる質問に変わりますが、たいてい内容は似たようなものとなっています。過去を振り返り自己を評価するというような内容の質問が多い傾向があるので、しっかりと自己分析をしなければなりません。逆に言えば、それさえしっかりできていればあまり問題無いと言えるでしょう。

まとめ

田辺三菱製薬の選考を受ける場合には、新卒採用も中途採用も関係なく、過去を振り返っておきましょう。過去に何か困った経験はあったか、それをどう乗り越えたか。何をどうがんばったのか、事細かにメモをしておきます。そうすることによって、面接でスムーズな受け答えができるのです。