秋田県の薬剤師会・病院薬剤師会ガイド

秋田県薬剤師会の特徴と利用方法

秋田県薬剤師会には、鹿角・大館北秋田・能代山本・秋田中央・本荘由利・横手・湯沢雄勝の6つの地域薬剤師会があります。そういった地域薬剤師会と、職域部会・委員会とで成り立っている組織です。入会については、各地域薬剤師会や秋田県薬剤師会に直接問い合わせましょう。ホームページ上には情報がありません。

以下、秋田県薬剤師会の問い合わせ先です。

最寄り駅は秋田駅です。秋田駅から大通りを歩いてすぐのところにあります。近くには脳血管研究センター・成人病医療センターなど各種医療関係のセンターが経っているのでわかりやすいですね。千秋公園が目の前にありますし、駅から近いので迷うことは無いでしょう。

秋田県薬剤師会の求人紹介

秋田県薬剤師会は、薬剤師無料紹介所を運営しています。県内の薬剤師・県外からAターン希望の薬剤師・薬科大学の学生・県内の薬剤師募集の事業所などであれば利用することが可能です。会員のみ利用可能というものではなく、県内で就職する薬剤師に広く開かれています。

最新の情報については、インターネットで閲覧できます。ただ、求職するには来所が原則となっているので、必ず秋田県薬剤師会館の薬剤師無料紹介所に出向かなければいけません。利用するには、来所にて求職票を提出します。

どうしても来所できないという人は、電話・FAX・メールなどでの情報提供も可能ですが、県外などの場合のみのサービスです。

希望する事業所があれば、紹介所の仲介または本人から事業所の担当者に連絡をとります。自分で連絡を取ることができない人は、紹介所に仲介に入ってもらうことができるので楽ですね。その後、面接に行き、採用されれば紹介所に以下の内容について連絡しなければいけません。

• 採用施設名
• 勤務形態
• 氏名

以上の情報を連絡しましょう。

また、事業所によっては職場見学も可能なので、職場見学をしたい人は問い合わせてみると対応してくれます。

インターネットの情報閲覧は、簡単な求人検索システムによるものです。検索条件は「勤務形態」「地域」のみの簡単なもの。地域に関しては指定せずとも検索できますが、勤務形態は「常勤」「パート・臨時」のいずれかを選ばないと検索できません。

検索すると、番号と業種（薬局か病院かなど）・勤務地に関しての情報のみ一覧で表示されます。受付番号をクリックすると、仕事内容や採用人数・年齢・賃金・休日に関して詳しく見ることができるようになっています。

一般向けのイベント多数

秋田県薬剤師会は、一般向けのイベントも多数行っており、ホームページ内で情報が閲覧できるようになっています。薬剤師向けの研修会などに関しては会員専用サイトでのみ閲覧可能なので気をつけましょう。

どのようなイベントを行っているのかということを、2015年8月に実際に行われたイベントを例にとって説明します。2015年8月には、子供の薬剤師体験イベント「キッズファーマシー」というのを行いました。

これは薬剤師不足解消を図るため、薬剤師に関する知識を小さいうちから「体験する」という形で知ってもらおうという取り組みです。親が患者、子供が薬剤師となって実際に白衣を着てさまざまな体験をします。

• 粉をはかって分包
• 軟膏をねる
• シロップをつくる

お菓子をつかって模擬薬として体験を行うというものでした。秋田県薬剤師会はこのような取り組みを多数行っており、薬剤師不足解消に向けて取り組んでいます。また、薬剤についての知識などの普及にも取り組んでいるわけです。

薬剤師会に関するCM

秋田県薬剤師会では、お薬手帳などに関してテレビCMを打っています。この取り組みは平成15年から行われているもので、さまざまな広告賞などを受賞しているようです。このようなテレビCMという取り組みを行うことによって、お薬手帳の普及に力を入れています。

