中外製薬の薬剤師求人傾向

年収は平均どれくらい?

過去5年間の、中外製薬の有価証券報告書から、5年間の平均年収の平均を算出してみたところ、915万円となりました。他社よりもやや低いですが、低すぎるということも無いでしょう。平成26年度だと937万円、平均年齢が41.5歳、平均勤続年数が16年となっています。これは中外製薬全体のものですが、薬剤師の平均年収も似たようなものとなっていると考えられます。

30代で実際に中外製薬で働いている人の平均年収は、700万円から750万円。役職者の年収などを差し引いて考えるとすれば、有価証券報告書の平均年収と合致すると言えるのではないでしょうか。そのうちでMRの平均は690万円程度、研究開発・生産管理や品質管理などの専門職だと700万円が平均となっています。

福利厚生やその他待遇について

休暇制度が充実しており、有給休暇とは別に年3日のフレックス休暇というものがあります。さらに、勤続年数ごとにもらうことのできるステップアップ休暇というものもあるとのことです。この休暇を利用して、社員は羽を伸ばしてエネルギーを充填したり、1週間程度の短期留学に行ったりしています。

有給休暇の消化率も8割程度の取得率となっており、他企業より高いです。中外製薬は社員のワークライフバランスに力を入れていると言えるのではないでしょうか。アニバーサリー休暇というものもあります。

また、有志によって行われている運動部の活動が活発のようです。クリスマスパーティなど、社員交流のためのレクリエーションなども用意されています。そういった楽しみに繋がるような福利厚生が充実しているだけでなく、各組織・各職場で業務時間削減に向けた取り組みをしているなど、社員が働きやすいようにする取り組みも盛んです。

昨今、女性の育児休暇取得などを積極的に行う会社が増えていますが、中外製薬は女性だけでなく、男性の育児休暇取得についても積極的に行われています。

中外製薬における薬剤師の就職・転職活動について

選考方法とエントリーシートについて

エントリーシートはWebで記入してそのまま送信する形のものです。研究開発職では、現在何を研究しているのか・中外製薬の志望動機、職種の志望動機を記載する欄があります。設問は全て一般的なものであり、中外製薬ならではという変わったものはひとつもありません。MRについても同じことが言えます。学生時代に努力したこと、学生時代に問題解決した事例など、他企業でも・他業種でも問われるようなものばかりです。

面接対策はどうすればいい?

面接内容は、年度や担当者によって大きく変わるようです。人によっては「一次面接から最終面接まで、始終研究の話ばかりしていた」ということもあれば、「研究内容については深くツッコミを入れられることはありませんでした」ということもあります。研究開発職で質問されがちな研究内容については、研究のビジョンについて自分なりに説明できればそれで問題ありません。それだけは、しっかりと対策しておきましょう。

また、MRも研究開発職もその他の職種でもそうなのですが、中外製薬は自分自身の人となりが面接でチェックされることが多いです。質問内容も個人のことを詳しく知るためのものばかりとなっています。自己分析は怠らず、自分から見た自分だけでなく、友達・恋人・親友などから見た自分のことについてもまとめておきましょう。

まとめ

中外製薬は年収よりも福利厚生が充実しており、中でも休暇制度がとても多いです。有給休暇の消化率も高く、各種長期休暇も取得可能。男性が育児休暇を取得できるというのも男女平等で良いですね。ワークライフバランスを保ちたいという人には適した企業と言えるでしょう。

新卒採用も中途採用も、採用情報は企業の採用ページに出回ります。採用ページで現在どの職種が募集されているのかをしっかりとチェックしておくことが大切です。よく求人が出回るのはボーナス後となっています。ボーナス後は必ずチェックしておきたいところですね。