山梨県薬剤師会の特徴と利用方法

山梨県薬剤師会は、平成23年に一般社団法人に移行し、現在の形をとっています。800名以上の会員を有していて、医薬分業を推し進めるように活動を行っている。その成果か、山梨県の医薬分業率は7割を超えています。

山梨県薬剤師会には、次の9つの地域薬剤師会があります。

  • 甲府市薬剤師会
  • 笛吹市薬剤師会
  • 東山梨薬事司会
  • 峡北薬剤師会
  • 中巨摩東薬剤師会
  • 南アルプス市薬剤師会
  • 峡南薬剤師会
  • 東部薬剤師会
  • 富士五湖薬剤師会

それぞれの地域薬剤師会については、それぞれのホームページなどでご確認ください。山梨県薬剤師会の連絡先などは、以下のとおりです。

・一般社団法人山梨県薬剤師会
〒400-0027
住所:山梨県甲府市富士見1丁目2-4
電話番号:055-254-3400(薬剤情報センター:055-255-1507)
FAX番号:055-254-3401

JR甲府駅から山梨交通バス「県立中央病院」行きで並木通り商店街バス停下車後徒歩一分程度でつきます。車でのアクセスだと、中央自動車道甲府昭和ICから約20分。近くには山梨県立大学などがあります。

入会金は、薬局・店舗販売業などの管理薬剤師にのみかかるものです。1店舗目が30万円・2店舗目が10万円・3店舗目以降は入会金がかかりません。入会金のほか、1店舗目に25万円・2店舗目に10万円の快感運営負担金がかかります。これも3店舗目以降はかかりません。

年会費は以下のとおり。

  • A会員(卸売業者)が6万6千円
  • A会員(薬局など)が4万円
  • B会員が9千円
  • 賛助会員が9千円

以上の年会費は山梨県薬剤師会の年会費のみで、厳密にはそこに日薬会費が加わります。金額はB会員以外1万8千円で、B会員だけ7千円です。さらに、甲府市薬剤師会または富士五湖薬剤師会以外の地域薬剤師会に所属する場合は、地域薬剤師会の年会費もかかります。

  • A会員(卸)が2万円
  • A会員(薬局)が1万8千円
  • A会員(店舗販売等)が9千円
  • B会員と賛助会員が1,800円

研修会のお知らせ

山梨県薬剤師会が主催する研修会の情報について、山梨県薬剤師会のホームページ内で閲覧できるようになっています。閲覧可能なのは主催する研修会のみで、共催の研修会については掲載されていないので閲覧不可能です。

一覧表示で研修会情報を閲覧することができます。一覧には、NO・研修会名・開催日時・会場・参加費・締め切り・情報提供や演題・講師についてなどの情報が掲載されています。過去の情報も載っているので、日時をしっかり見て未来の予定のみを見るようにしましょう。

入会前に、過去にどのようなものが行われていたかを知りたいというのであれば、過去のものを見ることができて便利かもしれません。研修会の参加については会員でなくても参加することができますが、参加費用などが変わる場合があります。

薬剤師会の会員は無料だけど、薬剤師会員以外は参加費用がかかるということもあるのです。ただ、同じタイトルの研修会でも回が違うだけで参加費用が変わることもあるので気をつけましょう。また、一覧に表示されている以上の情報は見ることができないということにも注意してください。

薬事情報やまなしのアーカイブ配信

山梨県薬剤師会のホームページ内「薬事情報センター」というページの中で、薬事情報やまなしの過去配信分を閲覧することができます。これは毎月発行されている山梨県薬剤師会の情報誌ですが、会員以外でもアーカイブ配信にて閲覧することができます。

どのような情報が配信されているのかを入会前に見ることができるので、山梨県薬剤師会への入会を考えている人は一度確認してみましょう。

山梨県病院薬剤師会の特徴と利用方法

・事務局および会員登録担当
〒400-0027
住所:山梨県甲府市富士見1-1-1 山梨県立中央病院 薬剤部内
電話番号:055-253-7111
FAX番号:055-253-8890

入会するには、まず山梨県病院薬剤師会のホームページにアクセスし、そこから入会届けをダウンロードする必要があります。入会届けはワードファイルでダウンロード可能です。そのままワードファイルに直接必要事項を入力して、メールで送信します。その後、案内に従って年会費を納入し、入会することになります。

学術講演会・セミナー案内

山梨県で行われる学術講演会や、セミナーの案内についてホームページで閲覧することが可能です。日時・場所・タイトル・県病薬認定か否かが表でまとめられています。新しい情報から並んでいてわかりやすいですね。

タイトルをクリックすると、それぞれの講演会・セミナーの詳細にアクセスすることができます。参加費が必要なものに関しては、タイトルの横に「参加費が必要」と赤文字で書かれているのでわかりやすいですね。

詳細はPDFでのチラシのようになっていて、それぞれ書式が違います。日時や場所・詳しいプログラムが記載されているので、気になるものがあれば必ずチェックしておきましょう。

山梨県病院薬剤師会は、かなり頻繁にセミナーやフォーラムを行っています。12月と1月には数が少なくなりますが、基本的に毎週何かしら開催されているようです。場合によっては同じ日に2つ、3つのセミナーが重なっているということもあるので、日時には十分に注意しておきましょう。

山梨県病院薬剤師会の求人情報

会員施設の一覧をホームページで閲覧することができ、そこに求人の有無が書かれています。一覧表には、施設名・薬剤部の有無・簡易懸濁法実施の有無・求人の有無・住所・電話番号について記載があります。

求人がある場合には赤い丸と指の動く画像が記入されていてわかりやすいです。赤い丸をクリックすると、PDFで求人情報が開かれます。担当者や問い合わせ先などがトップに書かれているので、チェックしておきましょう。

内容としては、募集内容と採用予定人数・基本給・手当て・ボーナス・勤務時間・福利厚生・選考方法・募集書類についてと掲載日が記載されています。掲載日は最後に小さく書かれていますが、必ずチェックしておくようにしましょう。

掲載日があまりにも遠いものはもう採用を行っていないことがあります。掲載日を確認し、採用を行っているかどうかわからなくて不安だという場合は、最初に書かれていた連絡先に問い合わせましょう。

山梨県病院薬剤師会の会員施設はまだまだ数が多くなく、求人数も少ないです。そのため、ここの求人をあてにするのではなく、最初に確認しておく程度にしておきましょう。それからハローワークや薬剤師転職サイトを利用するといいですね。

掲示板

山梨県病院薬剤師会のホームページには掲示板があります。実際に掲示板を利用することができるのは会員のみとなっていますが、掲示板の現状などは掲示板の入り口で知ることができます。

例えば、掲示板での営業行為が頻繁に行われていたようです。ネットでビジネスチャンスを見出す試みというのはどこでも広がっていますが、病院薬剤師の間でもあるようですね。そういったビジネスの話を掲示板でするのはNGとのことです。

会員になった際に利用することができる、貴重な意見交換の場となります。他の病院に勤務している薬剤師と意見交換・交流をすることができるところなので、利用してみるのも勉強になって面白いかもしれませんね。