「調剤薬局って残業ばっかりでもうイヤ！他にもっと働き易い職場ってないの！？」「今の調剤薬局はちっともお給料が上がらない！ドラッグストアだったらもっと収入が上がるのかな？」こんな風に思っている調剤薬局の薬剤師さんって実はたくさんいるんです！

このページでは現在、調剤薬局で悩みを抱えながら働いている薬剤師さんを対象に、他業種に転職することでその悩みを解決する方法をアドバイスしています！

  • 他業種のお給料の相場は？
  • 他業種に転職することでどんな悩みが解決できるの？
  • 収入を上げるにはどんな職種に転職すればいいの？
  • 子育てをしているママさん薬剤師にお勧めの職場は？

などなど、転職を考えている方にとって役立つ情報が満載です！！

現在、調剤薬局で働いていて少しでも転職に興味があるという方には大変役に立つ記事となっていますので、ぜひご覧いただき、お悩みの解決に役立てていただければと思います！

調剤薬局から転職した人はこんな理由で転職している

調剤薬局から転職する理由は薬剤師さんによって様々ですが、おおむね以下のような理由が多いとされています。

  • お給料が安いから
  • 嫌な上司がいるから
  • しつこくつきまとってくる患者さんがいるから
  • 職場の雰囲気がギスギスしているから
  • 有給が取れないから
  • 残業が多いから
  • 在宅医療が嫌だから
  • 土日に休みが取れないから
  • 管理薬剤師をやらされるから
  • 通勤時間が長いから
  • 門前のクリニックの医師が嫌だから
  • 休憩時間も取れないほどの激務だから
  • 無理矢理かかりつけ薬剤師にさせられるから
  • 事務員さんとの人間関係が悪いから
  • 上司や社長がパワハラをしてくるから
  • 同僚とのそりが合わないから
  • 後輩薬剤師が生意気だから
  • 先輩のお局薬剤師が嫌だから
  • 休日出勤をさせられるから
  • 同じ処方箋内容ばかりで飽きてしまったから
  • 別の薬局で経験を積んでスキルアップをしたいから

このように薬剤師さんが転職に踏み切る理由は実に様々です。

調剤薬局で働く薬剤師さんに多い悩みの内容は人間関係、お給料、残業などといわれていますが、最近の薬剤師さんは他にも様々な悩みを抱えているようです。

仕事をしている以上、悩みがあるのは当たり前のことです。なんのストレスもなく、毎日楽しく働いているという人の方がむしろ少数派でしょう。

ただし、その悩みが大きくなり過ぎて日常生活に支障をきたしてしまったり、1日の大半を憂鬱な気分で過ごしているというような場合には問題があるといえます。

こうした悩みを解決するためには色々な努力が必要になりますが、どうしても自分の力では解決できないような場合には、転職という最終手段に訴えることも必要になるでしょう。

上に列挙したような悩みを抱えており、その悩みが解消できないどころか日々大きくなってきているというあなたはすでに転職を考えるべき時期に入っているのかもしれません。

調剤薬局から転職したい薬剤師の転職先の選択肢一覧

ここでは、調剤薬局で働く薬剤師さんの多くが「転職したい！」と思っている職場や、その職場に転職することでどのような悩みが解決するのかについてご説明したいと思います！

