塩野義製薬の薬剤師求人傾向
年収について
塩野義製薬で働いている全従業員の年収を平均してみると、829万円となりました。これは5年分の有価証券報告書の平均年収を平均したものです。平成26年度の平均年齢が41歳、平均勤続年数は17年。決して年収が高いとは言えませんが、決して低いとも言えません。
30代になればいずれも800万円を超え、40代になると1000万円を超えるとのことです。有価証券報告書の平均年収と合致していますね。長い間働いて会社に貢献していれば、それが年収に反映されていくということです。
手当・福利厚生・その他待遇
有給休暇の申請は簡単で、比較的すぐに取得できる環境が整っています。有給休暇を取得するときには、口頭で上司に「有給休暇をとります」と連絡をして人事システムに入力するだけとなっているのです。それを妨げるような風潮もありません。おおむね取得状況は良好で、7割から8割ほどは消化できています。
残りの2割・3割は仕事が忙しいため取っていないという状況で、消化率が低い場合には会社や上司から消化するように促されるとのことです。有給休暇以外にも、勤続10年を超えてからは5年後とに5日間程度の休暇および報奨金がもらえる制度があります。実際にも取得できているとのことです。
女性の管理職登用にも積極的で、女性でも活躍の幅が広い企業と言えます。時短制度や育児休暇・産休などの制度もしっかりと整っており、利用可能。育児休暇明けに職場復帰する割合も高いとのことです。
残業について
どの部署でも残業があります。営業系の職種だと1日10時間から11時間の勤務時間となっており、月々40時間以上の残業があるとのことです。多い月だと60時間程度になることもあります。研究開発系の専門職は1日に9時間から10時間の勤務時間で、月々20時間から40時間までの間で残業があるようです。
ノー残業デーなどもあるのですが、会社全体で残業を良しとしないような気風は特に無く、ノー残業デー以外の勤務時間削減の取り組みなどはありません。プライベートよりも仕事を重視する傾向があり、社員もそれに納得の上で働いています。
塩野義製薬における薬剤師の就職・転職活動について
塩野義製薬の面接について
研究開発職はチームで仕事をしていますから、協調性を問いたいのでしょう。希望した職種によっては英語力が問われることもあります。最終面接では研究に関することを深く掘り下げて、研究で何に苦労し、その苦労をどう克服したのか・・・躓きとそこから挽回した方法について質問されることが多いです。
MRと研究開発両方に言えることなのですが、塩野義製薬では選考時点で考えているキャリアプランについて問われることが多い傾向があります。塩野義製薬では明らかに実現できないようなキャリアプランを話してしまわないように、自己分析と企業分析に基づいたキャリアプランを話すように気をつけましょう。
求人について
時期と職種に関わらず、中途採用の募集が多いです。求人サイトにも出回りますが、より正確な情報を得るならば塩野義製薬のホームページから採用情報にアクセスするほうが良いでしょう。2016年5月現在は品質保証・臨床試験や安全性情報の監査担当者・統計解析担当者・データマネジメント担当者・製剤研究者・MR・事業開発担当者の募集があります。
まとめ
塩野義製薬は年収とその他の待遇のバランスが良いです。残業は基本ですが、休日出勤はありません。毎週必ず2日間は休むことができます。ワークライフバランスは保たれていると言えるでしょう。女性にとってうれしい制度も多いですし、女性の職場復帰率が高いことを考えると女性薬剤師にとってはとても働きやすい職場だと言えるでしょう。
