ドラッグストアで働きたいという薬剤師が気になるもの、第一にお給料ですよね。そしてその次が手当。住宅手当や家族手当があるのとないのとでは、同じ年収の企業でも手元に残る金額がかなり違ってきます。
特に住宅手当は馬鹿にできません。住宅手当によって月々の出費が万単位で変わりますからね。しかしこのご時勢、住宅手当や家族手当をくれる企業なんてあるのでしょうか?また、こういった手当が出やすい企業に特徴はあるのでしょうか?今回はドラッグストアの手当についてご紹介していきます。
ドラッグストアに住宅手当は存在するのか?
結論から言いますとあります。しかもほとんどのドラッグストアで住宅手当があります。むしろ手当が出ないドラッグストアの方が少ないのではないでしょうか。
そのため、住宅手当の出るドラッグストアを探し出すことは決して難しくありません。
気になる住宅手当の相場は?
大手のドラッグストアのほとんどが住宅手当を支給していますが、支給の仕方や金額はそれぞれ全く異なります。代表的な支給パターンをいくつか見ていきましょう。
パターンその1:一律支給
住宅手当を月にいくら支給するので、たりない分は自分で出してくださいね、というのがこの支給方法です。月に1万円から2万円支給の所がほとんどです。家賃補助というイメージでしょうか。
自分で好きな家に住んでいいよ、という所もあれば社宅に済むなら補助するよという所もあります。企業によっては家賃と光熱費も合わせて一律2万円なんていう所も。この場合、電気や水道はいくら使っても支払いは一律金額となるため、かなりお得です。
パターンその2:○○円まで支給
こちらは自分で借りた家か社宅かは関係なく月に○○円までなら住宅手当を出しますよというもの。
多い所では月に5万円も支給してくれる所もあります。支給金額内の家賃の家に住めば実質支払い額は0円で済むので、こちらもかなりお得です。
パターンその3:家賃の○割支給
家賃の全額は出せないけど○割は会社で負担するよというものです。好きな物件を選んで住むことができるので我慢して社宅に住みたくない人に向いていますね。
6割から7割負担の企業が一般的です。ただ、会社によっては家賃の上限を設定している所もあるので、あまりにも高い物件には住むことができません。
住宅手当を貰いたいならコレに注意
このように住宅手当は様々な形で支給されているのですが、企業によって支給される条件が違い、場合によっては住宅手当を貰えない可能性もあります。
- 自宅通勤を途中で社宅に変えることができない。
- 実家から○○キロ以上離れていないと支給されない。
- だいたいの企業には支給額に上限がある。
無条件で住宅手当を支給してくれる所はあまりないので、どういう条件で貰えるのかは確認しておくべきです。
家族手当が貰えるドラッグストアってあるの?
次に家族手当についてお話していきますね。家族手当とは配偶者や子どもがいる人に対して支給される手当です。
扶養手当という呼び方もされます。家族を抱えている社員にも安心して会社で働いてもらえるように支給される手当です。実はこちらの手当は住宅手当とは違って支給してくれる企業はあまり多くありません。
というかほとんどの企業ではこの家族手当は支給されていません。
家族手当とは高度経済成長期の深刻な人手不足を解消するためにできた福利厚生で現在ではどの企業も支給を止めてしまっているのです。しかし、探せばまだ家族手当を支給してくれる企業もあります。
家族手当の相場は?
家族手当は生活費の足しとよりも、働いている社員に安心感を与えるのが大きな目的なので、金額はそこまで大きくありません。
1人あたり5000円という所もあれば、一律で1万円支給というような所もあります。ちょっとしたお小遣い程度ですね。
家族手当を貰うならどういう企業が狙い目?
今やほとんどの企業が支給を止めてしまった家族手当。僅かながら支給してくれる企業は残っています。
では、どのような企業が家族手当を今も支給しているのでしょうか。
- 地域に積極的に貢献しており、特に子育てに力を入れている企業。
- 大手ではない規模の小さなドラッグストア。
このようなドラッグストアは家族手当を支給している場合が比較的多く見られます。家族や子どもを大事にする社風であれば、もちろん社員の家族も大事にしようと思ってくれます。
また、小さなドラッグストアもできるだけうちの会社で長く働いて欲しいという思いから家族手当を支給している所もあります。
まとめ
職場を探す上で誰もが年収に重きを置きますが、福利厚生もしっかりとチェックしておいてほしい項目の一つです。特に住宅手当があるのとないのとでは、月々の出費がかなり変わってくるためお金を貯めたい方や家族を養いながら働いている人にはとても重要なチェックポイントとなります。
また、今では支給している企業も少なくなってきた家族手当ですが、探せば大手の企業でも支給してくれます。ぜひ、このような手当もしっかり考慮した上で働き先を探していきたいですね。