持田製薬の薬剤師求人傾向

年収について

持田製薬で働く全職種の平均年収は、828万円です。これは、持田製薬株式会社の過去5年間の有価証券報告書に記載されている平均年収を平均した数字となっています。他の大手製薬会社などと比べると年収が低いですね。管理職や役職者を含めてこの平均ですから、少なくとも高いとは言えません。

薬剤師が就くことのある職種といえば、営業職に属するMRや研究開発・生産部門におけるさまざまな薬剤師職ですが、そういった部門の平均年収はどのようになっているのでしょうか。持田製薬の社員・元社員のデータから出してみましょう。

MRを含む営業系の職種は420万円程度となっています。研究開発および生産関係の職種の平均年収は、550万円程度です。どちらも低いですが、どちらかといえば研究開発職のほうが年収が高くなっています。ただし、算出したデータ元の平均年収がどちらも二十代なのでご了承ください。三十代の年収をそれぞれ見てみると、どちらにしても600万円は超えるとのことです。

研究開発は700万円や800万円を超えている人も大勢います。

手当・福利厚生・その他待遇

社員交流のための制度が豊富に用意されています。親睦会のような役割を果たしている社員会というのがあり、社員が月々いくらか負担して年に数回イベントが行われているとのことです。負担額は一人当たりそれほど高いわけではありません。社内サークルもあり、会社からの補助を受けて活動しています。

有給休暇は業務に支障が出ない範囲内で本人の意思を尊重して取得することができるとのことです。直前でも柔軟に対応してもらうことができます。また、有給休暇以外にも、勤続年数に応じて連続5日間のリフレッシュ休暇を取ることができる制度があり、仕事とプライベート両方の充実を図ることができるでしょう。

ワークライフバランスの良い会社だと言えます。

残業について

残業時間は部署によって変わります。研究開発および生産関連の職種だと、月々20時間から30時間程度の残業があるとのことです。残業代は、残業をした分だけしっかりと支払われます。ほぼ100%支給され、毎月残業代だけで10万円に達することもあるとのことです。その分だけ月給が高くなり、まだ基本給が20万円代だとしても高い年収を得ることができています。

MRは残業がほとんど無く、特にインセンティブがあるわけでもありません。また、MRはみなし残業制度がとられているとのことですが、基本給自体が研究開発職よりも低い場合が多いため、結局は月給が低くなるようです。研究開発職よりも給料が低い理由は残業にあるということですね。

持田製薬における薬剤師の就職・転職活動について

持田製薬の面接について

MRでも研究開発でも、基本的に面接は三回あるとのことです。面接の雰囲気はいずれも和やかな雰囲気で行われ、基本的にはエントリーシートの内容を深堀していくような内容になっています。また、自分が希望する職種について正しく理解しているのかなども問われるようですので、しっかりと理解を深めておきましょう。持田製薬の製品名についても問われるようです。

二次面接までは地方でも行ってくれたり、人事の対応が早かったりと何かと良い対応をしてくれます。それに対しての感謝を忘れずに、面接に挑みましょう。自己分析もそうですが、どちらかといえば企業分析などの情報収集のほうが大切です。

求人について

公開求人だと、持田製薬株式会社ではなく持田製薬工場株式会社の求人が多いです。ただし、持田製薬株式会社は派遣社員の受け入れも積極的に行っています。派遣社員業者に登録して派遣求人を探すというのもアリでしょう。正社員ということであれば、やはり企業の採用ページに直接アクセスするのが良いです。

まとめ

持田製薬株式会社は大手製薬会社に比べると年収が低く、待遇もあまり良くはないのですが、中堅製薬会社としては好待遇と言えます。残業をしてもいいということなら研究開発職が魅力的ですが、中途求人で研究開発関連の職種は出回りにくいです。新卒採用でも人数が少ないので、競争率が高いことを覚悟しつつ選考に臨みましょう。