ベーリンガーの薬剤師求人傾向

平均年収について

ベーリンガーの平均年収を、社員や元社員の口コミを基にして算出したところ、全職種の平均年収は、815万円程度になりました。その中でも、薬剤師の就くことのある営業系の平均年収は840万円程度、専門職の平均年収は900万円程度となっています。

給料の水準は、同業他社と比べても高いと言えるでしょう。MRであれば、固定給とボーナス以外にも業績賞与というものが発生し、業績賞与が支給された年度は、年収が非常に高くなります。ボーナスも固定給5か月分ですから、実質一年に17か月分の給料が支払われるということですね。

営業でも専門職でも40代まで順調に勤め上げれば1000万円の年収は超えることができます。

休暇について

産休や育児休暇が取得できるだけでなく、子供が生まれるごとにお祝い金が支払われるため、女性が働くにも良い会社であると言えるのではないでしょうか。また、月に3000円以上の医療費を会社負担してくれる制度や、住宅手当にリロクラブなど、福利厚生は充実傾向にあります。

勤続年数に応じて有給休暇に加算されるリフレッシュ休暇の制度もあり、休暇も多くとることができるでしょう。フレックス休暇は年に2回あり、これは消化しなければ失効してしまうとのことです。会社全体で休暇を取らせようという動きは特にありませんが、仕事を効率的に終わらせ、自主的に休暇をとるようにすれば、休日日数なども増えるのではないでしょうか。

残業について

ノー残業デイなどは特にありませんが、残業などダラダラと仕事をすることは、会社側が良しとしないようで、むしろ残業をしないほうが高く評価されます。残業を良しとする会社も多い中、残業をしないほうが評価されるという体制はやや珍しいと言えるでしょう。早く帰ろうという意図を汲み取ってくれるような雰囲気があるとのことです。

残業は評価されませんが、残業をした分はしっかりと時間外手当がつくので、その点は安心です。

ベーリンガーにおける薬剤師の就職・転職活動について

中途採用について

ベーリンガーの中途採用情報は、会社のホームページに出回るため、採用ページの「日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社」の欄を見ると良いでしょう。2016年6月現在出回っている求人は、薬理・探索研究スタッフと神戸医薬研究所薬物動態安全性研究部(PKNCS)の非臨床技術評価グループの求人です。薬剤師向けの求人が多い傾向があると言えます。

求人が出回る時期は、新卒入社が終わった後の数ヶ月が多いようです。

ベーリンガーは中途採用に特別力を入れているわけではなく、その求人数もあまり多くはありませんし、中途採用ではハードルの高い職種の募集が多いです。応募するには、研究開発など、製薬会社での専門職として働いた経験があることが前提となっています。

新卒入社では確保することができないような人材を確保するために行われていると考えられます。

新卒採用について

ベーリンガーの新卒採用面接の雰囲気は、アットホームだと感じる人もいれば、圧迫面接だと感じる人もおり、受けた人によって感じ方が違うようです。圧迫面接だと感じる人の口コミなどを見ていると、どうやら準備をしっかりとしていない人が多いように見受けられます。では、ベーリンガーの面接対策として、どのような準備をすればいいのでしょうか。

ベーリンガーの新卒採用は人間性を重視しているというきらいがあります。そのため、自己分析に力を入れることが大切です。自己分析さえ入念にできていれば、どのような質問にも対応できます。スキルは全く問われないわけではありませんが、ちゃんと薬学部を出た人であればスキルは特別求められません。

特別なスキルを求める職種は、中途採用で確保していますからね。

まとめ

ベーリンガーは年収が比較的高く、個人の裁量によって早く帰ることもでき、福利厚生も充実しています。魅力的な企業と感じる人も多いでしょうが、「個人の裁量にゆだねられている」という部分で苦労をする人もいるでしょう。自分自身がしっかりしていなければ、周りに流されて残業をしたり、残業しなければならないほどの仕事を抱え込んでしまったりしてしまうということです。

自分自身の管理能力が問われるということに気をつけて、検討しましょう。