神奈川県薬剤師会の特徴と利用方法
概要
1890年に創立された薬剤師会。
最寄り駅:根岸駅
薬剤師の倫理感を高めることと、職能の向上・薬学と薬業の進歩発展を主たる目的とし、県民の健康増進・福祉・保健衛生など地域医療の向上に貢献するという役割を持っています。会員数は平成27年4月現在、約4900人。
公益社団法人の形式をとっていて、薬剤師や活動の理念に賛同する人が自由に加入することができます。
定期的に開催されている常務理事会や、理事会・総会をはじめとして、さまざまな委員会で構成。委員会は14の委員会で構成されていて、倫理委員会・総務委員会・広報出版委員会・学術大会実行委員会などがあります。
会員は、正会員・賛助会員・名誉会員・有功会員の4つの会員種別で構成。正会員というのは、神奈川県の薬剤師の会員のことです。賛助会員は薬剤師ではないけど薬剤師会の目的などに賛同して入会した個人や団体の会員のこと。神奈川県以外の薬剤師も賛助会員になることができます。
名誉会員は、薬学の発展に大きな貢献をした人がなることができるもので、有功会員は特に功績を挙げたと認められる人がなることができるものです。
入会について
入会するためには、入会申込書に必要事項を記入して、神奈川県薬剤師会に送ります。送り先は概要で述べている住所です。その書類を理事会が承認することによって手続きが完了するというシンプルなシステム。
入会申込書の用紙については、管理課に問い合わせる必要があります。
入会するためには書類のほかに入会金も支払わなくてはいけません。入会金は、第1種会員と賛助A会員が共通していて6万円。この「A」というのは各会員種別のランクです。このランクによって、支払う年会費などが違います。
賛助会員にはCからAのランクがあり、それぞれ年会費も違うので注意が必要です。C会員は企業や団体(主に医薬品メーカー)が分類され、12万円の年会費が必要になります。B会員は薬品製造・卸業・販売業や、薬剤師会の目的や活動に賛同している非薬剤師が分類されるもの。年会費は7200円です。
賛助A会員は、薬局や店舗販売業・卸売り販売業の経営者だけど自分自身は薬剤師ではない人が分類されます。3万3千600円の年会費が必要です。
正会員については、第2種と第1種のみ。第1種は薬局や店舗販売業の経営者・管理者である薬剤師が分類され、3万6千円の年会費を払います。第2種は、それ以外の薬剤師で、1万4千400円の年会費が必要になっています。
神奈川県薬剤師会の求人システムの利用
神奈川県薬剤師会のホームページには求人情報が掲載されています。そのシステム利用案内(求人情報を掲載したい人向け)も同じ項目で見ることができるようになっていますね。掲載されている求人への応募は、各担当者に直接連絡しなければなりません。
求人情報なのですが、勤務地から検索をかけることができる機能があって非常に便利。ただ、一つ一つの求人に書かれている内容が少し薄い傾向にあります。項目自体はとても充実していて数が多いです。薬局名も公開されていますし、雇用形態・雇用期間・所在地・仕事内容・未経験の可否・勤務時間・急速時間・休日・給料・各種手当て・採用人数・担当者の情報なども掲載可能となっています。
ただ、掲載可能な情報量に対して実際に掲載されている情報が少し少ないところが多いです。特に有名チェーンの薬局にその傾向が強いので、有名チェーン店の待遇などについては同じ会社が経営している別の薬局の情報を求人サイトで見るなどして参考にしなければいけませんね。
研修会
研修会の情報は掲載されていますが、少し見づらいかもしれません。東京都の薬剤師会ホームページは表で一覧表示されていますが、神奈川県は一つ一つに見出しをつくって少々細かく書かれています。それぞれクリックすると情報量の多いページに飛ぶことができるところは良いですね。
だいたい一月に3回程度、違う内容の研修会が開かれています。各地域が主催している研修会を含めるともっと多くなり、神奈川県は研修会が盛んに行われている傾向があるようです。2015年11月は、神奈川県薬剤師会主催の研修会が3回、地域主催が4回開かれています。