動画で紹介

薬剤師の仕事や薬物の取り扱いなどについて、文字だけではわかりにくい部分もあります。秋田県薬剤師会では、ホームページ上で動画を公開。動画で薬や薬剤師のことについて紹介することによって、県民に正しい知識を持ってもらおうという取り組みを行っています。

このように、秋田県薬剤師会はさまざまな角度から活動を行っているのです。

秋田県病院薬剤師会の特徴と利用方法

入会申込書を、秋田県病院薬剤師会のホームページからダウンロードして入会することができます。入会申込書は、ワードファイルでダウンロードすることが可能です。ダウンロードした後、そのままファイルに直接必要事項を記入して、メールに添付・送信することで申し込みを行うことができます。簡単に申し込みができるので、便利ですね。

その後、会費を納入することになります。会費は、正会員だと1万円です。特別会員Bは5千円・賛助会員は2万円となっています。ほとんどの人は正会員になるので、1万円払うと思っておけばいいでしょう。特別会員Bというのは何かというと、薬剤師で、特別会員A（賛同者）として認められない人のことです。

正会員でもなく特別会員にも当てはまらない場合に、特別会員Bとなります。秋田県の病院で勤務している薬剤師は正会員です。

秋田県病院薬剤師会の求人情報

秋田県病院薬剤師会ホームページ上の「会員施設の紹介」というメニューにアクセスすると求人情報を閲覧することができます。会員施設の紹介がそれぞれ地域ごとに行われているページで、薬剤師の募集を行っているところには星マークがついています。

色つきの丸マークがついているところは、施設のホームページを見ることができるところ。赤い星マークがついているのは、秋田県病院薬剤師会の「秋病薬報」や「病薬会報」で紹介された施設になっています。青い星マークが求人情報がある施設です。

求人情報を閲覧したい場合は、施設の青い星マークをクリックしましょう。そうすると、求人情報の利用規約が表示されます。内容としては、ここに掲載されている求人の責任は秋田県病院薬剤師会には無いということです。

同意すると、求人情報を閲覧可能になっています。求人情報は、秋田県病院薬剤師会ホームページ上でまとめられた情報というわけではなく、その施設のホームページの採用情報にアクセスすることができるというシステムです。

現在採用を行っているところのみ、星マークが表示されるシステムなのでわかりやすいですね。他の都道府県病院薬剤師会のように、情報がまとめられているわけではありませんが、それ故に情報の時間差が少なくて使いやすいシステムと言えます。

施設紹介には、求人情報だけでなく、薬局紹介やホームページ・病床数・住所と連絡先も表示されているので参考にすると良いでしょう。

学術講演会情報

学術講演会のお知らせを、秋田県病院薬剤師会のホームページで閲覧することができるようになっています。これは研修会情報というよりは、生涯研修講座に認定されている学術講演会の情報のみを閲覧することができるというものです。

研修会情報については、一般向けのホームページでは閲覧できないようになっています。秋田県病院薬剤師会主催の研修会への参加は会員の特権となっているので、会員向けページに掲載されているようです。

向こう1ヶ月程度の学術講演会の詳細情報を見ることができるので、興味がある人は一度見てみましょう。詳細情報はPDFファイルで閲覧することができるようになっています。

会誌バックナンバー

会員発表の紹介や、秋田県病院薬剤師会総会報告について、ホームページで閲覧可能になっています。それぞれ発行月と掲載号・演題について書かれており、掲載された内容についてもPDFファイルで閲覧可能です。

会員のうちの誰の発表なのかも見ることができます。それぞれ興味のある演題の会員発表のみを選んで閲覧することができるので、演題と照らし合わせてチェックしてみましょう。日常業務の参考になることも多く掲載されています。

総会報告は、入会前に見ておくといいですね。どのような総会が行われているのかを知ることは、その団体の中身を知ることにもつながります。入会を検討している人は、入会申込書を提出する前に一度でいいのでチェックしてみましょう。