アース製薬で働く薬剤師の待遇について
平均年収はどれくらい？
アース製薬株式会社の平成22年度から26年度までの5年分の有価証券報告書を基に、過去5年間の平均年収を算出してみたところ、全職種の平均年収は656万円となりました。アース製薬で薬剤師が働いている、研究開発などの専門職の平均年収は、650万円です。
研究開発の年収データは、社員や元社員の口コミを基に算出していますが、全職種の平均年収とほとんど一致していますね。ちなみに年収データをとった社員の平均年齢は約30歳ですから、30代前半で650万円前後の年収を得ることができると考えることができます。
そのボーナスも含めて、30歳で年収が650万円程度になるということですね。
有給休暇は取得できるのか
有給休暇の取得率は、2割から4割程度と比較的低いです。5%未満だという職場・人もいるということで、有給休暇の取得はあまり望めません。少なくとも、好きなときに取得できるわけではないのでしょう。ゴールデンウィークの休みに有給を充てたりと、元々ある連休を有給とするようなことがあると考えられます。
有給休暇の消化を促進するような取り組みも無いとのことです。ただ、リフレッシュ休暇に関しては、強制的にでも取らせるように努力をしています。強制的に取らせるということですから、これもあまり好きなタイミングで取得できるものではないのでしょう。
休みは、比較的少ないと考えられます。
その他福利厚生について
住宅手当や地域手当は、就業場所によって大きく変動しています。東京と地方との間に、年間150万円ほどの差があるそうです。場合によっては、地方の役職者より東京の平社員のほうが年収が高いのだとか・・手当が支給されるのはいいですが、住んでいる地域によって年収が大きく異なるのは良い傾向だとは言えません。
社員の口コミによれば、仕事重視の社風なようで、プライベートを優先するような福利厚生などは特に設けられていないようです。満足しているかは置いておくとして、社員は福利厚生全般に、納得している人が多い傾向があります。
ただ、充実しているとは決して言えないでしょう。
残業はどのくらいか
薬剤師が働く専門職は、月に60時間以上の残業があります。対して営業職は月々20時間から40時間の残業時間です。営業職よりも専門職のほうが残業が多いというのは、製薬会社全体から見ても珍しいことだと言えます。
研究開発の年収の高さはこの残業時間から来ているのか、そう思う人も多いでしょう。ただし、そうとは限りません。20時間程度で「みなし残業制度」が設けられており、20時間を越えた分については支払われないとのことです。その結果、残業代は3万円程度となっています。
60時間から80時間残業をすることもあるのですが、40時間から60時間分の勤務時間は所謂サービス残業となってしまっているとのことです。残業時間が長く、残業日数も多く、それでいてさらに残業代も支給されない・・・ブラック企業と言えるでしょう。
アース製薬の薬剤師採用情報と面接対策について
中途採用について
2016年7月現在、中途採用求人は出されていません。ただ、リクナビで中途採用の募集が出されることが多いようなので、気になる人はリクナビをこまめにチェックしておくと良いでしょう。求人が出される時期は、オールシーズンです。アース製薬株式会社は、中途採用が非常に多いです。
中途採用求人に応募した人の口コミなどを見ている限りでは、この会社の採用関連はあまり評判が良くありません。応募して二週間放置した挙句、書類選考の不採用通知が届いたり、場合によっては一ヶ月以上放置されるというようなこともあります。応募する際には覚悟が必要でしょう。
アース製薬は退職者が多い
中途採用を多く出している企業は、退職者が多い企業ということになります。退職理由は上司と部下の関係性によるものが多いです。上司の中には、部下をこき使うだけ使って、恐喝・恫喝まがいのことをする人も大勢います。気に入らない部下を自主退社に追いやることもあるという話をよく聞くほどです。
応募する際は、そのこともよく理解しておいたほうが良いでしょう。