調剤薬局から病院

調剤薬局から病院に転職すると、以下のような悩みを解決することができるでしょう！

仕事のマンネリ感から解放される！

調剤薬局って長く勤めていると、単調作業の繰り返しでマンネリしちゃいますよね。

「毎日同じような処方箋ばっかりで、もううんざり！もっと新しい経験を積んでスキルアップしたい！」と考えている薬剤師さんも多いことでしょう。

そんな方にこそ病院はお勧めの職場です！病院に転職すれば、より高度な内容の処方箋調剤を経験することができます。

また、病院では調剤以外にも病棟業務や注射剤のミキシング、他職種との交流、カンファレンスへの参加など調剤薬局では経験できない数多くの業務に従事することができます。

病院への転職は仕事に対する大きなやりがいを感じられるだけでなく、スキルアップを図るうえでも大いにプラスになることでしょう！

狭い村社会的な空間から逃れられる

調剤薬局の調剤室ってすごく狭いところが多いですよね！

こういう狭い空間で複数の薬剤師が仕事をしていると息が詰まりそうになって、人間関係もギスギスしがちです。

これに対して病院は調剤室も広く、他にも色々な場所を行き来して仕事をすることになるため、調剤薬局に特有のあの密閉感や閉塞感から逃れることができます！

広い空間でのびのびと働きたい方にとって、病院は大変お勧めの職場です！

調剤薬局からドラッグストア

ドラッグストアに転職することで解決できる悩みには以下のようなものがあります！

お給料が上がる！

調剤薬局のお給料の低さに不満を感じている薬剤師さんは少なくはありません。

「家族を支えるには今のお給料じゃやっていけない！」「来年子どもが私立の大学に進学するから多額の資金が必要になる！」などの悩みはドラッグストアに転職することで解決可能です。

ドラッグストアは一般に調剤薬局よりもお給料の相場が高く、転職によって年収を100万円以上アップさせることも難しくはありません。

特に薬剤師不足が深刻化している現在は給与相場も高く、絶好のチャンスといえるでしょう！

調剤の煩わしさから解放される！（OTC専任薬剤師の場合）

調剤が嫌いな薬剤師さんって意外と多いんですよね（笑）

「一歩間違えると大事故になるような責任の重い仕事はしたくない！」「医師の指示どおりに薬を出すだけの仕事なんてつまらない！」なんて思っているあなたにはドラッグストアはうってつけの職場です。

OTC専任のドラッグストアなら面倒な調剤業務から解放されるだけでなく、薬剤師が主役となってお客さんにお薬をチョイスしたり、健康相談にのってあげたりすることもできるため、充実した毎日を過ごすことができるでしょう！

