ツムラの薬剤師求人傾向

年収について

ツムラで働いているすべての従業員の平均年収は、828万円となっています。これはツムラ株式会社の有価証券報告書を5年分集め、その中から平均年収を抜き出して平均したものです。平均年齢は43歳、平均勤続年数は20年と長く働いている人が多い傾向があります。それにしては年収が低いと言えるのではないでしょうか。

薬剤師資格者が就く仕事としては、MRや研究開発職などが一般的ですね。そういった職種として働いている人の年収を見てみると、MRも研究開発も年収に大差が無いことがわかります。34歳のMRで630万円、31歳の研究開発職で583万円となっており、それほど差はありません。個々の年収を見ていると、それぞれ500万円から600万円程度の年収を得ている人が多いです。

MRと研究開発職の差が無いという特徴があり、さらに業界内では年収が低いという特徴もあります。株式会社ツムラにおいて高い年収を求めるのはなかなか厳しいでしょう。

手当・福利厚生・その他待遇

土日祝日が休日となっていて休日出勤はほとんど無く、有給休暇も希望通りにしっかりと取得できるとのことです。MRでも研究開発職でもプライベートを大切にして働くことができます。MRにおいては自分で段取りをすることができるため、自分次第ではプライベートの充実を図りやすいと言えるでしょう。

家賃は50%程度の自己負担で賃貸に住むことのできる家賃補助があり、住宅手当も支給されます。社内食堂のメニューも豊富とのことで、栄養の偏ることの無い食事を取ることができるのは良いですね。社内食堂に飽きづらくなっています。

保養所などは保険料に見合った良いところがあまり無く、不満を覚えている人も多くなっています。伊豆と軽井沢にあるとのことですが、あまり期待はしないほうが良いでしょう。その他財形貯蓄や持株会・介護休業にメモリアル休暇などがあります。

残業について

MRも研究開発職も残業があります。どちらかといえばMRのほうが残業時間が長く、月々20時間から40時間はあるとのことです。研究開発職は残業が多くても月に20時間程度、普段は15時間程度に収まっています。ツムラは製薬業界の他社と比べると全体的に残業時間が短い傾向があるのです。

残業をしても残業代が支給されます。休日出勤はめったにありませんが、発生した場合にはしっかりと振り替え休日が用意されるとのことで不満材料にはなっていません。出張に関しても振り替え休日があります。

ツムラにおける薬剤師の就職・転職活動について

ツムラの面接について

どの職種を希望したとしても、面接の回数は三回とのことです。面接の雰囲気は始終和やかなムードとなっていて、堅苦しいようなことはありません。1次面接は短時間で雑談のように会話形式で進められるため、リラックスして臨むことができるでしょう。MRも研究開発などの専門職も、個人面接と集団面接があります。その順番が違うことがあるのですが、基本的には集団面接が2回、個人面接が1回です。

質問内容は特に変わったものはなく、自己分析がしっかりとできてさえいれば答えられるようなものばかりとなっています。すぐ答えられるような質問ばかりなので、長く話すというよりは簡潔に短く話す方が好印象です。

MRも専門職も人間性とその人の考え方が重視される傾向があります。人事の人も親切で話しやすい人が多いとのことなので、適度な緊張感だけを持って気軽に面接に臨みましょう。

求人について

中途採用求人は少なく、特に薬剤師が志すような職種の募集は滅多にありません。突然欠員が出た場合にのみ募集されます。時期はボーナス直後が多いとのことなので、ボーナスの時期前後には採用情報ページをこまめにチェックしておきましょう。

まとめ

ツムラは業界内でも年収が低く、福利厚生もあまり充実しているとは言えません。ただ、基本的な制度がしっかりと整っていて、それを社員が安定して利用できるようになっています。勤続年数が長くなかなか求人が発生しないかもしれませんが、中途採用でも諦めずにボーナス直後を狙って探してみましょう。新卒採用はリラックスして、自信を持って挑むことが大切です。