神奈川県病院薬剤師会の特徴と利用方法
概要
住所:横浜市磯子区西町14-11神奈川県総合薬事保健センター406号室
電話番号:045-761-3345
入会について
神奈川県病院薬剤師会に入会するには、まずホームページにアクセスする必要があります。ホームページから入会届けをワード形式でダウンロードして、そのままPCで必要事項を記入。届出用紙の中にメールアドレスが記載されているので、そのアドレス宛に入会届けを添付して送信することによって手続きが行われます。
会費は年額で6000円なのですが、日本病院薬剤師会の会員にもなる必要があるので、その会費が8000円。合計14,000円の年会費を支払うことになります。登録内容の変更や退会届なども同様にしてホームページ内でダウンロードして記入、メールアドレスに送信することによって申請しましょう。
研修カレンダー
研修会の情報に関しては、神奈川県病院薬剤師会ホームページ内で確認が可能です。カレンダーで確認することができるようになっていますが、リストにて確認することもできます。
カレンダーはグーグルカレンダーが使用されているので、普段からグーグルカレンダーを利用している人にとってはかなり便利ですね。カレンダーに表示されている研修会の予定をクリックすれば、日時と場所・ちょっとした説明を見ることができます。
日時についてだけは、カレンダー内にも表示されているので、クリックしなくても予定あわせくらいは可能です。説明の中に「詳細」というボタンがあるので、それをクリックすればグーグルカレンダーのページに飛びます。
そこから添付ファイルによって、それぞれの研修会情報をPDFで確認することが可能です。ものによってはその添付資料がそのまま受講申し込みになっている場合もあるので必ずチェックするようにしましょう。
グーグルカレンダーを使っているので、マイカレンダーに研修会情報をコピーすることも可能です。
リストに関しては、PDFで閲覧可能。そこで掲載されているのは、研修名と対象者・目的と目標・形式(講義かテストがあるかなど)・時間(研修会にかかる時間)・定員・参加費用・備考(共催者など)・担当委員会についての情報のみです。詳しくは、カレンダーから詳細にアクセスし、添付ファイルを開いて確認しなければいけません。
神奈川県病院薬剤師会が開いている研修会はそれほど多いわけではありませんが、月に3から4回ほどは開かれています。月の半ばに開かれることが多いので、カレンダーをチェックしておきましょう。参加できそうなものや、気になるものがあればマイカレンダーにコピーすると良いでしょう。
求人案内
神奈川県病院薬剤師会はホームページ上に求人掲載システムがあります。ただし、掲載される求人情報は登録者の責任によって掲載されるもの。神奈川県病院薬剤師会が情報の内容を保証してくれるというものでは無いことに注意しましょう。
また、掲載されている求人情報を基にして求人を斡旋するなどは行っておらず、単に利用者が登録し、利用者が閲覧するだけのシステムになっています。質問なども神奈川県病院薬剤師会側は受け付けていないので、問い合わせたい場合は求人情報を登録している病院に直接問い合わせるようにしましょう。
求人情報は、最新のものが求人案内ページのトップ一覧で表示されています。それぞれの求人先の施設名のみが表示されていて、「続きを読む」をクリックすることによって求人の詳細を確認することができるという形式です。
検索については、それぞれの地区で検索をすることができます。神奈川県の簡単な地図が表示されていて、その地図内で地区を選ぶと検索できるというシステムです。
求人情報の詳細には、「施設名」「ホームページURL」「施設コード」「所在地」「電話番号」「職種」「採用人員」年齢制限」「勤務時間」「備考」といった情報が掲載されています。備考には、応募条件・勤務体制・病院の特徴と業務内容が書かれていることがほとんど。
それぞれ求人によっては、その施設が対応しているスキルアップ(専門薬剤師や認定薬剤師など)制度についても紹介しているので必ずチェックしておきましょう。求人には、応募用メールから連絡をとることによって応募可能です。