調剤薬局の薬剤師求人
調剤薬局は慢性的な人手不足と言われています。そんな調剤薬局での薬剤師の求人。求人の選び方から、現在の転職事情についてお話させていただきます。
調剤薬局の薬剤師求人の選び方について
調剤薬局の薬剤師の求人は、どのようにして選べば良いのでしょうか。
給料の高さ
調剤薬局薬剤師の業界全体的に、給料の高さと人手不足度は比例します。給料が高いところほど人手に困っていることが多く、そういったところだと即採用ということも考えられるのでおすすめです。少しでも早く人材が欲しいので、初任給の高さで新規人手獲得をしようということですね。
どういったところが給料の高いところなのかというと、中小の調剤薬局。大手調剤薬局チェーンだと人手が安定していたり、初任給に関して規定があって引き上げることができなかったりということがあって、給料が低めに設定されているところが多いです。中小の調剤薬局は人手不足で、自由に給料を設定できるというところも多いため、給料が高めになっていますよ。
土日休みの調剤薬局もある
調剤薬局に平日も土日もありません。患者さんは平日土日に関わらず調剤薬局を訪れますからね。そんな調剤薬局の中でも、土日休みの調剤薬局も探せば見つかります。それを基準に選んでみるのもいいかもしれません。
どのような調剤薬局が土日休みのところが多いかというと、以下のとおり。
- 総合病院の目の前にあるような調剤薬局
- アルバイトを雇っていたり、経営者自らが出勤する調剤薬局
- その調剤薬局を利用する患者さんの多いクリニックや診療所が土日を休日にしている
- 都心の商業用ビルの中にある調剤薬局
以上の調剤薬局は、土日休みである可能性が高いですよ。経営者自らが出勤しているかどうかは、入ってからしかわからないですが、アルバイトを雇っているかどうかは、バイトの募集をいているかどうかで判断することができます。求人サイトなどでバイト募集がされているかを見て選ぶというのも手ですね。
調剤薬局は病院やクリニックと密接な関係にあるもの。近くにあるクリニックや病院の種類によっても忙しさや人手の多さが変わってきます。土日休み重視で選ぶのなら、総合病院の近くにあるというのは強みです。
ただし、その分人手がほかの調剤薬局に比べて多い傾向にあるので、ひとりひとりの給料は低いことが多いので注意が必要ですよ。
調剤薬局の転職事情
昨今の調剤薬局薬剤師の転職事情はどのようになっているのでしょうか。
募集が多く出回る時期
求人が多く出回る時期というのは、退職者が多い時期。その時期というのは、ボーナスが出る7月や12月。年度末なんかもキリがよく、転職先の正社員雇用求人などが出ていることも多いため退職者が多く、求人が多いです。
ただし、求人が多く出回る時期ではありますが、求職者もかなり多い時期です。その分倍率がアップしてしまうので、求人が多く出回る時期が就職しやすいとは一概には言えませんよ。
調剤薬局からの転職事情
昨今は調剤薬局から転職をする薬剤師も多いです。それは、薬剤師業界の中でも調剤薬局は給料が低い部類に入ることが理由。また、それ以外の理由に「国家資格を有しているし、業界全体が人手不足で転職先に困らない」というのがあります。ほかの業界に比べて転職はしやすいということですね。
また、調剤薬局は「とにかく誰でもいいから薬剤師が欲しい」という採用形態。その分就職はしやすいのですが、「自分自信が必要とされている」という承認欲求を満たすことができず、不満を覚える人も多いです。
その逆で、製薬会社の研究職などは「あなたが欲しい」という採用形態をとっています。その人個人の薬剤師としての力を考慮して、「この人なら研究を通してわが社に貢献してくれる」と踏んでいるわけです。そこにやりがいと自らの存在意義を感じ、転職をする人が多いというわけですね。
まとめ
調剤薬局薬剤師の求人についてまとめると、求人は給料の高さや土日休みかどうかという基準で選ぶのがおすすめ。求人は7月と12月、年度末に多く出るけれども、その分倍率は高くなる。
調剤薬局から別の職場に転職する人は多く、その理由は「研究職に興味がある」「自分が必要とされている職場にいきたい」「給料が低く6年間の勉強と釣り合わない」ということでした。
以上のことを参考に、求人を選んでみてはいかがでしょうか。