患者さんとの人間関係が無くなる！

患者さんとの人間関係が憂鬱になってしまっている調剤薬局の薬剤師さんって結構いますよね。

特に、些細なことでクレームをつけられたり、逆に、患者さんから変に気に入られてストーカーまがいのことをされたりする薬剤師さんもいるようです。

そんな悩みを抱えている方にはドラッグストアがお勧めです！OTC専任薬剤師なら接客はありますが、当然のことながら患者対応はありません。

調剤薬局で患者さんとの人間関係に疲れてしまったという方はドラッグストアで気持ちをリフレッシュしてみるというのもよいのではないでしょうか？

調剤薬局から企業

調剤薬局から企業に転職すると以下のような悩みを解決することができます！

土日・祝日にきちんと休みが取れる！

土日・祝日にしっかり休みを取れるのは企業ならではの大きなメリットです！

ほとんどの調剤薬局って、日曜は休みだけど土曜は開局してますよね？

ですから調剤薬局で働いているとどうしても家族や友人との予定が合わせづらくなってしまいます。

その点、企業はほとんどの職場が土日・祝日や盆暮れ正月には休みを取れるため、プライベートライフを充実させられること間違い無しです！

収入アップが可能！

企業も規模によって年収は様々ですが、大手企業であれば調剤薬局よりもはるかに高い年収を手にすることも可能です！

たとえば、MRとして採用されれば年収が1000万円を超える例も珍しくはありません。

他にも、以前に私と同じ調剤薬局で働いていた薬剤師は、36歳の時に某有名企業の薬事申請関連部署に転職しましたが、転職時の年収は1000万円だと言っていました。

このように、会社によってはかなりの高年収が期待できるため、調剤薬局の給料に不満を抱いている方は企業の募集を狙うのもお勧めですね！

立ち仕事から解放される！

調剤薬局の仕事って1日中、立ちっぱなしでツラいですよね。

朝からずっと歩き回っているせいで、夕方になると足がパンパンにむくんだり、疲れでぐったりしてしまう方も多いことでしょう。

その点、企業はデスクワークが多いのが特徴で、特に学術担当業務、DI業務、コールセンター業務などはほとんど座った状態で仕事ができます。

「最近年のせいか立ち仕事がきつくなってきた…」なんていう方には企業への転職がお勧めです！

調剤薬局から他の職場に転職するなら『薬剤師専門の転職サイト』が必須

調剤薬局から他の職場に転職する場合は、以下のような理由からぜひ薬剤専門の転職サイトを使うことをお勧めします！

他業種の状況に精通したキャリアコンサルタントから的確なアドバイスをもらうことができる！

今までずっと調剤薬局で働いてきた人が、例えば「ドラッグストアに転職したい！」と思っても、何を基準に求人を選べばいいのかよく分からないですよね。

「募集要綱をよく吟味せずに山勘で適当な求人を選んだら、実はとんでもないブラック企業だった！」なんてことはよくあるんです。

その点、転職サイトを使えば、その業界に精通したプロのアドバイスを受けられるためこうした地雷求人も回避できます！

履歴書の添削や面接対策のサービスが受けられる！

皆さんは調剤薬局に就職したときはそれほど熱心に面接対策などしなかったのではないでしょうか？

調剤薬局は薬剤師免許さえあれば就職できるところがほとんどのため、調剤薬局に勤務している薬剤師さんははっきり言って面接とか苦手な人が多いんですね。

一方で、病院や企業への転職は競争率も高く、履歴書や職務経歴書の作成から面接まで、万全の備えで臨むことが不可欠になります。

そんなときに転職サイトを利用すれば、プロのコンサルタントから、面接マナーや予想される問答についてみっちりとレクチャーを受け、おまけに履歴書や職務経歴書までも細かくチェックしてもらえるため、企業や病院などの難易度の高い面接にも万全の備えで臨むことができますよ！

