愛知県薬剤師会の特徴と利用方法

概要

明治22年に設立されてから、現在にいたるまで改組を繰り返してきました。現在は一般社団法人愛知県薬剤師会となっています。正会員・賛助会員・名誉会員の三つの会員からなり、それぞれ愛知県内の薬剤師・薬剤師以外の愛知県民・薬剤師会の目的達成に対して功績のある者で構成されています。

平成27年度現在、松村薬局の松村章伊氏が会長をつとめ、運営されているものです。役員名簿はホームページ内で見ることができます。愛知県の薬剤師会の役員名簿は、その人が所属している薬局名などの勤務先も合わせて表示されているので参考程度に。

入会について

他の都道府県の薬剤師会と同じように、まずは地区薬剤師会に入会して、愛知県薬剤師会に入会するものとなっているのです。年会費についてはそれぞれの会員種別ごとに決められており、以下のようになっています。

  • A会員(薬局の管理薬剤師):48,000円
  • B会員(管理薬剤師以外の薬剤師):15,500円
  • B会員(管理薬剤師以外で日薬に入っていない人):8,500円
  • 賛助会員(薬剤師ではない):8,500円

なお、薬局を新規開局する場合には、その費用として入会時に10万円を支払うことになっています。

愛知県薬剤師会の求人情報サービス

愛知県薬剤師会のホームページ内には求人の検索機能はありません。求人情報に関しては、会員・非会員問わず閲覧可能となっています。検索機能は無いのですが、愛知県内の求人情報をリストアップしたリストによって閲覧可能です。

このリストには、薬剤師会の会員薬局と非会員薬局の両方が掲載されています。病院についても非会員のものも見受けられますが、ほとんどが薬剤師会所属の薬局です。登録NO、登録年月日・薬剤師会の会員かどうか、業種・所在地・最寄り駅・業務内容が記載されています。とても簡易的なリストです。

このリストから気になる求人を見つけることができたら、求職の申し込みをします。申し込みは直接連絡するという都道府県が多いですが、愛知県薬剤師会は薬剤師会館に出向いて申し込みをすることになっているのです。

愛知県薬剤師会館には、無料の職業紹介事業所窓口というのがあります。薬剤師会版のハローワークですね。そこで申し込み手続きを行うことによってのみ求職が可能。愛知県薬剤師会会員ではない人がこのサービスを利用するのであれば、薬剤師免許証の原本を持参する必要があります。

利用自体は会員・非会員の区別なく可能なので、気になる人は利用してみると良いでしょう。

なお、求人情報は正社員・パートの二つのリストに分かれています。リストはPDF形式でダウンロードではなく、インターネット上でそのまま閲覧可能です。求人登録をする期間は3ヶ月間で、その期間を過ぎると求人リストから求人が削除されるので気をつけましょう。

地域薬剤師会や関係団体など

愛知県薬剤師会のホームページ上で薬剤師が利用することのある機能は求人リストのみですが、愛知県薬剤師会のホームページから各地域薬剤師会のホームページにアクセス可能となっています。また、薬剤師会の関係団体にもアクセス可能です。

愛知県薬剤師連盟・NPO法人RPP・愛知県薬業協同組合など各団体のホームページへのリンクがあります。愛知県に住んでいる薬剤師なら、会員と非会員とに関わらずリンクが掲載されているページをお気に入り登録しておくと便利です。

また、休職申し込みは各地区薬剤師会の会館で可能です。わざわざ愛知県薬剤師会の会館に赴く必要は無いので、気をつけましょう。

愛知県病院薬剤師会の特徴と利用方法

一般社団法人愛知県病院薬剤師会は、事務所を愛知県名古屋市に置いています。詳しい住所や電話番号などはホームページなどに明記されていません。会館のようなものも無いため、問い合わせなどは愛知県病院薬剤師会ホームページで行いましょう。

ホームページにアクセスすると、右のバナーに「お問い合わせ」というものがあるので、それをクリック。そこから問い合わせ内容を書き込み、送信すると良いですね。

入会に関しては、まず入会届け用紙を手に入れる必要があります。入会届け用紙は、愛知県病院薬剤師会のホームページからダウンロードしてください。入会する際には、その年度の会費を振り込むことになります。

会費については毎年度違うので、一概に言うことはできません。問い合わせるなどしてその年度の年会費について情報を得てから振り込むようにしましょう。会費については、ホームページの「定款細則」においても確認することができます。

平成27年度の年会費については、正会員が2千円、特別会員が5千円、賛助会員が2万円です。基本的に変動はないようですが、毎年度決められるものと定められているので、一応確認しておきましょう。

勉強会の案内

愛知県病院薬剤師会ホームページ上で、勉強会情報を閲覧することができます。公開されている勉強会情報は、病院薬剤師会障害研修認定制度で認定されている愛知県内の勉強会がメインです。メインと言うだけで、そのほかにもあったりします。

ホームページでは、まずリストで「どの勉強会・研修会」が「何年何日何時から何時までにあるのか」が確認可能。それぞれのタイトルをクリックすれば、それぞれの勉強会の詳細にアクセスすることができます。ページは変わらず、ポップアップが表示されるのみです。

そこには、日付・場所・参加費・共催・主な内容・認定・その他・地図などの情報が記載されています。内容に関しては、勉強会ごとに変わりますが、詳しいものだと「何時からどんな演題があるか」と言うプログラム形式で書かれているのでわかりやすいです。

さらなる詳細に関しては、「詳細はこちら」から確認可能となっています。PDF形式でチラシのようなものが出てくるので、確認してみると良いでしょう。

さらに、ホームページでは県病院薬剤師会のメーリングリスト登録ができるようになっています。これに登録しておくと、愛知県内のさまざまな研修会・勉強会情報をメーリングシステムで取得できるというものです。便利なので、勉強会や研修会の参加を考えている人は登録しておくと良いでしょう。

勉強会データベースというものがあり、県病院薬剤師会が主催しているものから、共催・後援のものまで幅広く取り上げられています。最初のページでは表示されなかった勉強会も登録されますし、自分で勉強会情報を登録することもできるので見ておきましょう。

求人の登録閲覧

愛知県病院薬剤師会は、ホームページ上で求人情報の紹介を行っています。ただ、掲載している情報に関する質問や問い合わせには対応していません。掲載している求人情報の内容について保証するサービスでもなく、ただ単に求人情報を掲載しているだけのサービスです。

その他支援などは無いことを頭の中に入れておきましょう。掲載内容については、募集期間に関係なく3ヶ月に一度削除されるものとなっています。そのため、募集期間と掲載日時に注意して求人情報を見なければなりません。

中には募集期間が終わっているにも関わらず掲載され続けている求人情報もあるので気をつけましょう。求人情報は一覧形式で古いものから順に表示されています。登録日・地区・施設名・対象者(既卒・新卒)についてのみ表示されているという形式です。

施設名をクリックすれば求人の詳細について見ることができるようになります。検索も可能で、市区郡で絞って求人情報を見ることができるので検索機能を利用してみても良いですね。登録日の古い順・新しい順という並びも帰ることができるので、求人情報が多いときなどには並べ替えをしても良さそうです。

求人掲載数と更新頻度が高いわけではないのですが、求人を探すのであれば一度は見ておいても良いでしょう。