【現状別】調剤薬局から転職したい薬剤師にアドバイス

ここでは薬剤師さんが現在おかれている状況別に、その問題を転職によって解決する方法についてアドバイスしていきたいと思います！

調剤薬局から転職したい＋「子育てと両立したい」

子育てをしながら調剤薬局から転職したいと考えている方にはドラッグストアや病院のパートタイマーの募集を狙うのがお勧めです！

子育て中だとお子さんを保育園や幼稚園に送り迎えしないといけないので、できるだけ日中限定で働きたいですよね！

こうした状況では正社員で働くのは難しいので、子育てがあるうちは手堅くパートタイマーの求人を狙っていくとよいでしょう。

パートならかなり時間の融通が効くので、10:00～14:00のシフトでOKなんていう求人もたくさんあります。

また、勤務日数も週2～3日から可というところがほとんどなので、無理せず自分のペースで仕事を始めることができます。

病院に転職する場合は、あまり忙しくない慢性期病院などを狙いましょう。

病院では看護師さんなどたくさんの女性スタッフが働いているため、院内託児所を完備しているところもたくさんあるのでぜひ、チェックしてみてください！

ちなみに、ドラッグストアに転職される場合は日曜に休みが取りやすく、経験も活かせる調剤併設型がお勧めです！

調剤薬局から転職したい＋「収入アップしたい」

収入をアップさせつつ調剤薬局から転職したい方にお勧めの職場は、ズバリ、ドラッグストアです！

企業も大手の製薬会社などであれば高収入を狙えますが、競争率が高いのが難点です。

その点、ドラッグストアなら調剤薬局出身者であれば、ほぼ間違いなく採用してもらえるため、収入アップを狙う方は積極的に狙っていきましょう！

また、お給料は調剤併設型の方が高い傾向にあるので、調剤薬局経験者には狙い目です！

こうした形態であれば、正社員ならば年収ベースで100万円以上アップさせることも十分に可能です。

また、ドラッグストアでは店長やエリアマネージャーなどの職種を狙うことでさらに年収をアップさせることも可能です。

さらに、大手のドラッグストアでは本社に配属されれば年収が1000万円を超すところもあり、調剤薬局では考えられないような高待遇になるところもあります！

調剤薬局から転職したい＋「プライベートを充実させたい」

プライベートを充実させたい方に一押しの職種はズバリ、ドラッグストアの派遣薬剤師です！

ドラッグストアは正社員になると残業などもあって結構大変ですが、派遣ならそのようなことはありません。

また、派遣であれば休みも比較的自由にとることができます。さらに地方に行くほど時給も上がるため短時間労働でも十分なお給料をもらうことができます。

実際に私が四国にあるドラッグストアで派遣薬剤師として働いていたときは、1日6時間労働でしたが、東京で正社員として働くよりもずっと高いお給料をもらっていました。

余った時間は存分にプライベートにつぎ込むことができるため、地方への移住が苦にならない方にはこのような形態もお勧めです！

調剤薬局から転職したい＋「煩わしい人間関係から逃れたい」

狭い調剤室でのギスギスした人間関係にウンザリしている薬剤師さんには、企業の学術やDI担当、コールセンターなどの仕事をお勧めいたします。

こうしたお仕事はデスクワークが中心で、マイペースで作業を進めることができ、それほど同僚とのチームプレーを必要とはしません。

調剤薬局に特有の派閥や、薬剤師同志あるいは薬剤師と事務員との確執などがないため、のびのびと自由に働くことができるでしょう。

また、こうした業種は企業の中でも採用のハードルも低く、比較的転職しやすいのもメリットになります。

調剤薬局での経験や医薬品についての知識も十分に活用することができる職種ですので、人間関係に疲れた方はこうした職種も視野に入れて転職活動をするのもよいのではないでしょうか？

調剤薬局から転職したい＋「スキルアップを図りたい」

スキルアップを狙って調剤薬局から転職したい方には病院の求人を狙っていくことをお勧めします！

病院の仕事は調剤薬局の延長線上にあるだけでなく、病棟業務などで医師・看護師・入院患者さんなど様々な人との交わりを通じて薬剤師としてのスキルを大幅にアップさせることもできます！

普段は調剤薬局で扱わないような抗がん剤や麻薬などの知識も身に付き、注射剤調製などの技術も修得することができます。

その他、各種カンファレンスや学会に参加する機会も多く、薬剤師としてのスキルを大幅にアップさせられることは間違いないでしょう。

「このまま調剤薬局の薬剤師で終わりたくない！」という向上心にあふれる薬剤師さんはぜひ、病院に転職して一層のレベルアップを図られることをおすすめします！

調剤薬局から転職したい＋「今までとは違うタイプの仕事がしたい！」

調剤やOTC販売などのお薬を扱うタイプの仕事にはもう飽き飽きしてしまったという薬剤師さんもいるかもしれません。

そんな方には企業への転職がお勧めです！

企業ではMR、研究開発、学術、DI業務、治験コーディネーター、メディカルライター、物流センターの管理薬剤師などなど様々な職種があるため、きっとあなたのやりたいと思うタイプの仕事が見つかるはずです！

また、こうした職場では薬剤師以外の、いわゆる一般のサラリーマンの方々との交流をもつことができるのも大きな特徴でしょう。

スーツ姿でオフィスに出勤するだけでも今までとはかなり違った雰囲気を味わうことができると思いますので、現在の調剤一辺倒の生活にマンネリしている方はぜひ、企業への転職を考えてみてください！

最後に

今まで調剤薬局という狭い世界でストレスを抱えながら働いてきた薬剤師さんも、外の世界に目を向ければ様々な問題解決の手段が広がっていることがお分かりいただけたのではないでしょうか？

薬剤師が活躍できる場所は調剤薬局以外にも数多くあります。

現状の不満を解決するためにも、転職という手段によって皆さんが新たな世界への第一歩を踏み出されることを期待しています！